BTCトークン規格、ETHチェーンへ移行
ビットコインのトークン規格「BRC-20」が、ビットコインチェーンからイーサリアムチェーンへクロスチェーン展開を始めました。
「ORDI」と「OXBT」の2つの主要なトークンがイーサリアムチェーンに移行するこの展開は、クロスチェーン技術を開発するEmblemとの協働により行われました。
Emblemはトークンを自社の保管庫に格納し、イーサリアムで取引可能にする技術を提供。
これによりBRC-20トークンがビットコインチェーンを離れることなく、イーサリアム上で取引可能になります。
また、このシステムは所有権の制御を可能にし、スマートコントラクト上の様々な用途に影響を及ぼす可能性があります。
ビットコインのトークン規格BRC-20、イーサリアムへクロスチェーン展開
COINPOST
イーサリアムとビットコイン規格(BRC):二大巨頭の融合を探る
ビットコインのブロックチェーン上で新たなものを創造する活動が活発化しています。
これは大変意義深い試みでありますが、初心者にとっては難解で理解しにくいニュースに感じられるかもしれません。
現状をわかりやすく解説します。
新しいブロックチェーンプロジェクトが公開されるとその仕様やルールは変更できないと誤解する人もいるかもしれません。
しかし実際には、一定の条件が満たされるとブロックチェーンの仕様を変更することが可能です。
条件はプロジェクトごとに異なりますが、多くの場合、コミュニティの民意を反映するようにシステムが設計されています。
この条件が満たされない限り、仕様は変更できません。これがブロックチェーンは分散型と呼ばれる理由です。
事実、ビットコインも日々更新されています。
そしてビットコイン自体を変えるほどの支持が足りない場合でも、一部の支持が集まればブロックチェーンをハードフォークして試すプロジェクトが出てきます。
現在、私たちはビットコインのブロックチェーン上で様々なことを実装してNFTやDeFiが実現できるかどうかを調査する段階にいます。
これに似たトレンドは2017年頃にもありました。
それは「ハードフォークブーム」と呼ばれました。
当時、ビットコインは非常に短期間で10回近くハードフォークを経験し、ビットコイン〇〇と呼ばれる多くのブランドが多数出現しました。
ビットコインなどの主要プロジェクトのハードフォークプロジェクトは、名前の認知度だけで市場価値がついている状況でした。
しかし、ハードフォーク後のブロックチェーンの価値は十分に証明できず、その後、一部のプロジェクトだけが残り、多くのハードフォークプロジェクトは忘れ去られてしまいました。
ビットコインのブロックチェーンを様々に利用する現在のブームは一過性のものであり、その中の一部だけが生き残ると考える方が良いでしょう。
ハードフォークが間違っているワケではありません。現在挑戦しているプロジェクトも将来おおきく化ける可能性はあります。
これから未来に渡りビットコイン経済圏が拡大し続ける中で、ビットコインチェーン上の資産を別のブロックチェーン経済圏にスムーズに接続する必要性が出てきます。
そのための技術なので、ビットコインの価格と連動し今後も話題になることでしょう。
ビットコインの技術的な挑戦が話題になるたびに、コミュニティが割れたような印象を受けますが、どちらが正解という事はありません。
関係するホルダーの方が自分の意見を持って見届けることが大切です。
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