2023年2月22日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
フィナンシェトークンIEO、目標調達金額達成に1時間。地合が悪い?
地合も確かに前の時よりは良くないので、第1弾のIEOの時はやはり盛り上がってました、と言っちゃうとアレですけど、第1回目というプレミアムの勢いもあったと思います。
募集が埋まるまでに時間がちょっと長くかかったというのはあるんですけど、もともと抽選販売ですから。しかも募集期間は3週間近くあるわけで、3月までありますからね。そこまで気にしなくてもいいかな、と思います。
投資で参加する方は多いと思います。どれぐらい儲かるかが気になるわけですね。今回のトークンを大きく資金調達して上場させることがまだ見えていない状況です。地合も含め、「伊藤さんだったらどれぐらいを狙って、どこまで行ったら狙い通りになったと判断できますか?」と言い換えて回答させていただきます。
1つ前のプロジェクトは瞬間的に10倍ぐらいになりましたね。もちろん今も価格はある程度高いところで維持はしていますが、1週間でガツンとすごいブームになったような印象です。やはりIEOにはそういう傾向があります。
実態を評価するには時間がかかりますので、おそらく一番価格の変動が高いのは上場月のできるだけ早いタイミングかなと思っています。前と同じように10倍を狙うかというと、そこまで深追いしないかなと思っています。成功と言える範囲は3倍から5倍ぐらいだと思います。これが上限と言いたいわけではなく、そこからフィナンシェトークンが中長期的に評価されるというイメージがありますが、多くの方が狙うのは、一番最初に跳ねたタイミングかなと思います。私もそこを期待している部分がありますので、だいたい3倍とか5倍とかに収まるようなもので考えています。
IEOは普通に買うよりもリスクが高いので、その部分は各自のご判断で参加してみてください。
チェーンリンクは時価総額トップ10に入れる?
チェーンリンク LINK は時価総額トップ10に入れるポテンシャルはありそうでしょうか?
チェーンリンクの産業はオラクルというデータを提供するサービスなんですけど、そのオラクルがトップ10に入ってないんですね。
オラクルの、世界である程度成功してるのがチェーンリンクですから、「オラクルってDeFiにおいて大事だよね、分散型のDAppsの市場において大事だよね、これらはブロックチェーンというインフラの次に大事なんじゃないか」という視点ですよね。トップ10に入るのかは、やはりDeFiブームが来るか来ないかだと思います。
何を言ってるのかっていうと、web3ブームが緩やかに仕掛けられてるという感覚を皆さんもお持ちだと思うんですよね。いろんな企業がweb3のゲームとかweb3のメタバースを追ってると思いますが、そのweb3にオラクルのデータベースが入っていないような気がするんですね。
本来であれば入れないといけないんですが、やはりオラクルは他社のサービスじゃないですか。web3.0というのがそのまま来るのではなくて、緩やかにweb2.3とかweb2.5、2.8、みたいな形で、緩やかに進んでいくような気がしています。
具体的に言えるぐらいデータが揃っていないんですが、今、伊藤が市場にいる感覚だと、いきなりweb3じゃなくてステップアップ系だなとは思っています。
チェーンリンクのサービスが利用されるのは、本当にがっつりとweb3.0の時なので、少し先ですね。中期くらいの期間は必要なんじゃないかなと思います。その手前で別のブームがぽんぽんと出て、最後にチェーンリンクのマーケット、という感じかなとは思っています。
ただ、チェーンリンクのマーケットを狙っている新規のプロジェクトもいっぱい出てきています。
オラクルがまず盛り上がる、その中で実質ナンバーワンがチェーンリンクなんだけど、その産業の中でも
チェーンリンクの牙城を揺るがすような存在が出てきたら、そこはしっかりとチェックをしてみてください。
リキッドステーキングでいいプロジェクトは?
