2017年はビットコイン(Bitcoin)は金融商品・投資先としての需要が高まっております。
しかし、ビットコインのチャートは今までのどの金融商品とも異なる値動きをします。
今回は、ビットコインの価格を予想するのではなく、ビットコイントレードの方法とちょっとしたトレードのコツを紹介します。
ビットコイン(Bitcoin)のトレード方法
ビットコイン(Bitcoin)の現物売買
ビットコインを始めるにあたり、多くの方は現物の売買になります。
FXなどのチャートトレードに慣れている方も、 一番最初は現物を保有することを推奨 します。
ビットコインの現物売買は国内の暗号資産取引所では、一般的に提供されております。
一部トレード専用の暗号資産取引所では現物売買がない場合もありますが、ビットコインに関しては、どの取引所でもほぼ現物売買が網羅されているという認識で問題ありません。
それは、現物売買でも十分に利益が出るほどの価格の増減(ボラティリティ)があるためです。
さらに、最近ニュースになっているビットコインから新しいコインが分岐すると、その新しいコインを受け取れるという恩恵もあります。
現物取引というと、トレードというよりもは簡単でリスクが少ないと感じるかもしれませんが、一日の値動きが10%前後ある日がまだまだ多いので、株式売買の現物と同じ感覚でいると「利益確定が早すぎる」や「損切判断が早すぎる」などの失敗につながる可能性があります。
ビットコイン(Bitcoin)の現物売買は1BTC(2017年11月時点では70万円)よりも低い金額で始めることができます。
取引所によりますが、0.0001BTC(2017年11月時点では70円)から購入できる取引所もあります。
取引コストが数百円かかるため1,000円~10,000円程度から始めることを推奨します。
ビットコイン(Bitcoin)のチャートトレード
トレードというとFXのチャートのようなビットコイン(Bitcoin)と日本円の価格チャートトレードを思い浮かべる方も多いです。
ビットコイン(Bitcoin)も同様に証拠金を入れたチャートトレードができます。
ビットコイン(Bitcoin)は暗号資産であるため、厳密には外貨とは違い、FX・外国為替証拠金取引とは言いませんが、ここでは理解を早くするためにFXという言葉を使用します。
ビットコイン(Bitcoin)のチャートトレードができる取引所は、国内取引所でも限られます。
代表的なサービスはbitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)とGMOコインとBitbankTRADE(ビットバンクトレード)です。
証拠金を入金し、レバレッジを決めて買いからも売りからも入ることができます。
ビットコイン(Bitcoin)のレバレッジ取引とは
FXではテクニカル分析という分析方法があり、チャートの値動きから近い将来のチャートの動きを予想し投資をすることで利益を取る方法がありますが、FXで稼いでいるプロも少々このテクニカル分析で苦戦をしているのがビットコイン(Bitcoin)と日本円の価格チャートです。
正直なところ、ビットコイン(Bitcoin)のチャートトレードで投資法といわれるものは確立してはおりません。
ビットコイン(Bitcoin)のチャートトレードの参加しているユーザーの多くは、まるでギャンブルのように楽しんでいる傾向にあります。
ビットコイン(Bitcoin)のシステムトレード
システムトレードというのは一定のアルゴリズムを決め、機械があらかじめ決められたルールをもとにトレードを行うことを言います。
システムトレードのソフトもインターネット上で販売しております。
ソフトにより異なりますが、bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)に対応したシステムトレードソフトが多いようです。
このシステムトレードですが、FXでは勝率の比較サイトや口コミレビューなど簡単に集まるため、優秀なシステムトレードソフトを探すことができます。
ビットコイン(Bitcoin)のシステムトレードではまだ十分な実績がないソフトが多く、さらに、個人が作ってみたレベルで公開しているソフトも見受けられます。
2017年11月時点では、ビットコイン(Bitcoin)のシステムトレードに参加することはあまりお勧めしません。
さらに、システムトレードは過去の値動きをある程度参考にしております。
FXなどは為替なので、毎年のイベント(例えば、雇用統計の発表)が決まっておりますが、2017年に起きたビットコイン(Bitcoin)のイベント(ハードフォークなど)は2018年に同じタイミングで起きるとは予定されておりません。
この点からも、過去の値動きを参考にしたシステムトレードは利用を控える方がよさそうです。
システムトレードでは、事例が多いほど優秀なソフトになりますが、どのシステムトレードもバックテストと呼ばれる過去の価格チャートでちゃんと利益がでるかテスト的に試す行為も十分な年数できないため、不安要素が残ります。
ビットコイン(Bitcoin)のトレードのコツ
