【伊藤が解説】NFTの真実:価値ある資産、それとも幻想か?

「NFT価値喪失」大手メディアの報道と反響

ローリング・ストーン誌は、dappGamblの研究を基に、NFT(非代替性トークン)の価値がほぼ失われていると報道しました。
このデータによると、2300万人以上のNFT所有者のうち、保有するNFTの95%に価値がないとのことです。

この報道には、様々な反響が見られました。
一部の人々は、以前ローリング・ストーンがNFTを賞賛していたことを指摘し、そのスタンスの変化を批判しています。
一方、Redditやツイッターでは、記事の内容に同意する声や、NFTの将来的な価値の可能性について議論されていました。
特に、以前ローリング・ストーンが賞賛していたボード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)のNFTコレクションを挙げ、メディアの認識の変化を強調する意見が見られました。

加えて、イーサリアムネットワークにおけるNFT関連のガス使用量が大きく減少しているとの情報もあり、NFT所有者の取引活動が以前よりも低下していることが示唆されています。

「NFTは完全に価値がなくなった」 大手メディアの記事に仮想通貨コミュニティも反応

cointelegraph

NFTの真実:価値ある資産、それとも幻想か?

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

最近の記事で、日本がNFT大国になることを解説しましたが、今回は世界のNFT状況を明らかにします。

海外のメディアが「投資家が保持するNFTの95%は価値がない」と鋭く批判し、物議を醸し出しています。
この記事はNFTのメカニズム自体の価値を指しているわけではなく、資産価値としてのNFTが最初に生まれた時よりも大幅に価値を失ってしまったことを示唆しています。

NFTの価値とは、絵画や芸術作品の価値や収集家の価値を重視していますが、
これらの市場は狭く、NFTの全体像を捉えているわけではありません。

仮想通貨の観点から見れば、これはDeFi産業のバブルが弾けるのと似ており、産業の一部が流行り廃りに晒されることは、NFTに限られたことではありません。

NFTのユーザーはまだ少なく、一般的に理解されていないためこのようなことが起こります。
仮想通貨を所有する人々の中でも、約10〜20%しかNFTを所有していないのです。

DeFiが崩壊した後も、DeFi自体に価値がないと考える人は少なく、次のDeFiの誕生を心待ちにしています。
NFTも同様のプロセスを経て成熟していくでしょう。
どんな業界でも、初期のプロジェクトはユーザーがいない、または、少ないため、失敗率が高くなります。

NFTはコミュニティ志向の資産なので、参加する一般大衆なしには存在できません。

例えば、100万円分の金(Gold)と100万円分のアパレルブランドのアイテムを比較すると、コミュニティがなくても価値があるのは金です。
NFTはこのアパレルブランドのアイテムに似ています。
購入時の価値は公正であり、コミュニティが拡大するにつれて価値が上昇することが期待されます。
しかし、コミュニティが消えれば、NFTは基本的に価値がなくなります。

日本は今後、NFT大国を目指しています。
世界を動かすほど大きなNFTコミュニティを作成する予定です。
これが不可能な場合、NFT政策は失敗します。

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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