東洋経済、ビットコイン決済が浸透しない理由

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週刊東洋経済(2017年11月4日号)にて、ビットコイン(Bitcoin)の特集が組まれました。
今回はその内容について解説していきたいと思います。

広がるビットコイン決済可能店

徐々にビットコインで決済ができる店舗は広がり、その利用可能店は国内だけでも数千店にも及びます。

先駆けて導入を始めた大手家電量販店のビックカメラでは、当初中国人客をメインに海外客を取り込むために導入したと聞いていましたが、この記事を見て驚きの事実を知りました

増加傾向にある訪日外国人の取り込みが狙いだったが、実際に利用しているのは「ほぼ日本人」(ビックカメラ)。30代~50歳の男性が多く、家電製品や日用品、ゲーム機などを購入していくという。
同時に、海外からの観光客への利便性向上を目的に全337店にビットコイン決済を導入した、メガネ小売りチェーン大手のメガネスーパーでも、利用者は全て日本人だという。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号

という。
筆者自身もその統計に貢献した「30代男性」の1人なわけですが、海外からの観光客はほとんど利用せず、「日本人の為のサービス」となってしまったということになります。

その理由として
・ボラティリティが高すぎて決済手段として未だ認識されていない
・世界的にビットコイン(Bitcoin)を投資目的で保有している人が多い
・ビットコイン(Bitcoin)の保有量の30%が日本

などの理由が挙げられます。

現状決済として見た場合、 電子マネーやクレジットカードで事足りてしまうのに、わざわざボラティリティが高いビットコイン(Bitcoin)を買う理由がない のです。

「ビットコイン(Bitcoin)は稼げる」というような入りをしている人は非常に多く、決済目的で入っている人は限りなく少数です。
やはり金額が上がり続けるのを見てしまえば「使うのはもったいない」「まだ上がる」という気持ちになるのは当然のこと。

本格普及は当面先であると予測されます。

また、ビットコイン(Bitcoin)保有量の30%が日本ということに合わせて、中国政府がマイナスな考えであるがために、中国人の保有量がほぼゼロに近いという事実

これもビットコイン(Bitcoin)決済が流行らない理由であると言えるでしょう。

日本で爆買いをする観光客の多くは中国人。お金を落としてくれる層がクレジットカードやキャッシュで支払ってしまえば、思惑と外れた結果になってしまうのは至極当然の結果なのです。

ビットコイン(Bitcoin)決済は客単価が高い

他にも、様々な決済可能店の生の声が掲載されており、普段中々聞けない情報が詰まっています。

メガネスーパーの場合、ビットコイン決済の利用者の内8割が新規顧客。また、サングラス、コンタクトレンズ
のまとめ買いなど、購入単価は通常より高いという。
ビックカメラでも、通常の購買単価が平均1万円なのに対し、ビットコイン使用客は2~3万円と高い。
理由の一つとして考えられるのは、「ビットコインの値上がり益を使った購入」(ビックカメラ)。
不労所得ならば財布のひもも緩くなるのだろう。ただ、ビットコインは値動きが激しいだけに、価格が大きく下がると、高単価傾向が薄れる可能性もある。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号

他にも、カプセルホテル「安心お宿」やファッションビルを展開する「新宿マルイ・アネックス」、格安航空会社の「ピーチ・アビエーション」などでも導入し好調な成果が出ているようです。

確かに「あぶく銭」感は否めず、普段買おうとしていた商品より高い商品を購入してしまう気持ちは理解できます。

ある種 「日本人に向けた客単価UPの施策」としてビットコイン(Bitcoin)決済を導入したのであれば、大成功であると言える でしょう。

現在ビットコイン(Bitcoin)の価値は継続して上昇中であり、まだまだ上昇する可能性を秘めいてます。
店舗側の導入手続きには手間がかからない為、今からでも参入しても遅くは無いと思われます。

決済可能な店舗一覧

東洋経済では「ビットコインが使える主な店舗」として、取材を行ったであろう5店舗(ビックカメラ、メガネスーパー、H.I.S、丸井グループ、安心お宿)のみが掲載されておりますが、それ以外にも多くの店舗で決済を行うことが可能です。

以下はcoincheckの決済可能一覧より抜粋した情報です。

新宿:エジプトカレー湘南地区・寒川:ホルモン「かるべぇ」
千葉:背脂ラーメン「宮本」六本木:The Pink Cow
新宿:Diner Swing銀座:東京銀座シンタニ歯科 口腔外科クリニック
渋谷・三軒茶屋:Nail ao.歌舞伎町:ワイズワイス
人形町:赤身専門焼肉にくがとう六本木:awabar
銀座:銀座沼津港銀座:The snack
四谷:OKIDOKI六本木:アメンロラ フィエスタ
六本木:Two Dogs新宿:新宿トラベラーズコワーキングスペース
六本木:Hackers bar
白金高輪:L’echo
渋谷:KITSUNE日本橋:うみやまはたけ
神谷町:Blue Baobab渋谷:バー銀座パノラマ

こちらは関東でcoincheckを通して決済を導入した店舗。

また、coinmapというサイトでは、世界の利用可能店舗が一覧で見ることができます。

決済の導入経路はcoincheck以外にもbitFlyerやbitpointなど様々。
ここでは一例としてcoincheckでの導入店舗を挙げさせて頂きましたが、日本全国で利用可能店舗は増加傾向にあります。
もしかするとご自宅の近くにも決済可能店舗があるかもしれませんね。

続々と増える導入店舗

ビットコイン(Bitcoin)の知名度が上がるのと比例し、ビットコイン(Bitcoin)決済を導入する店舗は増加傾向にあります。
一方では、上に挙げた問題により、「決済」目的で所有している人が少ないのも事実。

卵が先か鶏が先か。
いづれにしても、利用者がいざ利用を考えたときに利用可能店舗が少ないのであれば実用化には至りません。
筆者もまた、ビットコイン(Bitcoin)決済が浸透する社会を待ち望む一人でもあります。

時代に先駆けて導入を決めた先駆者たちにエールを送るとともに、もっと賛同企業が増えることを切に願います。

 

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