ここではすべてのトレード手法を理解したうえで、まず何をすべきか、どのようにすれば負けないのかをトレードのコツとして紹介いたします。
100%利益が出ることを保証するものではありませんので、ご注意ください。
世の中の金融商品を取り扱ったことのある方からすると、長期的視点を持つことは当然に思われるかもしれませんが、ビットコイン(Bitcoin)を大量に保有をするトレーダーも超短期トレードをしているのが現状です。
ビットコイン(Bitcoin)の情報に惑わされない
明日何が起きる、今月何が起きるというニュースに振り回されるとそれが正しいニュースであったとしても正しいトレードはできません。大抵、自分がニュースを受け取った時点では価格にすでにその情報は織り込まれているものです。
ビットコイン(Bitcoin)を取り巻く環境でどれが正しいニュースだったかを検証している方は少ないです。
例えば、国内取引所が大手コンビニチェーンでビットコイン(Bitcoin)決済を導入するというニュースが2017年の前半にありました。その当時、そのニュースでビットコイン(Bitcoin)の価格は大きく上がりました。
2017年11月時点では、まだコンビニではビットコイン(Bitcoin)決済ができておりません。
結局、価格を上げたい(もしくは、価格を下げたい)と思っている方に優位な情報が拡散される傾向にあり、そのニュースが正しくとも株式市場で言う「仕手株」のような値動きになってしまいます。
自分だけが最初に有力情報をとれたと過信をしないことが重要です。
ビットコイン(Bitcoin)のショートは厳禁!?
モノの価格というのは需要と供給で成り立ちます。供給が過剰になれば、価格は過剰に高いと評価できる瞬間ももちろんあり、そのような場面で利益を取るにはショート(売り)のポディションを持つことになります。
ビットコイン(Bitcoin)は何度も最高値を更新し続けて現在に至ります。
最高値を更新したタイミングでは、ショート(売り)でポディションを持ちたくなることも理解できますが、過去のチャートを読む限りでは、ビットコイン(Bitcoin)のショート(売り)は離隔のポイントがとても難しく、1日のうちに価格を戻す「V字回復」ばかりが目立ちます。
このような場面ではショート(売り)ポディションはすぐに損失となってしまいます。
当然、モノの価格が無限に上がり続けることはなく、どこかで適正価格というのが生まれますが、ビットコイン(Bitcoin)は価格が高く上がり続けることに価値や需要が存在する節があるため、価格が下がれば、価格が上がるように動くという何ともバブルのような値動きをしております。
ビットコイン(Bitcoin)はリスクが高いというのは、ボラティリティが高いという言葉で説明ができますが、過去のチャートから推測すると今後もショート(売り)はかなりギャンブル性が高いと言えそうです。
ビットコイン(Bitcoin)のレバレッジ取引のリスク
レバレッジをかける取引は、リスクが高いといわれます。
それは、ビットコイン(Bitcoin)に関わらずどの取引でも言えることです。
ビットコイン(Bitcoin)の国内取引所での最大レバレッジは25倍です。
これはFXの事例にならって同じレバレッジにしておりますが、2017年9月にFXは最大レバレッジを10倍検討というニュースが流れました。
FX証拠金倍率を引き下げ 10倍程度に、金融庁検討
リスク管理を懸念、最大25倍の規制見直し
2017/9/27 18:45
引用:日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21595840X20C17A9I00000/
FXのレバレッジに関しては、為替価格チャートが一気に変動した時に決済が通らずに、証拠金以上の損失が出てしまうことが問題になりました。損失は全て投資家負担であるため、FXで借金を背負うという形になります。
ビットコイン(Bitcoin)ではレバレッジ取引がありますが、一部の取引所では限定リスクというサービスを出しており、どのようなBTC/JPYの価格チャートが値動きをしても証拠金以上の損失を投資家が被ることがないというサービスとなります。
https://coin-otaku.com/topic/2749?id=519
このようなリスクを限定した取引をしっかりと見極めないと1度の失敗で二度と復帰ができなくなってしまう恐れがあります。
レバレッジ取引をやみくもに怖いもの、リスクのあるものだと思わずに、自身の資金量と適性のサービスのバランスを考えることが必要です。
ビットコイン(Bitcoin)トレードのまとめ
・最初はビットコイン(Bitcoin)現物の売買を少額で始める
・情報商材やシステムトレードに頼るトレードは2017年11月はまだ早い
・FXよりもレバレッジのリスクが限定的なサービスがある
トレードに関して詳しく知りたい方はこちら
最も見やすいトレードチャートの取引所はこちら
Written by 伊藤健次
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