2023年2月8日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
ゴーレムというアルトコインについて
今回、キーワード的なもので何かというと、AIというのがやっぱりすごく流行ってるわけですね。仮想通貨だけじゃなくて、一般社会的にもAIが今ブームになってるわけです。
もう名前もそのままゴーレムですね。ひととおり調べさせていただきました。
やっぱりAI系なんですよね、このプロジェクトも。AI系と言ってもすごく範囲は広くて、AIを作ってるというのもあれば、AIにデータをサポートするのもあれば、AIのようなものを実装してるパターンもいっぱいあるんですけど、ゴーレムに関してはその中の、クラウドコンピューティングというんですかね、世界中のコンピュータのハッシュパワーを接続して計算量を高めましょう、というジャンルなんですね。
実はこのジャンルってちょっと流行ったことがありまして、そのカテゴリーがこれなんですよね。たぶんその時一番流行ったのって、インターネットコンピューターっていう、このICPというプロジェクトがかなり話題になったと思うんですけど、いわゆるこれ系の銘柄ですね。ゴーレムも入ります。
この中にゴーレムがありますね。147位であるんですけど、2年ぐらい前に、ちょっとAIブーム、ビッグデータブームみたいな時に、ちょっと流行った銘柄のひとつかな、と思います。結構古いといえば古いですね。
なんで今のタイミングでAIなの?という状況になれば、AIが商品として、サービスとして世の中に出てきたからだと思うんですね。
当然それはブロックチェーンを実装してるというよりも、イーロンマスクさんが出資してる会社のチャットGPTとか、そういったものを筆頭に、一般の人が触れて、しかもそのクオリティがすごい。「AIすげえ」というふうになってるのが今の足元のブームかなと思います。
こういった銘柄が、「やっぱりここすごいんじゃないか」というところで復活してるというか、評価され出してるかなと思います。
その感覚はアリだと思います。アリだと思うんですけど、やっぱりビッグデータとかAIって判断がめちゃくちゃ難しいですね。
仮想通貨のプロジェクトで、「具体的にこんなサービスです」と出せているところってあまり無くて、今AI系のトップってマイクロソフトとかGoogleじゃないですか。
企業の規模としても、なかなかこういうベンチャー企業がいきなりこのマーケットで一線を張れるかというと少し疑問はあるんですけど、着眼点はいいと思います。
ゴーレム自体は普通と言ったらあれなんですけど、ライバルもいるような感じで、だんだん評価されてきたカテゴリの銘柄のひとつという感覚でいていただけるといいかなと思います。ここからどうなるかは、なかなか予測は立たないですね。
ただ産業としては今着目されてて、ちょっと面白そうかな、というところにいますよって感じです。
ビットコイン、2万ドルを割る?
ビットコインは今年また2万ドルを割る場面は来ますか?
ビットコインがちょっと踊り場状態ですかね。2万3000ドルにガーッといって4000ドルいくかという時にちょっと落ちて、2万2000ドルにもう一回来て、きりもみ、みたいな状況が今だと思いますが、これがさらに輪をかけて10%以上今から落ちますか、というご質問ですね。
伸び悩んでるというのがビットコインの今だと思います。いろんな外部要因が色々ありますからね。
2万ドル付近もう一回落ちますか?なんですが、これだけ見るとすごく落ちそうだなという感じはしますけど、伊藤の考え方では落ちないんじゃないかと予測しております。
なんで落ちないかというと、落ちるんだったらもうちょっと手前で落ちそうな場面がいっぱいあったんですけど、落ちなかったので結構耐えてるんですね。耐えが強いなと感じます。
なんで耐えてるかというと、未来がポジティブなんですよね。
10年後にポジティブでも今の価格はやっぱり落ちますけど、例えば、3月にイーサリアムが上海アップデートをするので、それでまた市場が好転する可能性があるんですね。
3月22日にFOMCでちょっといい話があるかもしれないとか、1ヶ月先単位で「なんかいいかもしれない」という話題がちょこちょこあるんです。これが結構強いんですよね。
一般の大衆の方の心理が上向きやすいんですよね。リップルの裁判も3月に終わると言われてますから、それでまた跳ねるんじゃないか、とか。プラスな話が多く見えているというのが今の現状かなと思います。
当然、マイナスな局面がある程度あるから上がりきらないというところで、ちょうどいいバランスをとるわけです。価格というのはポジティブとネガティブのバランスなので、今は2万3000ドルでバランスが取れてるという形になります。
なんでそんなに高い位置で押し上げてるのかというと、短期的なポジティブなニュースが結構あるよ、というところで、しかもそれが角度としては高いんじゃないかと、成功するんじゃないかと世の中に思われてるので、なかなか落ちないんじゃないかなと思っています。
例えばビットコインって、「法律で禁止されるかも」って思いながら使ってるわけではないわけですよ。イーサリアムも一緒ですよね。イーサリアムも「もしかするとアメリカで禁止になっちゃうかも」って思いながら使ってないわけですよね。
ダイレクトなネガティブが実は無くて、ダイレクトなポジティブが多い中で外部環境が悪いというだけなので、買いの圧力というかポジティブな圧力は強いんじゃないかなと考えています。
ビットコインだけじゃなくて、仮想通貨マーケット全般的にそうって感じですね。
クロスエクスチェンジについて
クロスエクスチェンジは詐欺だったんでしょうか?
