暗号通貨やブロックチェーンに対する不信感が募る2018年
2008年にブロックチェーンが導入されて以来、世界中で8万を越えるデジタル技術プロジェクトが開始されました。
2016年にトークン化されたICOによって合計29の暗号通貨プロジェクトが60億ドル以上の資金調達に達成しました。
翌年2017年には、871種類ものICOは前年の60億ドルを越える資金調達を実現させ、ブロックチェーン事業への投資の波を引き起こしました。
しかし、今年2018年は「暗号通貨市場の冬」として多くの人にとって落胆させる結果となってしまいました。
特にブロックチェーン技術を提供することができないICOプロジェクトでは、投資家の信頼が低迷しています。
その結果、資金調達目標に届かず、計画通りに進行することさえできていないようです。
「資金調達が枯渇する可能性があり、プロジェクト自体が停止する可能性がある」
引用元:Blockstack CEO: Crypto Winter is Here But the Next Wave Will be Massive
2018年は、暗号資産市場にとって後味の悪い年という印象のまま次の年を迎えようとしています。
しかし、現状に対して必要以上に悲観する必要はありません。
現在の暗号資産市場の段階は、インターネットのダイヤルアップ時代(初期段階)に似ているという声も多いです。
投資家は年々知識をつけてきており、それがビジネスで通用するレベルまで十分に鍛練され、ブロックチェーンの実用性から推進されるプロジェクトに資本を投入する可能性が高いです。
「ダイヤルアップ時代」を超えた先に、次なる大きな波として市場に到達する可能性を秘めている」
引用元:Blockstack CEO: Crypto Winter is Here But the Next Wave Will be Massive
投資家のブロックチェーンをはじめとした暗号通貨業界に対する期待は依然ものすごく高いです。
多くのICOプロジェクトが頓挫している中、優良案件は計画通り進行している
今年の市場規模は随時右肩下がり傾向が続いています。
ICOに関しては調達資金目標を大幅に下回り、開発を滞らせて、保有資産を市場で売却する負のスパイラルに陥っているのが現状です。
ただ、この流れは暗号資産やICOのすべてを表しているわけではなく、中にはしっかりと開発を進めているプロジェクトも存在します。
今回の一連の流れの教訓は、市場参加者が全て素人であった点です。
よく分からない技術によく分からないまま投資をし、原因も結果も特定されていない状況で失望をしている状況なのです。
しかし、この市場を好転させる可能性は十分にまだ残されていると考えます。
まず資金調達し、開発をするという一連の流れで大事なのは、資金調達額よりもロードマップの進行と使用した資金量にフォーカスすることです。
ブロックチェーンによりこの二つは最も正確に情報収集することが可能です。
ICOと言えば、「効率よく資金を活用できているプロジェクトに資金が流れる仕組み」と言えるくらい今の流れを変える必要があります。
そして、何よりプロジェクトの進捗具合に関わらず途中経過を随時ホルダーの皆さんに情報公開することが最重要になってくるでしょう。
市場参加者の知識レベルを上げる必要がある
分からないものをそのままにしておくと、今後も全く同じ失敗を招く可能性が高いです。
今回は冬の時代だからこそ時間をかけて見直すことができます。
そして、また次に来る大きな波が押し寄せてくる時に冷静に参加をすればよいと考えます。
市場参加者が賢くなる(リテラシーをつける)ほど合理的な行動が促され、市場予測が行いやすくなります。
(利益が出たらしっかりと納税しましょうね。税金についてはこちらをご覧ください!!)
暗号資産市場に入れない賢い投資家の大多数の意見は、市場参加者が合理的な行動をしないことが原因で引き起こされる 「市場の不安定さ」 にあります。
市場参加者が賢くなることが市場拡大の為に必要です。
お金だけでは何も解決しないことが今年一番証明された大きな収穫なのかもしれません。
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今回は、「2018年の暗号資産市場動向」について解説します!