1. カカオトーク内でのBORAポイントの活用
カカオのアプリケーション内で「BORAポイント」を現金支払いのように使用できる。ゲームコンテンツへ活用したり、BORAシステムでの貢献度が高いユーザーに対して配布されたりするため、 ユーザーはアクティブに活動するほど、その報酬としBORAポイントが受け取れるようになる。
2.スケラビリティー問題の解決
独自のブロックチェーンであるBORA chainを利用し、2段階層のプラットフォームを活用する事で、スケーラビリティの問題を解決する事が可能
3.BORAポイント
ゲームコンテンツへ活用したり、BORAシステムでの貢献度が高いユーザーに対して配布されたりするため、ユーザーはアクティブに活動するほど、その報酬としてBORAポイントが受け取れるようになる。
BORA(ボラ)コインの基本情報
通過記号:BORA
総発行枚数:340億
本拠地:韓国
日本語対応:未対応(英語有)
発行上限:不明
上場時期:2019年以降の予定
開発者:Gyehan Song
BORAの公式サイト、SNS一覧
BORA(ボラ)の特徴
BORA(ボラ)の目的
①自社トークンであるClayの「ブロックチェーンシステムの改善と成長を図るための戦略的パートナー」とされる 投資家向けのプライベートセールを行うため。
②カカオブロックチェーン社を立ち上げ「カカオ3.0」と称して、「グランドX」をブロックチェーン技術で成長させた後、 ICOで確保した資金でブロックチェーンの技術力の確保と、関連企業の買収に積極的に乗り出すため。
グランドXとは?
カカオの子会社。最高責任者(CEO)はHan Jason氏。国内外の優れたブロックチェーン企業と協力していく姿勢を示しており、 2018年8月29日には、ブロックチェーンのスタートアップ企業である「オーブス(ORBS)」と戦略的業務協約(MoU)を提携しました。 両者は、今回のパートナーシップを通して、以下の取り組みを行い協力関係を継続していくことを計画しています。
オーブス(ORBS)に関する記事はこちらへ。
①ブロックチェーンプラットフォームのコード開発とセキュリティ検査などの技術協力
②それぞれが開催するハッカソンイベントに技術的パートナーとして参加
③事業開発支援と協力
④共同リサーチ記事を出版 今回のパートナーシップに伴い、オーブスは韓国(ソウル)で新しい事務所を立ち上げている。
また、両社のプラットフォームの『技術的な進化』と『ビジネス向けDapps』の開発環境を発展させるとコメントしています。
BORA(ボラ)が目指す未来
カカオ社とは、言わずとしれた韓国の有名企業です。韓国のメッセージアプリ市場では90%近いシェアを誇り、インターネットサービスをリードする主要企業です。日本で言うLINEの韓国バージョンになります。
BORA Tokenを購入することによって下記のことができるようになります。
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・カカオのアプリケーション内で「BORAポイント」を現金支払いのように使用できます。ゲームコンテンツへ活用したり、BORAシステムでの貢献度が高いユーザーに対して配布されたりするため、 ユーザーはアクティブに活動するほど、その報酬としBORAポイントが受け取れるようになります。
・独自のブロックチェーンであるBORA chainを利用し、2段階層のプラットフォームを活用する事で、スケーラビリティの問題を解決する事が可能です。
・ゲームコンテンツへ活用したり、BORAシステムでの貢献度が高いユーザーに対して配布されたりするため、ユーザーはアクティブに活動するほど、その報酬としてBORAポイントが受け取れるようになります。
BORA(ボラ)現状の課題点
1.おおよそ韓国人向けのトークンであること。
2.韓国国内では2017年9月にICOが禁止され、2018年5月に取引所であるUpbitが家宅捜査を受けたため、イメージ的にも悪化していること。
韓国国内のICO税制および暗号通貨を計画している韓国について、詳しくはこちら
BORA(ボラ)のロードマップ
2019年Q3:BORAエコシステム1.1(「BORA」Mobile dapp)がリリースされ、モバイルからでも同プラットフォームにアクセス可能となります。