投資して失敗すると、「損したから彼らが悪いことやったんじゃないか」というふうに思われてしまうのがいろんなところの常なんですけど、クロスエクスチェンジさんって今まだやってますからね。取引所はやめられて新しいサービスに変えて、まだ色々リリースしておりますので。
もちろん、クロスエクスチェンジさんの発行してる取引所トークンが暴落してしまって、それで損失を出した日本の方は多いかもしれませんけど、決して最初から最後までわざとでしたとか、実は想定外でしたとか、そういうのはないと思いますので、これは詐欺だとは思いませんね。
現在もやっておりますので、当初のメンバーをまだ期待してますという方は新しいプロジェクトを応援していただいてもいいかな、と思います。
フレア買い増ししてもいい?
フレア、今買い増しですか?
これがめちゃくちゃ悩むんですよ。イベントに出られた方は体感したと思うんですけど、「まだ決まってないんだ」というのが率直な感想ですね。いろんな不確定要素が高いです。
フレアというトークンで済むんだったら僕はフレアで買いでいいなと思ったんですけど、ソングバードというトークンがありますよね。もしかするとソングバードもステーキング条件に入ってくるかな、というのは発表を見てて思いました。
個人的な感想なので違うかもしれませんけど、となると、資金効率ってシンプルに悪くなりますよね。仮想通貨を2つ使うことになるので。
どうやってやるのかなんですけど、今のところガバナンス投票にも別にソングバードって話は出てませんから取越し苦労だったってことになるかもしれませんけど、一応彼らが発行してるプロジェクトでソングバードがあって、それが50分の1ぐらいまで大暴落してるので、たぶん、それを救済するというような話でプラットフォーム接続したいというのは、そうなんだろうなと思っております。
今は不確定要素が高くてちょっと触れないな、というのが感想です。
伊藤は元々スナップショットでもエアドロップ対象じゃないので持ってないんですね。だからノーポジの人の判断としては、ちょっとまだいいかな、というところなんですけど、ポジション持ってたら積極的に投票をしていただいていいと思います。
AI系銘柄で注目しているものは?
AI系銘柄で注目しているものを教えてください!
