対話型検索が可能に
マイクロソフトは7日、OpenAIの人工知能技術を同社の検索エンジン「Bing」に統合し、AIによるチャットを通じて会話形式でインターネット検索を行えるようにしたと発表した。
検索エンジン大手のグーグルも最近、会話型AI言語モデル「バルド」の開発を発表しており、数週間以内に一般公開される予定。
AI機能を備えたBingは、検索市場シェア(2022年11月時点で9%)で追い上げると予想される。アップデートされたBingは、リサーチアシスタント、パーソナルプランナー、クリエイティブパートナーとして機能し、検索結果を要約し、ユーザーのニーズを反映した複雑なクエリに回答を提供する。
また、チャット機能により、ユーザーは質問を深め、より詳細な情報を抽出することができるようだ。
マイクロソフト、検索エンジン「Bing」に対話型人工知能搭載
COIN POST
人工知能が与える仮想通貨業界への影響
マイクロソフト検索エンジン「Bing」に対話型人工知能が搭載されるというニュースです。最近は人工知能に関する話題が増えてきましたね。
昭和、平成生まれな我々からすると一人一台人工知能の時代と聞くだけでシンギュラリティ超えてる感を味わえますが、いよいよこの時代に突入です。
仮想通貨の人工知能プロジェクトも再び着目され、著しく高騰した銘柄も誕生しております。検索エンジンに対話型人工知能が加わることで世界がどう変わるのか。仮想通貨市場に影響はあるのかを解説します。
対話型人工知能がここまで浸透したきっかけは間違いなくChatGPTでしょう。最短で1億人ユーザー突破を記録しましたが、その影響で現在利用停止中です。復活を心待ちにしております。
ChatGPTが発表されたことで焦ったGoogleはすぐに対話型AI「Bard」を発表しました。IT大手は軒並み公開直前のところまで対話型人工知能を準備していたということです。ここから各社のサービス競争が始まります。
ChatGPTを使っている日本人も多いと思いますが、日本人はこのようなサービスを使いこなすセンスがあります。人工知能を自分色に染める調教が目下ブーム中です。ビジネスで利用する方法もシェアが始まり、多くの産業の陰の立役者になって活躍していることでしょう。
一般大衆も行動が変わります。検索とはひたすら答えを探す行動です。問題は検索結果が正しかったかどうかは検索エンジンは教えてくれないという点です。あくまで、みんなが見ているページを表示しているに過ぎません。
これは検索エンジンアルゴリズムによるもので、このアルゴリズムをハックする業者(検索上位表示することをビジネスにしている)とのイタチごっこがあります。
検索だけで十分だよ!と思っている方は注意が必要です。毎年この検索結果で表示される正しい情報率が下がっております。ユーザーの検索離れが生じるかと思いきや、検索しか手段がないので皆さんもれなく正しくない情報を得るために日々無駄な検索をしているという状況が生まれました。
行動を変えようとした人は、対面や書籍などオフラインに価値を置いたり、SNSで個人の情報にフォーカスしたりとさまざまな対策をとってきました。検索の代わりになる手段が開放されたことで大きく市場が動きます。
対話型人工知能とはそのままで、会話形式で知りたい情報を教えてくれます。検索エンジンに導入というニュースはあくまで人間側の慣れの問題で、検索を実際にしているわけではなく、検索をしている感覚で対話型人工知能と対話しております。そのうち検索窓自体無くなるでしょう。
問題はここからです。かなり早い段階で各個人の最適化が起きます。すると、必要な情報以外はほぼシャットダウンになる可能性があります。対話型人工知能の時代は自分が知らない情報は無いものとして処理される可能性がとても高いです。
問題が生じるのは仮想通貨市場のようなまだ道筋が立っていない新興市場です。人工知能は不確定要素に弱く、仮想通貨関連の話は問いかけてもほとんど新しい情報はありません。仮想通貨市場はまだ人間の解釈が必要そうです
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