金・銀の法定通貨認可とBTC準備金
テキサス州は金と銀を法定通貨とする法案を可決し、2027年5月1日に施行予定です。州監督の金塊保管所を介して取引が可能となり、デジタル通貨の導入も視野に入れています。
さらにアボット知事はビットコイン準備金設立法にも署名し、初期投資額1,000万ドルをBTC購入に充てる方針を示しました。
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
COINPOST
現物資産とステーブルコイン、「金と銀」がブロックチェーンで蘇る

ビットコインの「準備金」ばかりが注目されがちですが、実際には資産は他の現物資産にも流れています。
代表的なのが、金や銀といった伝統的な実物資産です。
現在、法定通貨の信用不安が高まっており、「リスクヘッジとして機能する資産」であれば、ビットコイン以外も資産保全の手段として選ばれています。
ただし、これまで現物資産は流動性に乏しく、国家や大口の機関投資家が価値を保全する手段としては扱いづらい面がありました。
そもそも、私たちが今使っている貨幣経済は、金本位制を離脱した「信用ベースの通貨制度」の上に成り立っています。
それが今、原点回帰の動きとして、現物資産の価値をデジタル化する方向に進んでいます。
この現物資産の課題を解決する手段として注目されているのが「ブロックチェーン技術」です。
金などの現物資産と価値を連動させたステーブルコインを発行することで、「流動性」と「信頼性」を両立させる仕組みが整いつつあります。
インフレの加速が続くこの時代、法定通貨からの「信頼逃避」はさらに進む可能性があります。
資産保全の選択肢として、現物×ブロックチェーンの組み合わせが重要な意味を持ってくるでしょう。
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