やっぱりAIというものが、非常に一般の方が分かるレベルで、我々も触ることができて、これはすごいなと思った状況なので、「じゃあAIの銘柄!』っていくんですが、無いんですよね、数がそんなに。
シンギュラリティネットが10倍ぐらいになりまして、この1月ぐらいで。シンギュラリティネットぐらいしかないですよね。
いっぱいあるんですけど、他のものが、今我々が見てるAIとちょっとモデルが違いすぎるわけですね。だいたいこの仮想通貨のプロジェクトのAIというと「投資に使います」系の話なんですよ。
投資に使うAIが今、市場でうまくいったわけではないじゃないですか。むしろ投資のAIって常に失敗してるものなので、ちょっと違うかな、というところですね。
チャットGPTみたいに、検索とか、ユーザー体験が変わるようなAI系のプロジェクトがあったらいいなって感じなんですけど、それで言うと、別に着目してるわけじゃないんですけどシンギュラリティネットぐらいなんでしょうね。今、仮想通貨と掛け合わせたAIのプロジェクトだと。
これから出てくると思います。これから、いろんなAIに感化されて、「こうやってやればいいんだ」というのがいっぱい出てくると思います。
代表的なのはトロンですね。トロンは早速チャットGPTを組み込んだみたいです。ブロックチェーンに組み込んであれをどうやって生かすのかというのはまだ出てこないとわからないですけど、そうやって既存のプロジェクトがどんどんリリースされてるAIを取り込むという流れにはなるんじゃないかな、と期待しております。それはそれで面白いです。
柴犬コインについて
SHIBの将来性、最高値などお聞かせください。
ミームコインというのを実は伊藤はあまりフォローしていなくてですね。
もちろん、イーロンマスクさんが今絶好調ですから、柴犬とかはそのコミュニティで盛り上がってると思いますけど、ちょっとチャート見ながら行きますね。
もちろん何かに採用されるというのが一番大きいんですけど、今がだいたい7分の1ぐらいの価格なんですね、最高値から。
そんなに絶好調で積極的なところって見えないですけどね。
もちろん、現実的に一番応援されてるというか、可能性として期待されてるのはTwitterで使われるってことなんですけど、別にTwitterも柴犬だけでやりますってことにはならないと思いますし、いろんなプラットフォームが採用したとしても、柴犬だけでやることはないと思いますので、粛々とここらへんの時価総額にいるか、緩やかに下がるような気はしております。
柴犬がプラットフォームとして何かサービスをリリースして流行るんだったらいいんですけど、それって外のマーケットのものを取るのは結構大変だと思うんですよね。なので、あまり過去最高値を更新するような銘柄だとは思えないんですよね。
2021年10月ぐらいの、今から7倍ぐらいの価格に行くかと言われたら、なかなか行きにくいプロジェクトなんじゃないかなと思います。
いわゆるミームコインという域を出ていないですからね。ミームコインをちゃんと出ないといけないですね。ブランド的にも、もしかすると柴犬という名前を変えないと、そこまでいけないのかもしれません。
アスターの最高値予想
astarの今年の最高値予想お願いします。
プロジェクトとしては面白いんですけど、なかなか価格が上がらない銘柄として印象ついてしまってますね。
かといって、一番高い時とそこまでギャップがあるわけではないですよね。5分の1ぐらいですから、高値は狙ってもいけるかなと思うんですけど、「アスターってそもそも何に使われるんでしたっけ?」をなかなかクリアできていないという課題がありますね。
仮想通貨のチャートで、このようなチャートがよくありますよね。
一回流行った後に落ちて、ずっと何もないみたいなのってあると思うんですけど、何もない系のチャートと、すごく激しく落ちてるとか激しく上がってるとか、ボラがすごく大きいのとボラがあまりにもないものって極端に分かれると思うんですけど、このボラが何もないものというのはどんな特徴があるかというと、サービスがないから触れないんですよね。
アスターでステーキングはできるっちゃできるんですけど、基本、アスターを使って何かをするというのがないので、需要と供給が変わりようがなくて、全然ぶれないんです。
大きく乱高下するプロジェクトというのは、ちゃんと何かユーザーが使える、触れるものがあるので、例えばそれを触っていて、ライバルが出ちゃってみんな抜けて大暴落したり、仕様が悪くなっちゃって抜けることもあれば、どんどんユーザーが増えて使われるってのもあるんですけど、それはやっぱりボラティリティ、乱高下で出てくるわけですね、チャートの中で。
こういうちょっとシーンとしてるやつ、半年以上、一年ぐらいシーンとしてるものは、サービスがないので判断がしようがないですね。これから流行るか流行らないかは、何かリリースしてもらわないと分からないという状況になりますので、そうなると、アスターはずっと様子見という状況になります。
アスターのステーキングに挑戦された方はわかると思うんですけど、ステーキング自体もあまりうまく回ってないのかな、という感じがしてしまいますね。
もう少し実態があるものがリリースされていくと、読みやすいというか、想定が立てやすくなるかなと思います。今はまだ頑張ってもらってる最中という感じですね。
Aptosのステーキング報酬が高くなる仕組みとは?