liquid stakingでよいプロジェクトを教えてください。LIDO, Rocket Pool以外で。
何を持って良いと言えるかは非常に難しいです。「このプロジェクト以外で」と出してるのは、業界の1位〜3位ぐらいのもの出してるわけですね。トップを外すとめちゃくちゃリスク高いですね。
ひとつの目線としては、トークンの価格です。リキッドステーキングの証明書トークンありますよね。例えばLIDOという業界ナンバーワンの会社だとstETHというのがありますが、トークンの価格が現物から大幅に乖離しているのは、買い時というかおすすめ時かな、というのは感じます。
なぜ乖離してるかというと、流動性が低かったり、トップ水準ではない中小プロジェクトだから乖離している、というところは認識していただいて、気を付けながら買ってみていただければと思います。
伊藤がが参加しているコミュニティーで「OUCHI DAO」というプロジェクトがあります。このOUCHI DAOもリキッドステーキングに該当するトークンを持っています。
もちろん、有名なものはLIDOやRocket Poolなど、そういったところが推奨なんですが、さらに掘るとなれば、中小規模のリキッドステーキングを見ることになると思います。
コインマーケットキャップでも紹介されているのが銘柄数でいうと10個未満なんですね。トップを切ると、下は時価総額がガクンとと下がります。積極的にはおすすめしないですね。やはりLIDOとか、そういったところを使っていただいた方がいいかなと思います。
トークノミクスの基準と確認方法とは
よいトークノミクスの基準と確認方法を教えて下さい。
基本的には発行母体の信用が高いのと、参加しているコミュニティの規模が大きいのと、そのコミュニティの信頼感がちゃんとあるか、というところは大前提です。
それがあるにも関わらず失敗しちゃいそうなものというのは、利用用途がめちゃくちゃだったり業界水準じゃない、何かが高すぎるとか使えなさすぎるとか、そういったものがありますが、さすがにもう、今ある程度ブロックチェーンのDAppsとかDAOが回ってきた中で、めちゃくちゃ変な設計をしているプロジェクトはあまり聞きません。
「おかしいな、これ」というのはほとんどなくて、だいたいはペーパーでの判断が通ります。ホワイトペーパーを並べて、どれが一番うまくいきそうな構想かといったときに、そんなに外れるプロジェクトはないんですね。実際にはねるのは、中身とコミュニティを見ないといけないですね。
今回、フィナンシェトークンのホワイトペーパーを見たり財務商表を見たりして判断してる方が多かったと思いますが、フィナンシェトークン使ってる人や、フィナンシェで活躍してる選手などはみんな日本人なので、聞いた方がいいですよ。直接聞けるし、フィナンシェの経済圏には何千人かいますから、簡単にコンタクトが取れるんですね。
SNSで活躍されている方も多いので、インタビューですとか、投資投資の参考にと言っちゃうと向こうが構えちゃうかもしれないので、「ちょっとユーザーに聞いてみたいんです」というのはできると思います。
夢を追いかけるプラットフォームなので、そこで恩恵を受けているユーザーさんはプラットフォームが評価されることに前向きなので協力的になってくれると思います。
AIFIについて
AIのブームから、AIFI(エーアイ ファイ)という言葉を目にしたので、$AUTO という銘柄を仕込んでみました。枚数がかなり少なく、1枚あたりの価格がすごい高いのですが、1枚50万円越えとかなれば話題になりそうでしょうか?
AIFI、そのような言葉は見たことあるんですが、中身が全然わからないので調べながら解説をさせていただきますが、まず「トークンの価格が異常に高いと話題になりますか?」というご質問に関しては「なりません」というところです。
50万円というのは確かに高い方なのかもしれませんが、仮想通貨の世界でいうとそんなに高くないですね。高くないので埋もれちゃうというか、普通な感じですね。
価格の上昇率だけで考えると、ビットコインの上昇率を超えた銘柄というのは話題になりました。ビットコインの上昇率を超えて業界ナンバーワンの上昇率になったりするんですね。単価が高いというよりも、上昇率で何々を超えた、とかの方が話題にはなりやすいかなと思います。
スタート時点で1枚のトークンが1億円で販売されていて、1億100万円になってもあまり話題にならないんですが、トークンが発行された最初は1万円で、100万円になったとなると100万倍。実際にビットコインはっと500万倍になっていて、その500万倍を超えたプロジェクトが話題になってるわけですから、夢があるというか、そういう上昇率の方が驚きがあると思います。
FTXJapanから全額返金
FTXJapanに預けていた暗号資産が、本日、全額返還されました!
