The Sandbox 提携発表で株価高騰
The Sandboxの共同創業者兼COOであるSebastian Borget氏は8日、サウジアラビアのデジタル政府機関(DGA)およびMetabankと提携することを発表した。
このニュースを受け、SANDトークンは前日から25%以上上昇した。提携はサウジアラビアのリヤドで開催されたLeap Tech Conferenceで締結され、今後数週間のうちに提携の詳細が明らかにされる予定です。
DGAは、サウジアラビア政府の高品質で効率的なデジタルサービスを推進し、政府の投資・経済価値を向上させるために設立されました。
サウジアラビアは先端技術への投資に力を入れており、2022年2月にはメタバンクを含む先端技術に6億4千万ドル超の投資を発表しています。
The Sandbox、サウジアラビアとメタバースで提携 SAND高騰
COIN POST
サンドボックスの動きから見るメタバース業界
日本でもファンが多いSANDBOXがメタバース活用でサウジアラビア政府と提携を発表したことが話題です。このニュースを受けSANDBOXのトークンは倍近く高騰しました!という一連の流れを解説します。
メタバースが企業の枠を超えて政府やより大きな団体と提携を結ぶということは市場にとって大きなプラスになります。メタバースもどんどん大きくなりますね!期待だけが!という感じです。
ユーザーがもどかしく感じるのはまだSANDBOXを十分触っていないからです。自分が所属していると感じられないプラットフォームがいくら有名になっても自分とはリンクしません。これはどのメタバースも超えなければいけない壁だと思います。
メタバースの土地NFTを保有している方は意外と多く、絵画などのアートNFTよりも市場規模は大きいです。問題は、土地NFTはずっと保存されている点です。
メタバースやNFTはユーザーを集めて初めて価値が生まれますが、多くのお金が集まったこの市場でユーザーを集める方法に苦戦をしております。この乖離が大きくなっているというのが今の市場の歪さでしょう。
企業や政府の提携はバンバン決まるが、肝心のコンテンツはほとんど空っぽという悲しいことが起きております。メタバースをうまく取り入れている企業は成功しております。代表的なプロジェクトはYuga Labsです。
メタバースをあまりにもWEB3.0文脈で語りすぎるとメタバース上でコンテンツを作る義務があるのはメタバースNFTを保有しているオーナー自身となります。
市場黎明期にお金もあってスキルもあってという人は皆無なので、ほとんどのメタバースNFTが空き地になります。Yuga LabsのコンテンツはYuga Labs自身が作ってます。
WEB3.0ではないですが、十分魅力がありWEB3.0なユーザーもついてます。WEB3.0をバカ丁寧に実装するよりも、WEB2.5くらい曖昧なままの方が市場参加者のニーズを叶えることができております。
今回のような大型提携にも関わらず、盛り上がりがイマイチ欠けるSANDBOXはまだまだ市場ユーザーの取り込みはうまく行っていないという現れです。
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