2019年Q4:BORAエコシステム2.0のリリース。
2020年Q2:ゲームを超えてBORAチェーンをスケールアップさせていく「BORAエコシステム3.0」が段階的にリリースされる予定です
BORA(ボラ)トークン配分
20% 予約
25% エコシステム
15% チーム&アドバイザー
BORA(ボラ)資金調達方法
新たな資本調達を通して、グローバルなブロックチェーンエコシステムの改善と成長を図るため、戦略的パートナーを確保することに尽力してきました。 日本ではLINEの方がメジャーなメッセージアプリとして利用されていますが、 韓国ではカカオトークの方が1年ほど先に誕生したということもあり利用者がとても多くなっていてメジャーなアプリとなっています。 Clayは、利用者が気楽にサービスを利用することができる点に焦点を合わせています。 公式ウェブサイトにてBORAの最初の上場をCoinsuperで行うと発表しました。 フィアットとクリプトの両方の交換を提供しているので、非常に人気のある交換です。 現在コインスーパーは急速に拡大するコインの種類が増えています。 スケジュールは以下の通りです。 Coinsuperから始まり、現在BORAの上場について世界中の主要な取引所と会議中であり、そして2019年の第1四半期中にもっと上場のニュースがあると報告しています。 特に、BORAトークンが提携を交わしているカカオゲームズにはUPbitも出資しており、「WAY2BIT」に2億円を出資した「Dunamu & Partners」も、UPbitを運営する「Dunamu Inc」の傘下にあります。 今まで、正体がヴェールに隠されたままのBORAでしたが、2019年に入り、公式ウェブサイトも活発に動き始めました。 <p class=”p1″>
プライベートセールとしてみられる向きもありますが、個人投資家には開放されていません。
また、カカオ社と提携している機関が多く参加しています。現在のところ、資金調達ラウンドに関する正確な数値を確定することはできず、当社はこのイニシアチブに関与している企業を公開する立場にはないため、パートナー企業との意思疎通を図ることが優先されます。
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どのようにカカオ社は韓国の規制を通り抜けたのか?
カカオ社は、2018年3月にスイスにブロックチェーン関連会社を設立し、ICOを実施する意思を表明していましたが、 韓国の規制当局である金融委員会(FSC)からの警告により、一時断念したことがありました。
またカカオ社は今回のICOで、3億ドル、日本円にして340億円ほどの資金調達を行ったとされていますが、 韓国のようにICOに対する規制が厳しい国で、どのように実施することができたのか注目を集めました。
その理由としては、韓国の規制当局から、資金調達方法によって不正またはマルチ商法とみなされる可能性があることです。
なぜなら、勧告は投資家保護の観点からリスクが高いためICOに否定的な立場を取っているので、今回のICOはそれに該当しないためです。Clay(クレイ) 「ブロックチェーンは新しいインターネット」
長くて複雑な暗号化キーをユーザーが書いて保管することなく、 チャットアプリのカカオトークにログインするようにユーザ名とパスワードを入力することによってブロックチェーンサービスが利用できるようになります。
このブロックチェーン・プラットフォームは2018年10月に公開しおり、 大規模なユーザーベースのサービスにブロックチェーンの技術を適用させたプラットフォームになります。
2018年10月にテストネットが初めて公開されました。メインネットは2019年はじめに公開されることが予定されています。
グラウンドXは4日、ソウルで開かれたカカオの開発者会議「イフ(if)」でClayを初公開しされました。
「Klaytnは企業のニーズを満足させる様々な機能を盛り込んでおり、利用者に優しいユーザーインターフェイス(UI)、 ユーザーエクスペリエンス(UX)を提供するのが特徴だ」として、 「来る10月中にテストネットを公開し、実際のサービスもスタートする計画だ」と言及しています。