$APTのステーキング報酬があれだけ高くなるのは、どういった仕組みなんですか?
ステーキングの報酬というのはだいたい決まっています。定量で決まってるんです。定量で決まっていて参加者で按分する形になりますので、非常に報酬率が高いのであれば参加者が少ないだけだと思います。
高いというのは、年率で50%超えてたら、人が不足してる。本来であればもう少しステーキングする人が多いと予測されて設計されてたんだろうなと思うんですけど、例えば10%・20%とかだったら、想定の範囲内なんじゃないかなと思います。
逆に、年率が5%を切るようなステーキング報酬もあると思うんですね。この場合はステーキング報酬以外の経済圏がちゃんとしてるから人が集まってるので、それは成功と言える感じですかね。
まだまだアプトスってリリースされて1年未満ですから、人が少なくて、それが結果的に人を集めるインセンティブとして利回りの高さというのを維持してるんじゃないかな、と思います。
アプトスのIDOというか、パンケーキスワップでやるセールスが明日あると思いますので、おそらくすごく需要が増えて、利回りは明日からどんどん下がっていくんじゃないかな、と思います。
オプティミズムはいくらまでいく?
optimismがあがってますが、いくらぐらい行きますかね?
オプティミズムは過去最高値が上場日の5ドルなんですけど、それはノーカンなんですよね。業界的にはノーカウントなんですよ。そこを無視した状態で言うと過去最高値突破中ですね。
高すぎて、エントリーされて一気にドカンと落ちて、そこからで考えると、もうずっと高値更新をしているという感じです。本日時点で3ドルですね。
まるで青天井のようにいくらでも行っちゃう感じになってるんですけど、マティックとか、一個前の成功してるレイヤー2の時価総額と比較していて、当時でオプティミズムは20倍とか30倍行くんじゃないですか、と話してたので、だいたいそれが2〜3000ドルの話なんですね。
あと10倍ぐらいが現実的に狙えるところなんじゃないかなと思います。だから3000ドルぐらいですね。そんなにすぐにじゃないですね。ひとつずつ山がありますので、それをクリアしていくような形。
例えばイーサリアムが過去最高値を超えてないのに、オプティミズムがそこまで行くというロジックは成り立たないので、基本的にはイーサリアムと一蓮托生で、イーサリアムがどんどん成功して、それに追いつく形でオプティミズムも回復していく、そんな流れだと思います。
ただ、やっぱり無限に高値というのはなかなかないので、オプティミズムの最高値は20ドルとか30ドルとか、それぐらいなんじゃないかなと思います。
裁判で有利なのにリップルの価格が上がらないのはなぜ?
SEC証券問題裁判で、負けましたよね。リップル裁判で有利になったのに、リップル価格上がりませんね?なぜですか?
結局、どっちに傾くかわからないからです。予測で、事前にある程度価格が振るというのはあると思うんですけど、いよいよリップル裁判が現実的に近づいてきたので、両方のリスクがあるんですね。
当然、SECが有利な話もあれば、リップルも有利な話があるので、今の段階でこれにかけてる人はほとんどかけてるんだと思います。かけられるリスクを限界いっぱいまでかけてるんだと思います。
一般の方は、この半丁博打には乗りにくいんですね。明らかにこっちが勝つじゃん、という情報だけだったらいいんですけど、実はリップルにも不利な情報はやっぱありますので、本当に結果次第でしかわからないという状況にあります。
仮に結果がわかった時に、リップルが勝ってなんで上がるかというと、疑問が全部消えるわけですね。問題があるかもしれない、価格が下がるかもしれないというトリガーが外れるだけでだいぶ上がるんですよね。
直前がいつかわからないんで、きっかけとしてはどれだけリップルに対して有利なニュースが出たとしても、ほとんど価格は変わってません。
常に0.4ドル付近ですね。たぶん、裁判が終わるまでずっと、ちょっと上がってちょっと下がって、0.4ドル付近を行ったり来たりみたいな形になると思います。
GCAKEはGALAの時価総額に近づく?
pancake gamesの経済圏が盛り上がってきているような気がしますが、GCAKE はGALAの時価総額に近づくのか、どのくらい可能性ありそうでしょうか?