おめでとうございます!
みんな解決したよ、というのではなく、一部ではまだしがらみを残してしまってる部分があるので、手放しには喜べないんですが。
まずFTXJapanを使っていなかった人からすると「返ってくるんだ」という感じですが、もともと「返します、返します。」と言っていて返却が始まったところで、返ってきた人もいます。
返ってこなかった人もいるんですね。この返ってこなかった人たちへの対応によっては、やはり日本の仮想通貨の規制が変わるんじゃないか、と思われています。
なぜなら、返ってくるということは、ちゃんと法令遵守した運営をしている感じになるんですね。顧客の資産は分けて管理しているとか、それが大事なんですが、返ってこない人がいるのは、ちょっとクエスチョンなんですよね。
みんなに返せていないのに返せる人もいるの?というのが、ダブルスタンダードで運営しているんじゃないの?と今すごくモヤッとしている。
結論はまだわかりませんが、これで金融庁への通報も入っていますから、また何かひとつ、一段と厳しい規制が出るのかもしれません。
まだ絶賛トラブルの渦中の人もいるので、そういった方はストレスがすごいと思いますが、辛抱強く挑戦してみてください。諦めずに行きましょう。
ビットコインキャッシュの時価総額が上がることは無さそう?
ビットコインについて、量が決まっているというインフレヘッジとデジタルゴールドの側面に魅力を感じて保有しております。便利や早いなどの機能は求めていません。そこで、ビットコインキャッシュもビットコインと考え方は似ていると思うのですが、もう時価総額が上がることは無さそうですか?
ビットコインキャッシュとビットコインは考え方で袂を分けてしまったので、全然違います。ちょっとご注意ください。
ハードフォークというのは、運営母体も変わって仕組みも全部変わったんです。もともとの入口は1つだったんですが、会社が分かれたという感じですね。もともと一緒だったから思想は似ていると思いがちなんですが、重要なところで反発したから分裂しているんですね。
何でトラブったかというと、トラさんがおっしゃっているとおりですね。機能とか便利とかはビットコインには不要なんじゃないかと言って。ビットコインはもともとあるんですが、「高機能であるべきだ」と言って外れたのがキャッシュ側です。
ビットコインキャッシュはそこから何回か分裂を繰り返していて、最新のビットコインキャッシュはスマートコントラクトを載せるといっていますから、DeFiの運営がビットコインでできるようになるのがいいんだという、便利追求型になっているんですね。
ビットコインとビットコインキャッシュは名前は似ていますけど、たぶん名前も変えると思いますね。ビットコインキャッシュ側がビットコインという名前を外してやると思います。名前が過去の遺産で残っているだけで、中身は全然違うと認識していただいていいと思います。
時価総額が上がるか上がらないかは、また別問題ですね。全然別のマーケットを狙っていますから。
またDeFiブームが来て、ビットコインキャッシュが名前をリブランディングして、全然違う名前になった後に、「実はこれビットコインキャッシュだったんだけどね。もうこんなに時価総額が上がったよ」という可能性はあるんですが、まだ挑戦の過程なので、なんとも言えない感じですね。
ゲームファイ、メタバースのインフラ系プロジェクト