Clayの性能は、毎秒1,500件の情報を処理することができるレベルです。
ブロックの作成は1秒で可能なレベルまで開発されました。 現在、カカオをはじめとする10社以上の外部事業者がClayで実装テストをしています。 10月のテストネットが公開されると、外部からの審査を経て、ソースコードなどを提供する計画です。
Klatynのプラットフォームで基軸通貨として使用されるトークンは「クレイ(Clay)」という名前で決定しました。 「ブロックチェーンは新しい種類のインターネットだ。 これまでのインターネットは情報のみを伝送したが、ブロックチェーンは価値を載せて情報を転送することを可能になる」とし、「価値を盛り込んで送信することで、どれだけ多く新しい経験の機会を与えられるのかKlaytnで確認することができる」と強調しています。BORA(ボラ)のプロジェクトメンバー
Kyungho Yune/ビジネスディレクター
Kihun Edward Kim/ IR ディレクター
Bongjun Kim/ プロダクト&サービスデザイン
Seoho Ryu/ブロックチェーンエンジニア
Youngju Roh/ ブロックチェーンエンジニア
Bongjun Kim/プロダクト&サービスデザイン
Jesoung Bahk/コミュニケーションマネジャー
BORA (ボラ)の出資者
Ryan Uhr/ CEO, Coinplug Inc.
Linkedin
Joon Mo Kwon/ Founder, Four Thirty Three Inc.
LinkedinBORA(ボラ)の最新情報
2018年2月にリリースされたCoinsuperは、香港で最大の暗号通貨交換の1つになりました。 100万人以上のアクティブユーザーがおり、1日当たり1億5000万ドルから1億5000万ドルの取引量を誇るトップ20の国際暗号取引所の1つです(Coin Market Cap)。 暗号交換の中でも、Coinsuperは、米ドルだけでなくBTC、BCH、ETHなどでも、
Fiat(フィアット)は正式には Fiat Money、もしくは Fiat Currency などといい、意味は法定紙幣です。 つまり、国が発行した通貨(円やドルなど)のことを指します。仮想通貨界隈では、よく「仮想通貨をFiatに戻す」といったように使われたりしています。 Crypto(クリプト)は、日本語で「暗号」を意味します。仮想通貨は英語で「crypto currency(クリプト・カレンシー)」と書くため、「暗号通貨」を仮想通貨と同義の日本語訳として使っているケースも多いです。BORA(ボラ)の将来性
なお、UPbitは2018年11月23日現在、世界の仮想通貨取引所の取引量ランキングで第17位に位置しており、
その規模は「Kraken」や「Coinbase Pro」にも勝る勢いです。
また、韓国の人々がBORAトークンを入手する為には取引所に正式に上場した後となる予測されます。
上場した後、価値が上がる可能性は極めて低いでしょう。BORA(ボラ)のまとめ
このように、ICO規制が強化されてきてICOをすること自体が難しい状況の中で、 今回の事例のように各国の規制を満たすものになるかもしれない多額の資金調達が行われたことは、 ICO規制整備に向けて大きな一歩と言えるのではないでしょうか。
カカオトークの使用が著しい韓国で大きく影響力のあるカカオゲームズで利用される事は、 今後大きなトークンの価値向上に繋がると考えられがちですが、こういったタイプは、上場した後価値が上がらず、むしろ下がってしまう可能性が大変高いでしょう。この記事を書いた人
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コインオタクでは読者の皆さんから寄せされたご意見から、 「あのICOは今どうなっているのか?」 を、徹底調査してレポートして参ります。
私達コインオタク調査員は、プロジェクトに直接問い合わせるのはもちろん、ネットの意見や口コミからレポートを作成しております。中立な立場を保つため、双方の事実・意見をまとめています。
今回は、市場90%シェアを誇る韓国のメッセージアプリ「カカオトーク」発のBORAコインについて徹底解説していきます!