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仮想通貨ポルカドット(DOT)が急騰、前週比45%高
仮想通貨ポルカドット(DOT)の価格が、1週間で45%上昇し7.6ドル(約780円)を記録した。
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ポルカドット(Polkadot / DOT)の概要・基本情報
最近、ポルカドットというプロジェクトが登場したことをご存知でしょうか?
ポルカドットが登場したことで異なるブロックチェーン同士が通信できるようになり、今はイーサリアムが最も多く選ばれるブロックチェーンと言われていますが、そのイーサリアムに台頭する存在として注目が集まっています。
本記事では、ポルカドットの特徴や仕組み、将来性などについてまとめていきます。
取引所
ポルカドット(Polkadot / DOT)SNSまとめ
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基本情報まとめ
ポルカドットに触れる前に、改めてブロックチェーンやイーサリアムの立ち位置についてみていきましょう。
仮想通貨取引を行う際に最も重要な要素の1つがブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは分散型ネットワークを構成する複数のコンピューターに暗号技術を組み合わせて、取引情報などのデータを同期して記録する仕組みのことを言います。
仮想通貨は国際通貨を国が管理しているといったような第三者による管理体制が存在しません。
そのため、暗号技術を用いて自分と取引相手の双方のみで管理していく必要があります。
そこで重要となるのがブロックチェーンの技術です。
その仮想通貨の時価総額2位の位置にあるのがイーサリアムです。
イーサリアムの大きな特徴として、仮想通貨というだけに終わらず、様々なアプリケーションプログラムを導入することができるという点が挙げられます。
正確にはイーサリアムではなく、イーサ(ETH)が仮想通貨としての役割を持っていて、そのプラットフォームとしてイーサリアムが機能しているというのが正しいです。
例えば、ビットコインの場合はブロックチェーンを用いて取引することまでが限界ですが、イーサリアムだと、企業間の重要な書面契約やサービスの売り買いなども行えるため、他にはない拡張性のあるシステムとして注目を集めています。
リアルタイムチャート
この記事の作成日が2021年2月18日で、この日のポルカドットのレートは、3,411.61JPYであり、前日比にして+6.46%の上昇、前月比だとなんと+100.37%も価格が上がっています。
2020年の間はずっと500JPY付近を漂っていましたが、年末年始頃から急激に価格が上昇し始め、わずか2ヵ月足らずで7倍近く価格が上昇しました。
それだけ今注目を集めている仮想通貨がポルカドットというわけです。
現在時点でのポルカドットのレートが知りたい方はこちらから
https://cc.minkabu.jp/pair/DOT_JPY
ポルカドット(Polkadot/DOT)の概要
そんな注目を集めるポルカドットがどんなものなのかというと、もちろん仮想通貨としての側面はもちつつも、異なるブロックチェーン間の通信を可能にするプロトコルです。
ブロックチェーンは基本的にトレードオフの状況に陥ると言われていて、トランザクションの処理速度を向上させようと思えば、分散性については妥協せざるを得なくなるといったことがよくあります。
異なるブロックチェーン間の通信が可能になると、金融取引に秘匿性の優れたブロックチェーンを選択し、決済時にトランザクションの処理速度の高いブロックチェーンを選択するのが容易になります。
ポルカドットのWeb3.0とは?
ポルカドットは「Web3.0」の実現が可能なプロジェクトだと言われています。
基本的に現在のWebの構造は「Web2.0」と言われていて、これはGoogleなどがユーザーのデータを収集して、それに合わせて情報を提供するといった中央集権型の仕組みになっています。
一方で、「Web3.0」は中央集権のない個人間取引で完結する仕組みのことを言い、その最たる例がブロックチェーンです。
しかし、先程述べたようにブロックチェーンでトランザクションが可能とは言えど、相互運用性に欠けています。
その点に言及しているのがポルカドットです。
より本格的にポルカドットが普及すれば、仮想通貨だけに限る話ではなく、今では当たり前のビッグデータを用いて分析した上表を提供する中央集権的なWebそのものの形態が変わってくる可能性も大いにありえます。
Kusama(クサマ)とは?
ポルカドット上には、Kusama Network(以下、クサマ)というものがあります。
クサマはポルカドットと概ね同じコードベースで構築されたブロックチェーンのネットワークで、ポルカドット上での開発やが菜バンス、ステーキング、ノミネーション、バリデーションを行ったりする実験の場としての役割を果たしています。
ポルカドットと比べてクサマの方が参入しやすい傾向にあります。
Substrate(サブストレート)とは?
