ヴィタリックが語る「ペクトラ」アップグレードの重要性とは?
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、2025年3月に予定される次期アップグレード「Pectra(ペクトラ)」の重要性について言及しました。
このアップグレードでは、レイヤー2(L2)の処理能力を大幅に向上させるため、ブロックに添付される「blob」の目標値を3から6に引き上げることが決定されました。
これにより、L2向けの取引データ伝送能力が飛躍的に向上し、スケーラビリティの課題が緩和されると期待されています。
COINPOST
ETHの未来を左右するペクトラ、ステーキング市場に新たな波
ビットコインが上値の重い展開を続ける中、投資家の関心はアルトコインに移りつつあります。
その中でも、最近は話題性の低かったイーサリアムが再び注目を集めています。
その理由は、2025年3月に予定されている大型アップデート「Pectra(ペクトラ)」です。
これまでのイーサリアムのアップデートといえば、ガス代の削減やスケーラビリティの向上が中心的なテーマでした。
しかし、今回のペクトラは、それ以上に「ステーキング市場の活性化」を狙った施策が含まれています。
このアップデートによって、イーサリアムの評価が大きく見直される可能性があります。
現在、イーサリアムのステーキング率は約27%と、他の主要なステーキング対応ブロックチェーンと比べると低い水準にとどまっています。
その背景には、いくつかの課題があります。
今回のアップデートでは、これまで32ETHが上限だったバリデータのステーキング枠が2,048ETHに拡大される予定です。
これにより、大口ホルダーが効率的にステーキングを行える環境が整います。
さらに、ステーキング解除に関する改善策が検討されており、資金の流動性が向上する可能性があります。
もしペクトラアップデートによってイーサリアムのステーキング率が上昇すれば、次に期待されるのは「ステーキング報酬を含めるETFの誕生」です。
ETF化にはまだ時間がかかると予想されますが、ステーキング率が向上することで、イーサリアムの資産としての安定性が強化されることは間違いありません。
この施策が成功し、ステーキング率が上昇すれば、イーサリアムの評価は一変するでしょう。
そして、その先に控えるETFの可能性を考えれば、今後の展開には十分な注目に値します。
仮想通貨市場全体の流れが変わりつつある今、イーサリアムの動向にも注目しておきましょう。
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