グーグル、金融向け独自L1「GCUL」開発
グーグル戦略責任者リッチ・ウィドマン氏は、金融機関向けレイヤー1ブロックチェーン「GCUL(Google Cloud Universal Ledger)」を開発中と発表しました。
パイソン基盤のスマートコントラクトを採用し、中立的インフラとして設計。CMEグループなどが活用を検討しており、現在はプライベートテストネット段階です。
数十億規模のユーザー展開を目指し、今後詳細が公開される予定です。
COINPOST
Google独自L1チェーンの「中立性」とその課題

大手企業によるL1ブロックチェーンへの注目が再び高まっています。
これまでも複数の企業が挑戦してきましたが、2025年はついにビジネスモデルとして成立する可能性が出てきました。
注目すべき点は「中立的インフラ」とされている部分ですが、実際には収益がGoogleに計上される可能性が高く、その定義は議論を呼びそうです。
さらに、Googleアカウントやクラウドとの連携が必須となれば、中立性はより薄れるでしょう。
L1チェーンを「中立」「パブリック」と位置づけるのは常にトレードオフが伴います。
もちろん企業チェーンとしての成功可能性は高いものの、イーサリアムのようなパブリックチェーンと競合する領域は当面異なり、直接の競争はすぐには起きないと考えられます。
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