Substrate(サブストレート)はブロックチェーンの開発を行うために作られたフレームワークです。
これによってアプリケーション毎に独自のHTTPを用意しなくても、ネットワーキングや合意形成に関する部分をコードがなくてもブロックチェーンを新しく作ることができます。
このSubstrateのフレームワークを利用して作られた最初のチェーンがポルカドットです。
Substrate Coreを利用することで、コーディングをすることなく、自由度の高いブロックチェーンの作成が可能となります。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の目指しているもの
ポルカドットは最終的に以下の3点を目的として、開発されました。
①個人でデータ等の管理が行えるWeb3.0の世界を構築すること
②異なるブロックチェーン同士を繋げることで、メッセージのやり取りや書面の契約といったことを それまで以上に簡単にできるようにすること
➂セキュリティをプールすることで、それぞれのチェーンのセキュリティを守ること
中央集権的な個人情報やデータの管理のあり方だと、いつ情報が漏洩してしまうかわかりません。
大手企業でも何らかの原因で何万人、何十万人もの個人情報が流出してしまったというニュースは頻繁に見かけます。
情報の流出を最低限に抑えるためには、個々人で情報を管理できるシステム作りが重要となってきます。
また、個人で情報の管理ができればそれだけ柔軟に扱うことができ、情報を管理する機関の対応の良し悪しに振り回されることが無くなるため非常に便利です。
その一方で、個人での情報の管理意識というものがこれまで以上に求められるようになるため、情報というものの重さをよく理解して取り扱わないと、あちこちで情報が漏洩してしまうことにもなりかねないというデメリットがある点は理解しておくべきでしょう。
ポルカドット(Polkadot/DOT)のコア要素
ポルカドットは、リレーチェーン、パラチェーン、パラスレッド、ブリッジの4つのコア要素が組み合わさって作られています。
主に、リレーチェーンとパラチェーンが主軸となってきます。
リレーチェーン(Relay chain)
リレーチェーンはポルカドットの中核を担う部分で、ネイティブで互換性のあるチェーン、ブリッジを通じた互換性を持たないチェーンを繋ぎ合わせる役目を持っています。
ブリッジはOSI参照モデルのデータリンク層の情報を基に、フレームの送信ポートを決定して転送するコンピューターネットワーク機器のことです。
主に、合意形成やトランザクションのやり取りなはリレーチェーンにて行われます。
パラチェーン(Parachain)
パラチェーンは正しくはパラレルチェーンと呼ばれていて、リレーチェーンに接続される独立したブロックチェーンのことを指します。
パラチェーンによって、リレーチェーンを通じたパラチェーン同士のメッセージのやり取りやトランザクションが可能となります。
パラスレッド(Parasread)
パラチェーンの代わりとして扱われるのがパラスレッドで、ブロックチェーン毎に手数料を払うと「Polkadotエコシステム」に参加することのできる仕組みのことを指します。
ブリッジ(Bridge)
ポルカドットのエコシステムにおけるチェーンや互換性を持たないチェーンをリレーチェーンと繋ぐ役割を持ったもののことを指します。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の特徴
ここまででポルカドットの全体像やブロックチェーン、イーサリアムとの関係性について触れてきました。
ここからはポルカドットのより詳しい部分について触れていきます。
ポルカドットは大きく分けて以下の7つの特徴が挙げられます。
①異なるブロックチェーンの相互運用を実現
②「高いスケーリング能力」と「高速処理」
➂優れたセキュリティーモデル
④透明なオンチェーンガバナンス
⑤信頼できるコンセンサスアルゴリズム
⑥個人投資家が多く参入している
⑦イーサリアムの共同創業者が関わっている
1つずつ見ていきましょう。
異なるブロックチェーンの相互運用を実現
やはりポルカドットの一番の特徴は、ポルカドットだけに限らず、ビットコインやイーサリアムといった異なるチェーンの相互運用の実現が可能だというところです。
仮想通貨のこれまでの課題であった別の資産に交換する際に取引所がどうしても必要だったという問題をインターオペラビリティによるP2Pの資産取引が可能になったことで解消することができます。
取引所の運営側としても仲介手数料による利益がなくなる点はありますが、その分今のサービスの管理体制を整えてトラブルを軽減したり、新たにサービスを展開する余力ができることを考えると、決して悪い話ではないでしょう。
「高いスケーリング能力」と「高速処理」
ポルカドットのパラチェーン間のやり取りは他のものと比べてスピーディかつ並行処理で行われるため、高いスケーリング効果が期待できます。
一度に処理するトランザクションの数が多く、スピーディに処理が終わるということは、それだけトランザクション後の反映が早くなります。
仮想通貨というのは非常に値動きの激しいものが多いため、次の資金繰りの計画がすぐに立てやすくなる分、仮想通貨による投資の失敗のリスクも軽減することができます。
優れたセキュリティーモデル
ブロックチェーンなどで一般的に用いられている「Proof of Work(PoW)」や「Proof of Stake(PoS)」だと、ネットワークの安全性を保つためにリソースが絶えずあちこちで割かれるため、奪い合いになって若干時間がかかってしまいます。
しかし、ポルカドットはブロックチェーンのセキュリティが1箇所にまとめられていて、全てのブロックチェーンに対応できる巨大なプールを用意しているため、リソースの奪い合いによるセキュリティ機能の低下を軽減することができます。
透明なオンチェーンガバナンス
ポルカドットのプロトコルのアップデートは、チェーンの分岐をなしにすることができ、アップデートのプロセスが明確ではないといった状況を失くすことができます。
