中国の暗号資産マイニング企業のカナンの株価が1日に80%以上上昇しました。
カナンは昨年11月にナスダックに上場。IPOを行い9000万ドルを調達し8.99ドルで上場した後に株価は約40%下落の5.24ドルの価格を付け、取引量も初日の4億ドルから12日に164,000ドルに低下しました。
その後も株価は下がり続け4.31ドルに底値を付けこの価格帯で推移していましたが、12日には始値は4.42ドルで、8.69ドルの高値をつけ82.73%も上昇。この日までの平均取引量が25万株だったのに対して、1100万株以上が取引されたようです。
株価が上昇した理由として5月に待ち構えている半減期があげられ、マイナーたちは古いマイニングリグを使い切ろうとしており、カナン、ビットメイン、マイクロBTなどのメーカーが製造する高いハッシュレートと優れたエネルギー効率を備えたマシンの需要が高まっているからです。
ここ連日のビットコイン価格の上昇は新しいマシンを購入することで多くのマイナーが事業を拡大しています。
ビットコイン価格とマイニングマシンの価格は連動しており、ビットコイン価格が上昇するとマイニングマシンの価格も上昇するため、強気シグナルとなりカナンの株価も上昇したと考えられています。
日本の株式市場でも同様に、暗号資産取引所やブロックチェーン事業者の株価が乱高下する時期がありました。
2020年はマイニング企業の株価の変動が大きくなる年になりそうです。
金融市場の資金が暗号資産市場へ直接流れるようなことはなく、間接的に企業への投資という形で市場へ資金が流れております。
いまの暗号資産市場でもっとも収益を上げているのは取引所ではなくマイニング関連企業です。
2020年5月に迎えるビットコインの半減期はビットコインの価格だけでなく、マイニングマシン価格の上昇にも影響しております。
収益が上がることを見越して、株式市場が盛り上がりを見せておりますが、マイニング事業はビットコインの価格に大きく左右される為、上場企業としては、大きなリスクを取ることができず、手元のマイニングで得たビットコインの一部はすぐに利確する傾向にあります。
株式市場の潤沢な資金でマイニングをしている企業が勝つか、それとも、ビットコインを利確せずにガチホを続ける老舗のマイニング事業者が勝つかは次の半減期である2024年までに結果が出るでしょう。
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