アメリカのカリフォルニア州に本拠を置くRipple inc.はブラジルでの事業に進出しました。
6月11日から14日にブラジルのサンパウロで行われている「CIAB Febraban 2019」に参加し、銀行や決済機関が世界中の国境を越えた支払いを簡単に送れるようにするグローバル決済ネットワーク「RippleNet」を発表しています。
現在のペイメントインフラストラクチャーは断片化されており信頼性が低く、国境を越えた支払いは遅くなり、非効率的であり、金融機関や企業にとってはコストがかかります。その結果、 支払いの決済に平均3〜5日かかり、約6%の失敗率があり、特に少額で大量の取引を処理する場合は費用と時間 もかかりますが、RippleNetを使用すると、顧客はこれらの問題を解決できるようになります。
・確実性:料金、支払い状況、顧客情報に対するエンドツーエンドの可視性
・コスト:国境を越えた支払いに必要な資本が少ない
・アクセス:異なるネットワークにわたる標準化された接続とルール
・BeeTech:RippleNetを使用することで、同社は料金を20ドルから2ドルに引き下げることができました。BeeTech Globalは、世界中で15万人以上の顧客に国際決済サービスを提供しており、Rippleのような新しいテクノロジを利用して、より速く、より信頼性が高く、手頃な価格の国際決済を実現しています。
・Banco Rendimento:Banco Rendimentoは、ブラジルの国際決済分野における先駆者です。RippleNetを使用すると、顧客はより早く、より安全に、そしてより安価に自分の銀行口座に資金を受け取ることができます。
また、Rippleはブラジルでの事業展開において、金融機関のソリューションを提供することだけではありません。大学のブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)を立ち上げ、学術研究、技術開発、ブロックチェーンの革新、暗号通貨、デジタル決済を支援しています。
サンパウロ大学やジェトゥリオ・ヴァルガス財団など、ブラジルの一流大学や財団に献身的なリソースを提供します。同社はサンパウロ大学およびジェトゥリオ・ヴァルガス財団の15名を超える教授と協力して、法学、ビジネス、工学などの分野にわたる学術研究および技術開発を支援し、学術機関がブロックチェーン業界を推進する重要な役割を果たすでしょう。
RippleNETが市場でどんどん活用されております。
南米のペイメントサービスは課題を抱えており、今回のRippleNETの導入で一気に先進国以上のインフラを手に入れた形になります。
このような技術のアップデートは常に起きており、後追いで先進国が導入をする流れになるでしょう。
リップル社の快進撃は当然にXRPの価格への影響はありますが、直接的にXRPとリップル社の売上はリンクをしておらず、すぐにXRPがいくらになるという予測は立ちにくいです。
この未来を実現するのは当初はビットコインと思われておりましたが、実経済では企業がサービスを提供するというメリットは非常に大きく、まずはリップル社が世界の金融機関の送金プラットフォームになるでしょう。
まだゴールが決まったわけではなく、今回のニュースは世界が繋がる第一歩となります。
最近のリップル社の動きはかなり活発で、これからも多くの話題を市場に提供してくれることを期待しております。
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