gamefi, metaverseのインフラ系プロジェクトでよいものをご存じですか? Enjin, Oasys以外で。
Enjin、Oasysは日本でも話題になりますが、ゲームファイ、メタバースのインフラはいっぱいありすぎて、どこでも一緒な感じがします。「これだよ、これを求めていたんだよ!」が無い、という状況ですね。
だいたいのゲームファイ、メタバースはイーサリアムもしくはイーサリアムのレイヤー2、もしくはEVMのブロックチェーンを使っちゃっているので、「そんなのあったんだ!誰も知らないけど、これ絶対上に来るよね」というのは、無い。強いて挙げればイーサリアムのレイヤー2という感じです。
なんで無いかというと、不便だからですね。やはりイーサリアムが良くなったんですよ。すごくイーサリアムは使いやすくなっています。
ただ、言っても「ガス代が」というのがあると思うんですが、そのガス代という唯一のウィークポイントもレイヤー2の存在でどんどん下がっていくんですが、それを待たずしてもレイヤー2で安く処理できるようになっているので、守りも攻めも完璧なのがイーサリアムなんです。
そこに対して、わざわざ流行っていないスペックが多少いいぐらいのブロックチェーンを使うのはリスクでしかないので、なかなか流行らないんじゃないかなと個人的に思っています。
WBCという草コインについて
野球のWBCがもうすぐ始まるということで、$WBCという超草コインが結構上がっています。時価総額がたった5万ドル程度です。こういうものって、一時的に上がり出したらすごいことになることありますか?
すごいことになることはないですね。なぜ儲かるかというと、それこそみんなで遊んでるからですね。
経済圏がないので、5万ドルで、しかもWBCという、コレ狙いだけみたいになると、収益を出すものがなく5万ドルだけ誰かが突っ込んでるだけという形になります。
「これを盛り上げようぜ」と言ってお金が入ってきて、何にもできずもうみんな飽きちゃってやめて0円になる、というのが今までのこういうミームコインの流れだと思います。
唯一、ドージコインとか柴犬が数ある中で流行ったので、「第2の〜」みたいなものを考えるんですが、かなり老舗ですよね。ドージや柴犬ってもう何年も前からあるめちゃくちゃ老舗で、2020年、21年、22年、今年23年、ミームでそこまで上がったものがほぼ無い状況になります。
結局、シンボルになるナンバーワンは常にいて目立つんですが、第3位になる銘柄すら無いという状況なので、ミームは今のマーケットとも合っていないんじゃないかなと思います。
どういう時にミームが流行るかというと、みんなが楽観視してる時ですね。何も考えずにお金を投げる状況になってくるとミームは上がりやすいんです。「なんか面白そうだから1口買うわ」みたいな、何も考えていない状況です。過去にそういうことがありました。バブルとセットです。
もしミームが上がるというのであれば、WBCだとちょっと距離が近すぎるので、ビットコインが過去最高値を超えてから参加していただくのがいいと思います。
それは今年と予測する人もいるし来年と予測する人もいるし、2025年と予測する人もいるので、長丁場で少しタイミングを待つ時かもしれません。
ビットコインブロックチェーンでNFTが盛り上がることによるデメリット
ビットコインのブロックチェーンでNFTが盛り上がることによるデメリットは手数料高騰とマイニングの電気絡みの問題でしょうか?
