暗号資産「で」投資する?暗号資産「に」投資する?
暗号資産を投資商品としてみた場合、通常の金融商品の投資とは考え方を変える必要があります。
今回は、ある程度の金融商品投資経験がある方向けに書きます。
暗号資産市場での投資に対し、根本的な考え方を変えるきっかけになれば幸いです。
暗号資産「で」投資する
暗号資産投資の構図は他の市場と変わらない
金融商品は、現物、デリバティブ、株式、外国為替、コモディティなど
多岐にわたり、それらをまとめてその道のプロへ運用をお願いする「ファンド」が存在します。
どのように細かく切り分けたとしてもゆるぎない事実は、
投資家が資金を出して配当や売却益といったリターンを求める
という構図です。
暗号資産投資の場合もその構図は成り立ちます。
今のところファンドは存在しない
ビットコイン(Bitcoin)を含む暗号資産市場には、今だファンドは存在しません。
いや、もしかすると存在してるのかもしれませんが、そのほとんどがHYIP案件であり、
しっかりとした企業が運営しているファンドは確認されていないのが正解かもしれません。
もしファンドを名乗る団体に出会った場合は、十分に調べた上で乗るか否か検討すべきであると考えます。
暗号資産市場は個人戦
となれば、どうしても個人戦になっていきます。
基本的な考えとしては「個人戦」ですが、その個人で戦うためには様々な情報が必要となります。
クローズドのコミュニティに参加したり、セミナーに参加したり、自身でwebから情報を漁ったりと、その手法は様々です。
暗号資産「に」投資する
他の商品との違いはトークンを受け取れること
暗号資産投資の場合、投資した先の暗号資産のトークンを受け取ることができます。
そのトークン自体に利用価値がある場合が多く、それを狙っていく方法も悪くありません。
株式市場の場合、株式を持っているだけでは、有価証券としての価値はあるかもしれませんが、
株式自体を何かに利用する
どこかで使う
ということは起きません。
これは外国為替証拠金取引(FX)や商品先物取引であっても同じです。
実際の取引ポジションを現物(外貨や取り扱った商品そのもの)で欲しいという人はとても少ないのではないでしょうか。
トークンとしての価値
暗号資産投資は金地金売買と似ているところがあります。
金はアクセサリーとしての価値もあり、金貨や金細工商品なども投資先となりますし、実際のモノとしての価値もあります。
趣味で金製品を集める方もいることでしょう。
せっかく暗号資産へ投資をするのであれば、その投資先の通貨(トークン)はどんなものなのかを理解し、興味を持ち、
単純な売買益ではなく長期に持ち続けるほど応援をしたくなることが大切です。
短期トレードがメインとなっている暗号資産投資市場ですが、
そのような考え方をもって長期投資をすることが市場を長続きさせる重要な要素となります。
Written by 伊藤健次
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