アメリカの資産運用会社であるVanEck SolidXは、米証券取引委員会(SEC)に申請していたビットコインETFを取り下げたことがわかりました。
ビットコインETFが取り下げられたのは今月13日で、VanEckは今年の1月と8月に延期されており今回3回目の延期となるので、これ以上の延期はできません。審査の最終期限が10月18日と迫っていた状況でした。
今回のVanEckらによる取り下げで、残った会社はBitwiseとWilshire Phoenixの2社になりました。Bitwiseが10月13日となり、Wilshire Phoenixに関しては9月29日となっています。
なお、Bitwiseは今後もビットコインETFの申請を継続していくことを表明していますが、VanEckと同様にSECによる延期が3回されており、その最終期限は10月13日に迫っています。
VanEckらは今月の初めに条件下で私募証券として一部の機関投資家に対して、VanEckとSolidXにビットコインETFが期間限定で販売を行っていました。
今回取り下げたことでETFは諦めた訳ではなく、今後もビットコインに焦点を当てた金融サービスをサポートしていく予定で、ETFを市場に投入することが最優先とし、規制当局と市場関係者と連携して、ETFの承認を目指す姿勢です。
2019年10月の大きなファンダの一つであったVanEckのビットコインETFの申請の取り下げがありました。
VanEckはビットコインETFの中でも先行して私募証券を募集するなど実績を作っているところで期待はありました。
結果として、規制当局の指示を受けたのか、実際に私募証券の規模が想定よりも小さかったのかは分かりませんが、ビットコインETFの一つが無くなったのは市場にとってはマイナスと言えます。
しかし、悲観することはありません。
ビットコインETFの申請はまだ他の会社が継続をしております。さらに、2020年にはビットコインが金融商品として取り扱われるようになる国は多く、実際に ETFが無くても機関投資家がマネーを投下できるプラットフォームは誕生するでしょう。 いまの市場は、一つのニュースで市場が動くほど単純ではなく、複数の要素が絡み合います。
複数のニュースを取得し、総合して判断をする力が求められます。
この記事を書いた人
最新の投稿
- 債務整理2024年8月10日債務整理でブラックリストに登録される期間は?信用情報への登録で受ける影響を解説
- 債務整理2024年8月5日債務整理の費用相場はいくら?借金の返済に追われて払えない場合の対処法を徹底解説
- 債務整理2024年8月2日大阪で債務整理に強いおすすめ弁護士・司法書士15選!費用や選び方についても解説!
- 仮想通貨2024年6月7日保護中: 【会員限定】コインオタク流「裏ワザ」で稼ぐ