米国最大級の銀行トップが、「利回り付きステーブルコインは銀行を揺るがす」と警告しました。
一見すると、仮想通貨と銀行の対立構図に見えるニュースです。
しかし、この話はWeb3の是非を問うものではありません。
金融の役割を、私たちがどう理解してきたかが問われています。
これを独自のジャーナリズムで解説します。
バンク・オブ・アメリカCEO、利回り付きステーブルコインが米銀行から最大6兆ドル流出の恐れと警告 2026年1月16日
Cointelegraph Japanによると、バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOは、
利回りを提供するステーブルコインが、
米国の銀行システムから最大6兆ドル規模の預金を引き出す可能性があると述べた。
この発言は、同行の決算説明会での発言内容が、仮想通貨投資家によってX上に共有されたことで広まった。
モイニハン氏は、ステーブルコイン発行体が利回りの支払いを認められた場合、銀行預金の相当部分がステーブルコインへ移行し得る、
とする研究に言及した。
同氏は、利回り付きステーブルコインは、融資に資金を回す銀行預金とは異なり、
現金、中央銀行準備、短期国債などで保有される点で、マネー・マーケット・ファンドに近い性質を持つと説明した。
このような資金移動は、銀行のバランスシートから預金を押し出し、
信用供給を縮小させる可能性があるとし、特に銀行融資への依存度が高い中小企業への影響を指摘した。
背景には、米国で進行中の仮想通貨関連法案を巡る議論の停滞がある。上院銀行委員会および上院農業委員会は、
関連法案の審議日程を延期している。
一方で、仮想通貨業界内では評価が分かれている。規制強化を懸念する声がある一方、
法整備の前進が不可欠だとする意見も示されている。
引用元:Cointelegraph Japan
https://jp.cointelegraph.com/news/bank-of-america-interest-bearing-stablecoins-us-banks
金融は「利回りの高さ」だけで成り立ってきたわけではない
この出来事はこう解釈してください。
今回の議論は、
ステーブルコインが良いか悪いかを決める話ではありません。
「お金を預かる仕組み」と「社会を支える仕組み」を、同じ尺度で測ろうとしている点にズレがあります。
銀行預金は、利回りを最大化するための器ではなく、融資や保険といった社会インフラを支える土台として設計されてきました。
一方、利回り付きステーブルコインは、資金効率や運用の観点から生まれた仕組みです。
どちらが正しいかではなく、役割がそもそも異なります。
その違いを無視して語ると、議論は簡単ではない、注意が必要です。
「銀行が負ける話」だと感じた人は早い
銀行が困るなら、それでいいと思っている人は、金融を道具としてしか見ていません。
この発言は、銀行が自分たちの既得権を守ろうとしている、という単純な話ではありません。
銀行は、利回りを生まないコスト
『破綻時の受け皿や、長期の融資、信用の裏付け』
を背負っています。
その前提を無視して、「高い利回りが出るなら移せばいい」と考えるほど、金融の見方は短くなります。
ニュースは、必ずしもすべてが正確とは限りません。 また、誰が発言しているかによって、同じ事実でも意味は大きく変わります。 そもそもニュースは、出来事の「一部」しか切り取って発信されないものです。
だからこそ、ニュースだけを材料に未来を断定すると、判断を誤りやすくなります。 ただし、ニュースそのものが無価値なのではありません。 読み手が、まだ読み方を知らないだけです。
無知は無能ではありません。 ニュースの構造や背景を意識して読み解く練習を重ねれば、誰でも「今の情報」から「これから起きる流れ」を捉えられるようになります。 このメディアでは、そのための視点と考え方を伝えていきます。





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