ドバイでFTX元幹部が新取引所設立
元FTX幹部たちは、ドバイで「バックパック・エクスチェンジ」と名付けた新しい仮想通貨取引所を設立しています。
この取引所は、FTXの失敗した顧客資金の安全性を重視するという観点から構築されています。
カン・サン氏が率いるトレック・ラボは、このプロジェクトの背後にあり、同社は既に地域で仮想通貨サービスのライセンスを取得しています。
さらに、バックパック・エクスチェンジは多数の業界関係者の支持を受けており、元FTX社員のアルマーニ・フェランテ氏やクレア・チャン氏などもチームに含まれています。
バックパック・エクスチェンジはベータ版をリリースし、今月後半にはより広範なローンチを予定しています。
サン氏は、顧客資金の透明性と安全性を重視し、これがFTXの失敗からの学びであると述べています。
Cointelegraph
FTX元幹部が新取引所「Backpack exchange(バックパック)」設立
2022年にFTXショックを引き起こした海外の大手取引所FTXの元幹部たちが、新たな仮想通貨取引所「バックパック・エクスチェンジ」を計画しています。
この取引所は過去の反省を活かし、顧客資産の保護を最優先にしています。
日本人は利用できない取引所です。
過去の教訓をどのように生かされているのかを解説します。
FTXは、顧客資産の不正使用や独自トークンFTTを用いた借入、特定銘柄の買収など、非常に不適切な行動をしていました。
この問題は、内部情報が隠されてきたために発生しました。
ブロックチェーン技術は情報が改竄されないという点で不正を防げるのですが、ブロックチェーン技術を利用しない取引所は意外と存在します。
バックパック・エクスチェンジはFTXの反省から、すべての取引情報をブロックチェーン上に公開することを計画しております。
利用者は自分の資産データをいつでも閲覧でき、匿名ではありますが、他の人々の資産状況も確認することができます。
これはウォレットでできることとほぼ同じです。
今後、仮想通貨取引所はウォレット取引をサポートするサービスとして機能することが期待されます。
バイナンスが発表した「バイナンスWeb3ウォレット」も、バイナンスが一部の秘密鍵を保管するサービスでした。
WEB2.0からWEB3.0への移行期間にあり、WEB2.5と呼べるようなサービスが増えています。
既にウォレットに慣れ親しんでいるWEB3.0ユーザーには、WEB2.5相当のサービスにダウングレードする必要はありませんが、WEB3.0を難しいと感じる人にとっては、このサービスが歓迎されるでしょう。
日本はWEB3.0を推進する先進国であり、多くのWEB3.0プロダクトがリリースされています。
しかし、ユーザーが思うように増えず、マスアダプション(大衆受けする仕組み)を求めております。
今後は日本でも、WEB2.0とWEB3.0の間をつなぐWEB2.5のようなサービスが必要になるでしょう。
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