Balancerで1億ドル超流出、監査体制に疑問の声
分散型取引所兼AMMであるBalancerにおいて、約1億1,600万ドル相当の資産が不正流出しました。
バランサーは「流出はV2 Composable Stable Poolsに限定された」と発表しましたが、過去11回の監査を実施していたにも関わらず発生したこの事件は、DeFiの監査体制に大きな疑問を投げかけています。
CointelegraphT
DeFi老舗で不正流出、監査制度に揺らぐ信頼

老舗中堅のDeFiプラットフォームで不正資金流出が発生しました。
仮想通貨のハッキングは珍しくありませんが、今回は「監査を10回以上受けていたにもかかわらず防げなかった」という点が業界に衝撃を与えています。
原因は、価格差の小さい通貨ペアにおける権限設定の不備による脆弱性であり、他のDeFiにも潜む一般的なリスクといえます。
なぜ見抜けなかったのかという点については、「比較的安全とされるプールであったため優先度が低く見落とされたこと」や「プロトコルの技術更新スピードに監査プロセスが追いつかなかったこと」などが要因として挙げられます。
この事態を受け、監査済みのDeFiプラットフォームでもリスク回避の動きが広がり、特にイーサリアム系では資金流出が加速。
アルトコイン市場全体でも下落傾向が続いています。
事態の完全収束が見えない中、当面はDeFi市場への資金流入が鈍化する見通しです。
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