ビットコインブロックチェーンでNFTを売買できる仕組みを外部が作って、それでビットコインブロックチェーンが混雑するかもしれない、ということですね。
実際にありましたよね。一気に集中して捌くのが難しいのがビットコインなので、例えばAmazonが決済にビットコインを入れたとか、Visaが決済にビットコインを入れたとなって、ビットコインを使ったらポイントバックとかをやると、たぶんパンクするんですよ。
そういうところがNFTで盛り上がっちゃう。盛り上がるというのは、よっぽど盛り上がるということですね。ビットコインのブロックチェーンで発行したNFTが、「ジャスティンビーバーが公式に出しました」みたいな変な盛り上がり方をしちゃうと、めちゃくちゃデメリットですね。普通にビットコインを使ってる人たちが使えなくなる、という形ですね。
たぶん、そこまでにはならないと思いますが、そこまで行くと、まーさんが認識しているとおり混雑によるトラブルは出てくると思います。
MarsDAOやCultDAOについて
MarsDAOやCultDAOについて、意見をお願いします。時価総額が低いのに、トランザクション数がとても高いです。
これはネタ系のものですよね。ミームコインにも近い、トランザクション向けなんですが、少し前に流行っていましたね。
トランザクションがめちゃくちゃ生まれる場合に疑ってほしいのが、手数料強制バックも流行ってまして、手数料強制バックがあるとトランザクションが山盛りになります。
いくつかのプロジェクトで今も実装されているんですが、ステーキングしないで保有している人に、
8時間に1回、誰かが使った手数料が按分されてバックする、みたいな銘柄があるんですね。
その銘柄をずっと持っていると1年で枚数が2倍になる、みたいなものがあるんですが、結局、枚数2倍で価格半分でトントン、がオチなんですが、それ系の銘柄は本当にトランザクションが山盛りになります。
すごく少量のものがずっと送り合われているような状況だったら、手数料バック系の銘柄だと思ってください。
イーサリアム レイヤー2の$IMXについて
EthereumL2の$IMXに対する伊藤さんの見解をお願いいたします。
EVMで互換性があってブロックチェーンで、というのは結構あります。伊藤もウォッチリストには入れているんですが、あまり保有はしてなくて。
今ちょっと見たんですが、別に悪くはないんですが、あまり追っかけてないぶん、短期的な山場がわからない。伊藤の感覚では山場がまだ見えていないかな、と思います。
別に悪いプロジェクトではないんですが、何を気にするかというと、全部は上がらないです。ブロックチェーンの産業は時価総額が大きいんですが、今ラインナップで存在しているプロジェクトありますよね。プロジェクト1個ずつの経済規模でいうと、めちゃくちゃ小さいんですよ。それくらい乱立しています。
ロングテールという、ニッパチの法則なんてものもありますが、それが当てはまっていますので、2割なんていうレベルも残らずに、0.1%ぐらいのブロックチェーンが大成功して、他はテールでなくなっていくものなんですよ。
あまりブロックチェーンベースを追いかけすぎて分散化すると、なくなってるものに張ってしまう可能性が高くなってしまいます。
できるだけ、知る人ぞ知るものより実績があるもの。実績があって上昇のラインに乗っている、ある程度今の段階で見えているものに対して資金は集中した方がいいと思います。
DEAPコインやジャスミーコインが急上昇した理由
DEAPコイン、ジャスミーコインが最近急上昇してきたのはビットコインの上昇による影響でしょうか?
DEAPコインもジャスミーも、SNSをフォローしていて定期的にイベントをやっているんですね。イベントというか、ちゃんとしたPR活動をやっていて、冬の時代ではあるんですが色々採用が決まったり露出が増えたり、ちゃんとしているんですね。
皆さんも公式サイトをフォローするようにしていただきたいんですが、動いてますから。しかもアクティブに動いてる銘柄2つですから、それなりに価格が上がっても別におかしくはないです。
ただ、きっかけがわからないですよね。しょっちゅういろんなイベントをやっていますので、どれが効いてどれだけ上がったのかというのはわからないんですけど、少なくともビットコインが上がった影響というのもありますし、彼らがプロジェクトとして前に進んでるというのが評価されているところもあると思います。
両方とも日本人にホルダーが多いので、日本人が日本語で情報を取るには、おすすめの銘柄ではあります。
上海アップデート以降の大きなファンダは?