GCAKE盛り上がってますね。予測が当たったのかな?想定通りいけたような、そんなSNSは見てましたね。
GCAKEがどこまで上がるかなんですけど、悪くはないですけど、あまり伊藤が推奨してる銘柄でもなくて、調べてない銘柄ではあるんですけど、コミュニティもしっかりしてて盛り上がってるので行くとは思うんですが、ガーラ然りそうなんですけど、ゲームやってる人じゃないとわからないんですよね。
ゲームのユーザーが今増えてるものってどれかな、やっぱりヨガラボとか、そっち系だと思うんですよね。
ブロックチェーンゲームいっぱいありますよね。ブロックチェーンゲームのお話は結構聞くんですけど、やっぱり新規の人が入るようなものじゃなくて、元々やってる人の課金が増えたみたいな、単価が上がったみたいな、そういう回復が多いかなと思います。
もうちょっと市場が大きく広がるものにかけたいなと思っていて、今あまりブロックチェーンゲーム系は見てないですね。
仮想通貨はこのまま上昇し続ける?
今年に入り仮想通貨の価格が全体的に上がってきてますが、向こうひと月で見てもこのまま上昇を続けると思いますか?もしくは一旦今くらいの価格で落ち着きしばらくはレンジになるでしょうか?逆にまた一気に下がる可能性もありますよね。その辺りの伊藤さんの見解をお聞かせいただければ幸いです。
いわゆる2月3月ですね。上昇で予測を立てています。
ずっと上昇し続けてほしいなとみんなが思ってるように 上昇の方には張っております。発言もそっちだし、上昇するだろうなと思ってるポジションを持ってます。
もちろんネガティブな部分を全部無視してるわけではないんですけど、なんでポジティブなのかというと、いろんなプロジェクト然り、いろんな業界が基本的にはこの流れを維持しようとしています。要は乗ろうとしています、ロングの方の流れで。
なので、強いんですよね。何もないわけではなくて、ちゃんと意図があるお金がすごく入ってきてるというのがわかりますし、数字でもわかります。
一般的に数字で追う場合は、例えば取引所のアクティブユーザー数の推移とか、預かり資金の推移という定量的なものがありますよね。これが普通に伸びていってるんですよ。そのまま伸びていってほしいな、というところです。
レンジになる可能性と下落する可能性というのは、やっぱり雲行きが怪しくなった時ですね。例えば、「これ夏ぐらいに暴落するね」とか「年末に暴落するね」とか「来年ここで暴落するね」という、マイナスな何かの局面を見たときに、現代に立ち返って下げるという形になりますので、今のリスクをどこまで想定するかになります。
リスクは当然あるんですけど、一番何が厄介かというと、ロシアの戦争なんです。ロシアの戦争が何が厄介かというと、ロシアはいま、仮想通貨を合法にしているんですね。たぶん今苦しい国というのはだいたい合法にしてると思うんですよ。
それで積極的に稼ぐというか、外貨を取り入れましょうという形でやっていますが、当然、これは制裁国なんですね。制裁国ですから、アメリカの法律で、ロシアに対してお金が流れていたらそれはもうマネーロンダリングという形になるわけですね。それは当たり前じゃないですか。
どうなるかというと、取引所が軒並み規制されてしまう可能性があるんですよ。
いま槍玉にあげられているのがバイナンスで、バイナンスがロシアのユーザーのお金を一部触ってたんじゃないか、みたいな話になってるんですけど、これって言い出したら「そりゃそうじゃん」という話になりますし、バイナンスが話題になってますけど、世界中の取引所がそうじゃん、という話になりますよね。
そうすると、この戦争がある間は、法律の名のもとに仮想通貨が禁止される可能性というのは、まだゼロじゃないんです。
可能性は極端に低いですけど、もし暴落するというのであれば、おそらくこれによる取引所の事業の撤退と、ユーザーのアカウントの凍結とかが起きたときに下落します。
そこは一応アンテナを張って、「ロシアが大問題起こさないよな」とか「アメリカがチクチク調査しないよな」というのは考えています。
もちろん、寝耳に水みたいにいきなりじゃなくて、リークみたいなのは出るんですよ。「いま、こういうことやってるから、みんな逃げてね」というのは、ちゃんとニュースで出てるんです。
イエローカードぐらいなのがバイナンスの立ち入りで、ロシアの不正送金なんですよ。もう1回ぐらい出た時にちょっとやばいかなと思って、退避の準備をするかもしれません。
ただ、それぐらいのことがないと、大きく下げることは今のところは予定してないんじゃないかなと思います。
コインチェックのOasis TOKYOについて
先日、コインチェックの天羽さんと小橋賢児さんがSandboxのOasis TOKYOプロジェクトについてお話ししている対談動画を見ました。数年経ってもコンテンツの中身が何も決まっていない感があり、正直拍子抜けしました。LANDをあれだけ販売しておいて、『コンテンツはこれからクリエイターさんにお任せします』感が強くて、ちょっと無責任すぎないかなと思うのは、Web3の思想に反してますか?