リレーチェーンでは透明性が高く、セキュリティ面に強い体制が整えられていて、パラチェーンでは他のパラチェーンに影響を与えずに自由を最大化させた体制が整えられています。
信頼できるコンセンサスアルゴリズム
ポルカドットは安全対策に注力するために、「GRANDPA(GHOST-based Recursive Ancestor Deriving Prefix Agreement)」と呼ばれるコンセンサスを採用しています。
GRANDPAを採用することで、優れたネットワーク下では瞬時にブロックが確定し、悪いネットワーク下では、問題が解決すると大量のブロックが一気に確定させられます。
個人投資家が多く参入している
ポルカドットではダッチオークションという方式を採用しており、売り手が高めに売出価格を設定し、買い手がつくまで価格を下げていくという通常の競争とは逆の方式でトークンが売り出されています。
こうすることで、事実上の上限価格が設定されているために一部の投資家がトークンを買い占めるという現象を抑え、ポルカドットに参入できる個人投資家を増やすように務めています。
この仕組みによって、個人投資家が参入しやすくなっています。
イーサリアムの共同創業者が関わっている
ポルカドットはイーサリアムの共同創業者のギャビン・ウッド氏が開発に関わっていたからこそ、イーサリアムのユーザー増加によるトランザクションの数の増加に伴って発生した取引時間の遅さを懸念していました。
そのため、ポルカドットを開発する際にはトランザクションの同時並行処理をできるようにすることは重要な要素の1つとして取り上げられていました。
それ以外の点についても、イーサリアムの良い点も悪い点も良く知っているからこそ知っていることの全てがポルカドットに反映されていました。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の技術
ポルカドットには技術面に関する4種類のプロトコル参加者が存在します。
それが以下の4つです。
- Collators(取引照合者)
- Validators(取引承認者)
- Nominators(任命者)
- Fishermen(吊り手)
1つずつみていきましょう。
Collators(取引照合者)
Collators(以下コレーター)は各パラチェーンでそれぞれ発生したトランザクションの照合を行ってバンドル化し、リレーチェーンに受け渡します。
Validators(取引承認者)
ポルカドットエコシステムのメインのチェーンであるリレーチェーンに直接関わることから、Validators(以下バリデーター)は最も重要とされています。
Nominator(以下ノミネーター)によって選出される彼らは、コレーターから送られるそれぞれのパラチェーンのブロックを検証して、問題なければリレーチェーンに追加するという役割があります。
最も重要な立ち位置であることから、報酬にインセンティブが与えられるシステムを採用して、不正がなるべく起きないようにしています。
Nominators(任命者)
先程も述べたように、バリデーターを選出する役割を持っているのがノミネーターです。
DOTのステーキングは行わず、バリデーターに対してステーキングを行うことでバリデーターの報酬の一部が得られる仕組みとなっています。
ただし、バリデーターと手を組んで行ったものだと判明した場合はペナルティを受けます。
Fishermen(吊り手)
Fisherman(以下フィッシャーマン)はバリデーターの監視役としての役割を持ち、バリデーターの違反を見つけた場合に、彼らに与えられるはずだった資金の一部がフィッシャーマンのインセンティブとして与えられる仕組みとなっています。
フィッシャーマンの存在により、バリデーターはより迂闊なことができない状況に置かれているため、不正がしづらくなります。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の将来性
Web3.0がより社会に普及すれば、情報管理の強い意識を求められることは間違いありませんが、これまで以上に人でなければできない仕事に多くの人が割り当てられる良さがあります。
しかし、Web3.0の考えをベースとしたポルカドットには将来性があるのでしょうか?
実際、かなりのスピードで価格が上昇しており、それだけ多くの投資家がポルカドットに対する注目はもちろん、Web3.0に対する期待値も高いと考えられるため、まだまだ伸びしろのある仮想通貨であると言えます。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の購入方法
実は日本の取引所ではポルカドットは購入することができません。
そうなると海外取引所になりますが、おすすめは以下の2つです。
・バイナンス
・ディープコイン
バイナンスは世界一の仮想通貨の取引所となっていて、簡単に登録ができ、KYCを行わなくても出金の制限に引っかかってしまうといったこともないので、安心して使えます。
ディープコインは取引マイニングで手数料の一部がDCトークンとして還元されたり、独自のDeFiがあって1タップで簡単に金利を獲得できる仕組みとなっているので、非常に稼ぎやすいです。
ポルカドット(Polkadot/DOT) まとめ
ポルカドットについてある程度理解していただけたでしょうか?
ブロックチェーンという言葉はよく聞くけど、ポルカドットという言葉を初めて聞いたという人も多かったでしょう。
仮想通貨で人気の高いイーサリアムにはトランザクション処理が遅いなどといったデメリットがありましたが、ポルカドットはその同時平行処理を実現し、仮想通貨の世界だけにとどまらず、Web3.0というユーザーへの情報提供技術をも変えるきっかけとなりうる仮想通貨です。
仮想通貨に興味のある人で、一足先にWeb3.0の世界を味わいたいという人にはポルカドットが非常におすすめです。
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