仮想通貨

ビットコイン(Bitcoin)のセグウィット(segwit)をわかりやすく解説

2017.10.27

segwitによって解消されるスケーラビリティ問題

ビットコイン（Bitcoin）が普及されるにつれ、スケーラビリティ問題が騒がれております。
このスケーラビリティ問題を解決するには
①ブロックを大きくする
②１つの取引データを小さくする
③ビットコイン（Bitcoin）のブロックチェーン外にデータを保管する
④ブロックの大きさを可変型にする
など、様々な解決策が考えられています。

その中で、一番現実的な手法としては
「②１つの取引データを小さくする」
があり、それこそがセグウィット（segwit/Segrageted witness）なのです。

セグウィット（segwit）を考えた人

ビットコイン（Bitcoin）自体はsatoshi nakamotoが考案し、中央集権を持たないシステムであることは有名です。
ただ運用の方針決定をする人は存在します。それはビットコイン（Bitcoin）を形にした人、つまりコア開発者達です。

スケーラビリティ問題のような運用方針については、マイニングを大規模に行う主要マイナーの意見を取り入れながら、コア開発者が最終決定をしているのです。

セグウィット（segwit）で解決できること

簡単にまとめると、以下の３つのメリットがあると言われています。
１、トランザクションの容量が圧縮され、1ブロック内に多くの取引記録を記録することができる
２、マイニング費用が減り、手数料が安くなる
３、ビットコイン（Bitcoin）の価値が上昇する（かもしれない）

Segregated Witness（セグウィット/segwit）は直訳すると「隔離された証明」です。
ブロック毎に格納されるトランザクションには「証明書」が付帯されているのですが、これを切り離して処理することで、１トランザクションあたりの容量を1/2に減らすことができます。
これにより、ブロックに収められる取引の量が２倍に増えるというものなのです。
容量が減ればそれに必要な電力が減りますので、手数料を安くできるのは必然的でしょう。
なお、３番については予測でしかありませんが、過去のビットコイン（Bitcoin）のハードフォークやイーサリアム（Ethereum)のハードフォークなどのタイミングを見れば、この可能性は期待できるものと考えられます。
現状ビットコイン（Bitcoin）を「利用」ではなく「投資」として見ている方が多い為、ほとんどの方は３番に期待したいところかと思います。
筆者も個人的には３番については、大いに期待したいところです。
セグウィット(segwit)に対応している取引所一覧