Web3だけじゃなくて、メタバース全部そうなんですけど、土地を買いますよね。
土地を買いました。で、その土地を魅力的な場所にしてくださいと。メタバースで遊びたくなるように魅力的なものにしてくださいって、責任はオーナーにありますからね。
オーナーさんは土地を資産にして、そこで収益を稼げるものを作らないといけないんですね。
例えば、土地だけ買った時に、普通はそこに家を建てないと人に貸せないわけですね。土地を転売するというのは基本的にプロに転売するしかないですよね。その場合、家を建てられる人とか。
土地だけではお金を生まないわけですよ。
土地活用というのをちゃんと考えないといけない、となった時に、あまりにも土地だけに投資した人が多かったんじゃないかなと思います。このメタバースブームで。
なので、箱がない。シャッター商店街と全く同じ問題ですよね。
オーナーさんにやる気がないって言っちゃうと「誰を攻撃してるんだ」という話になりますけど、別にビジネスをする必要がないという人たちになっちゃうと、その場所が魅力的じゃなくなってしまいます。
たぶん今後も、こういったメタバースとかインフラをやってる人たちというのは、「盛り上がってきました!」というようなイベントをやりつつ、「皆さんどうしますか、僕らはバックはやるので、皆さんの企画楽しみに待ってます!」という話になっちゃうんだと思うんですね。
これはWeb3の思想だけじゃなくて、ビジネス的にそりゃそうだ、という形だと思います。メタバースが構造的に抱えちゃってるんじゃないですかね、問題として。
SINSOはどうなの?
一部のユーチューバーがSINSOコインについて煽っているように思いますが、伊藤さんはSINSOコインどうみていますか?
前澤さんが出資して話題になってて、これからICOかIEOが始まるというコインですよね。
僕、それを拡散してるインフルエンサーの動画を見てなくて、調べても前澤さんが出てこなかったので、ちょっと真実がわからなかったんですけど。
可能性としては全然それはあるというか、禁止されていないというか。例えば、前澤さんにお金を入れてもらうというマーケティングかもしれないですよね。
「こんなにすごい人がお金を入れてくれたんだから、みんな買いましょうよ」というのも、全然普通の話なんですよね。
ただ、僕の周りでその仕事を受けてる人はほとんどいないので、たぶん仮想通貨の人のラインからは来てないと思うんですよね。
出資者も、仮想通貨で有名というよりも、経済界で有名な前澤さんになりますので、たぶんラインが違うんだと思うんですよね。普通のメディアとか、普通の企業家とか、ビジネスとかそっち系の人たちで盛り上がってるんじゃないかなと思います。
仮想通貨側の動画って、コインオタクも含めてマニアックすぎて一般の人は見ないじゃないですか。となると、仮想通貨の人は逆に知らないんですよね。
住み分けしてるつもりはないんですけど、住み分かれちゃったところで流行ってるんじゃないかな、と思います。
煽ってるのは良くないんですけど、紹介とか広告ってそういうものなので、ギリギリをついてやってるんじゃないかなと思います。伊藤は投資するような銘柄じゃないかなと思います。
カルダノのアップデートは期待できる?
ADAの次のアップデートは期待できそうですか?
カルダノは応援はしておりますので、結構面白いなとは思いますけど、世界規模のアップデートをしないですよね。
ローカルのコミュニティが強いので、それに頼ってるような感じがしますけど、世界を巻き込む大きなアップデートをしてもらいたいなと思います。ちょっと調べておきますね。
CENNZはもう盛り上がらない?
