ブラジル最大手銀行 ビットコイン預金を発表
ブラジル・ラテンアメリカの最大手銀行グループ イタウ・ウニバンコ・ホールディング(Itaú Unibanco Holding S.A)は来年2Q(4〜6月)にビットコイン(BTC)のカストディサービスを提供する予定だ。
ビットコインカストディは、イタウ・ウニバンコのデジタル資産子会社Itau Digital Assetsが担当。まずは顧客に向けて提供し、その後は他の企業や金融機関にも提供していく。
イタウ・ウニバンコは今年の6月には仮想通貨取引を計画することを明かし、8月にはブラジル中央銀行からDeFiの流動性プールの構築に選ばれた経緯がある。
イタウ・ウニバンコは2008年にイタウとウニバンコの合併によって誕生した金融大手。総資産は2022年9月30日付けで62兆円に相当する。
COIN POST
「仮想通貨を預金する」行為の意味とは
ブラジル大手銀行グループでビットコインの預入サービスが始まります。
日本を含め世界中で同じ流れになると思いますが、誰がなんの目的でビットコインの預入サービスを利用する必要があるのかを解説します。
ブロックチェーン信仰が強い人ほどこのニュースの意味が理解できません。
例えるなら、スマホを無くすと困るからと家の中だけで使うような感じです。
持ち歩かないと携帯電話の良さが半減します。
でも気持ちは分かります。あまりにも高額だから大事にしたいとか、言うほど外で使わないとか理由は十人十色でさまざまです。
だんだんと出先でスマホがないと困る!と言う時代になっていきます。
そうなれば、外出先でスマホを無くさないためのAirタグとか保険とかの関連サービスが充実してきます。
この事例から分かるようにビットコインが世界中で普及するためのきっかけとなるのはトラブルが回避できるサービスや技術仕様になった時です。
紙幣は一般的に言えば耐久性が低く、汚れたり破れたり燃えたりして使えなくなる可能性があります。
そのため、大量な紙幣は個人管理するとリスクがあるため銀行が預かると言う大義があります。金(Gold)などの物理的な資産は紙幣に比べて丈夫で、壊れないものであれば個人で管理することが多いでしょう。
ビットコインの個人管理リスクは紛失や取り出しが不能になることです。
これはビットコイン自体の問題ではなく、管理者の技術レベルに依存します。
ビットコインやウォレットの技術を十分理解していれば、ほとんどリスクを感じませんが、一度でもトラブルを経験した人は怖くて自分で管理したくないと考えるようになります。
いまの世界はビットコインの価値は感じているけど自分の技量の中では取り扱えないと考えている人が多いです。
ニワトリが先か卵が先かの話になりますが、普及するためには利用者の知識の向上や保健などの関連サービスの充実が必須となります。
テレビに布をかけていた時代を懐かしむように、昔はビットコインは大切に銀行で保管されてたよねと振り返る日もそう遠くはないでしょう。
いまは誤送金が起きないブロックチェーンの開発や仮想通貨トラブル用の保険サービスなどが少しずつ公開され始めております。
仮想通貨は普及しないよ!といまだけを切り取って評価している方もいらっしゃいますが、その方はこれだけサービスが充実すれば仮想通貨は普及するよ!と180度意見を変えることになります。
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