Binance Chain(バイナンスチェーン)を用いたステーブルコインがアフリカで発行されます。

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「アフリカ・ステーブルコイン(ABCD)」と呼ばれるナイジェリアナイラ(NGN)にペッグされたステーブルコインとなり、Binanceの独自ブロックチェーンで構築されていて、来月から運用が開始予定で、アフリカで初めて発行されるステーブルコインとなります。

Binanceは10月にナイジェリアの「ナイラ」を初の法定通貨ペアとして採用しておりました。

ABCDはガーナ共和国に拠点を置くクロスボーダー送金のスタートアップ企業である「Bit Sika」と暗号資産投資企業である「Linova Capital」が共同で設立した「ABCD Collective」によって発行され、通貨の信頼性を保つため、集められた資金は独立した公認会計士が毎月監査を行います。

今後はBushaやBitmamaなど9つの取引所でサポート予定で、Bit Sikaが提供するアプリでも使用可能となり、そのほかのアプリでも採用されるよう促進を目指します。

2020年から西アフリカの15ヶ国が加盟する国々で統一通貨「ECO」の導入を目指しています。アフリカはビットコインの需要が高まっていることから、通貨が統一されることによってビットコインを買えなかった国でも購入することができるようになります。

今回のステーブルコインが発行されるとなると、暗号資産市場の活発化に繋がるのでしょう。

 

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

 

大手海外取引所バイナンスの行動は常に未来をリードします。

本来のブロックチェーンの価値を再定義し、アフリカの国際法定通貨の市場にブロックチェーン技術を活用しました。

国際送金の課題解決のためにビットコインを始めとした暗号資産各種が活用されますが、それは手数料の高さやリードタイムの長さという課題が中心であり、あくまで代わりの手段の域を出ませんでした。

アフリカの国際法定通貨市場は、今回のバイナンスの取り組みにより、「アフリカ・ステーブルコイン(ABCD)」がメインで利用される通貨になる可能性が十分あります。

日本からアジア諸国へ送金するのとはまた異なり、さらに難易度が高いアフリカ送金ですが、ステーブルコインの誕生で一気に距離が近くなったといえるでしょう。

 

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