数年前に流行ったCENNZ セントラリティはもう盛り上がることは無さそうでしょうか?かなり下がっている銘柄を無くなってもいい前提で分散投資を始めていて、CENNZを久しぶりに思い出しました。
ある程度市場に流通しちゃってる、量が多いというのと、ステーキング率が高いんですよね、セントラリティーって。
ステーキングして価格を上げるんですけど、価格を上げる余地みたいなものがないんですよね。今が最高値、みたいな形で、ここから抜ける人が多いので、抜ける人がいればいるほど下がる一方、という形になります。
オワコンと言っちゃうとあれですけど、一世を風靡して今あまり使ってないよね、みたいなものは、この新しいマーケットで受け入れられるものでもう一度ひと花咲かせるという形になります。
可能性としては、一番シンプルなのはブロックチェーンゲームを作ることだと思いますし、AIでもいいし、DeFiでもいいし、何かしら市場に受け入れられるサービスを作って、リリースしてバズらせる。それが流行ってから跳ねる、という形ですね。
何にもないのに、いきなりみんなが思い出したかのように、懐かしいから買おうと言ってブームになることはないと思います。
こういう古いプロジェクトというのは、実はほとんどポートフォリオにありません。伊藤ももう5〜6年市場にいますけど、5〜6年前の銘柄は持ってません。昔持ってたポートフォリオはたぶん1年とかで基本的には切っちゃってますね。その方が市場と合ってます。
フレアは後出し感がある?
なんかフレアって後出し感があって嫌になってきてる人がでてきてるかも?
全くその通りですね!後から決まるものが多くて、当初の案内と違っていて、取引所も巻き込まれております。
取引所で配布した時に言ってる内容はもうズレてますので、取引所が嘘ついてるというよりも、取引所が配信した後に条件が変わったという形になるので、もう取引所はたぶん、「ここからは、もう発言に責任を持てません。自分で調べてください」という話になっちゃうと思います。
メタマスクは大丈夫?
メタマスクは大丈夫なウォレットなんでしょうか?
メタマスクは大丈夫なウォレットです!
大丈夫なウォレットと、最後まで生き残るウォレットとでは意味が違います。
メタマスクは今の段階だと便利な方なんですが、ちょくちょくメタマスクよりもいいウォレットが出てきてますね。あと1年、2年した時にメタマスクが今のままだったら、たぶん利用率は下がると思います。
今の時点で「なんとか界隈ナンバーワン」みたいなものって、実はそんなに盤石じゃありません。
例えば、ユニスワップがDEXで一番使われてるとか、メタマスクが一番ダウンロードされてるウォレットです、というふうに言われるんですけど、平気で1年後には無いかもしれません。
それぐらいこの業界は早いので、当時自分が使っていたという愛着はあると思うんですけど、どんどん新しいものに乗り換えていった方がいいです。
いまのユーザーよりも、「いま仮想通貨を触っていないユーザー」の方が多いんですから、その「いま触っていないユーザー」が評価した方が良いもののはずなんですよね。
我々がずっとこの業界にいて、一部の人が「これ便利」って言ってるのはマニアックな話で、実は世の中はそう思ってないわけですよ。
僕らが共通認識で「今あるウォレットの中でメタマスクが一番だよね」と言ってるのは、一般の人からすると「メタマスクはわけわからないから使ってません」という話ですから、難しいんですね。なので、どんどん簡単なものが出てくると思います。
簡単なものというのは、機能が悪いとか、手数料が高いとか、何かしらのデメリットがあるんですね。何かしらのデメリットを我々は感じてしまって、「あんなのは流行らないよ」と言ってしまうんですけど、そういったものの方が流行ってしまうんですね。
皆さんが仮想通貨に詳しい、黎明期からいるというのは、我々はもう知ってますので、やっぱりそこに変なプライドを持つのではなくて、どんどん新しいもの、自分が知らないもの、自分が「レベル低いんじゃないか?」と思うものが大衆に受け入れられるという流れに素直に乗る、という形を取っていただけると、投資の目線としてはいい評価ができるようになるんじゃないかな、と思います。
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