イーサリアム”Dencun”、2024年2月実施見込み
イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」の実施時期について、開発者らが21日のミーティングで議論し、2024年2月末の実施を見込んでいると発表されました。
具体的なテストネットのスケジュールは、Goerliが1月17日、Sepoliaが1月30日、Holeskyが2月7日に設定されています。
これらの日程は、大きな問題が発生しない場合に限り有効であり、現時点ではまだ流動的です。
Dencunの主な目標は、L2からL1へのデータ転送コストを削減し、L2の取引手数料を大幅に低下させる「プロト・ダンクシャーディング」の導入です。
このアップグレードにより、イーサリアムは2024年に市場でのシェアを取り戻し、主導権を握ることが予想されています。
イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、実施は24年2月末頃か
COINPOST
2024年のイーサリアム、2月のDencunアップデートで大幅な変革へ

2024年に予定されているイーサリアムの大規模アップデート「Dencun(デンクン)」のスケジュールが明らかになりました。
このアップデートは2024年2月に完了する予定です。
ここ数日、イーサリアムに対する関心が高まっていますが、Dencunアップデート後の進化について解説します。
このアップデートの主な目的は、レイヤー2(L2)の手数料を大幅に削減することです。
イーサリアムは順番にアップデートを継続しており、このDencunの完成により、一連のアップデートが完了します。
いよいよイーサリアム経済圏が始まることが期待されます。
Dencunアップデートが完了した世界では、レイヤー1(L1)のガス料金が減少し、安定することが見込まれます。
さらに、L2のガスコストも減少し、安定化します。
L2トランザクションの数が増加し、L2のシェア率も高まる見込みです。現在のL2の利用率は約10-20%ほどです。
市場参加者は、ここ数年のイーサリアムは市場拡大のスピードに遅れをとっているという印象を持っています。
Dencunアップデート後は、これまで発生してきた問題を解決し、市場を牽引する魅力をイーサリアムが取り戻すことを期待しております。
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