暗号資産で貯金はできるのか?
暗号資産は法定通貨である日本円と異なり価格を保証されておりません。
実はすでに貯金のようなサービスがリリースされております。
今回そのサービスの紹介をしますが、あくまで投資となり、元本保証はありませんので自己責任でご判断をお願いいたします。
Coinchek(コインチェック) 貸暗号資産サービス
これはCoinchek(コインチェック)が実際に提供しているサービスです。
Coinchek(コインチェック)へ暗号資産を貸し付けることができ、一定の利息が付きます。
最初にお話ししますが、あまりお勧めはしません。
その理由もしっかりと書きます。
最大年率5%預けているだけで暗号資産がたまる
どのような商品かというと簡単なサービス概要は以下となります。
預けているだけで暗号資産がたまるというのはとても魅力的なフレーズです。
しかし実際の預入期間と利息は14日間で年率1%。最大でも、365日間:年率5%とかなり低い印象を受けます。これは、法定通貨である日本円の定期預金とは比べ物にならないほど利回りは良いですが、預けるのは暗号資産です。
一日の価格変動で年率の5%近く動くことがしょっちゅうです。
もちろん、未来を予測することはできないので、必ずもらえる利息5%は魅力的かもしれませんが、わずか5%では価格変動で値段が下がるリスクを回収しきれないのです。
Coinchek(コインチェック)で取り扱うすべての通貨対応
ビットコイン(bitcoin)は基軸通貨でありいろいろなトレードに使うことが多く、定期預け入れをしていると必要な時に使えないというストレスがかかります。
この貸暗号資産サービスの良いところは複数通貨が対象となっているところです。
特に、数か月間は値上がりを期待して保有しているだけの暗号資産であれば、ただウォレットにしまっているだけよりも、良いかと思います。
その場合、大きな値崩れをしても売らないとかたくなに決めている方にはとても良いサービスです。
リスクの大きさに伴っていない保証パーセンテージ
貸暗号資産サービスを紹介するうえで、最大のリスクに触れないといけません。
それは、以下の利用規約にも記載してある文章からも読み取れます。
・本サービスは、資金決済法に基づく暗号資産交換業としてのサービスではありません。
したがって、本サービスで当社が借入れる暗号資産は、分別管理の対象とはなりません。
・本サービスは預金商品ではなく、預金保険の対象ではありません。
これはCoinchek(コインチェック)とユーザーの契約であり、その他、国や外部機関は全く保障をしてくれません。Coinchek(コインチェック)が倒産したら預けた暗号資産は戻ってきません。
預入した暗号資産自体の価値が上がっていたとしても手元に戻ってくる可能性は少ないでしょう。
そのようなリスクを抱えた見返りが年間利息5%では割に合わないと個人的には考えます。
投下するタイミングを見極めることが大切
2017年10月時点では金融庁認可が下りていないことも気になります。
今後金融庁認可が下りて、貸暗号資産サービスがまだ利用できる場合は、例えば、控えている大型ICOに備えて暗号資産を保有している際などに短期間だけ利用するなどのシーンは有効な活用方法と思います。
まずは、今後のCoinchek(コインチェック)に期待をしたいところです。
Written by 伊藤健次
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