上海アップデート以降、仮想通貨全体でなにか大きなファンダってありますか? 中国解禁とETFくらいしか思いつかないのですが…
上海アップデートも大きいんですが、イーサリアムはもう1個、今年大きなアップデートがありまして、シャーディングのアップデートですね。シャーディングを実装するアップデートを2023年度中には、という発表をしております。
これができるとスケーラリビリティ問題が一気に解決する重要なアップデートなので、それも大きいものだと見ていただいて大丈夫です。
仮想通貨のファンダではないんですが、アメリカの株式のファンダでいえば今年の12月のFOMCの発表はポジティブですね。ここ1・2年の間で初めて金利が抑制される。止まるだけじゃなく利回りを下げる。経済刺激策をやると予定しております。市場はそう考えております。12月の山かなと思っています。
あとは、世界的に結構イベントがありますし、今年はリップルの年だと言われているぐらいですから、リップルがSECの話も終わらせ、発表して、という可能性もあります。
毎年毎年あるんですよね、イベントが。それは追いかけてもいいかなと思います。ひとつずつのイベントを追いかけていくと、ポジティブなフィードバックが出るんじゃないかとは思っています。
「新規仮想通貨の四分の一は詐欺」という記事について
新規の仮想通貨の四分の一は詐欺という記事は、どう思いますか?
この記事、見ました。やはりメディアさんなので煽り記事というか、キャッチーなフレーズだと思います。
分析の仕方が面白くて、20万コインを分析にかけたと。ほぼ全てですね。コインマーケットキャップに載っていないものも、全部で20万種類の仮想通貨を対象に調べたと。
そのうちの4万種類が、かなり早い段階のペースで運営が放置したまま進んでいない。上がって下がったというか、価格がボーンと落ちてもう無価値、何も動いていない、みたいなものを抽出すると4万種類ありました、という話なんですね。
たぶん、その4万種類の大半は、コインマーケットキャップにも載っていなくて知りもしない、個人が作ったようなプロジェクトが絶対に含まれていると思います。かつ、その4万種類は価格が落ちちゃってほとんど運営していない中で、実質1万種類が非常に詐欺っぽい、という話がこの記事なんですね。
僕はそのニュースを見た時に、そりゃそうだろうと思いました。
インターネット上で犯罪をほのめかす情報って、どれぐらい出ると思いますか?というやつですね。例えば薬物の販売でもいいですし、児童ポルノの違反でもいいですし、それがゼロだとは思えないですよね。
「違法な、著作権に関するものを調べたら、これぐらいコンテンツがあった、インターネットはめちゃくちゃ危ない!」もちろんこれも真実だと思いますし、使っている人からすると「そりゃそうでしょう、そういうものだもん」と言い訳も出てくると思うんですが、あくまで「そんなもの」なんですよね。
仮想通貨をやっている人とか、仮想通貨で事業をやっている、仮想通貨を規制している人も、良くないことかもしれないですが、慣れちゃっているというか、「そりゃそうだよね、しょうがないよね」という感じはしちゃいますね。
ただ、こういうものが絶対にできない仕組みというのも、ブロックチェーンで作ることができるわけです。そこまでやりきるかどうか、というところですね。
インターネットだと無理ですけど、ブロックチェーンだとマジでなくすことはできると思います。未来に期待という感じですね。
海外取引所は危ないのにバイビットを勧めてる?
伊藤さんは海外取引所は危ないから日本の取引所に移した方がいい!と言う一方でバイビットをお勧めしている理由はなんでしょうか? 他の海外取引所と一緒でバイビットを日本人が使えなくなるリスクはないのでしょうか?
特にバイビットだからおすすめしているという事実はないです。「バイビット使っていいですか」と聞かれたものに対して、「バイビットでなにかめちゃくちゃなデメリットになるようなものを見ていないので、別にいいですよ」という話をしております。
よく「バイナンスの次はどれを使えばいいですか」みたいなご質問をいただくんですね。それはやはり、皆さんも最近のニュースを見てるとバイナンスは怖いなと思いはじめたからだと思うんですよ。
じゃあバイナンスを使わないんだったらどれにしようか、となった時に、実はバイナンスは目的がバラバラバラバラなんです。
皆さんが仮想通貨を保有する目的ってバラバラじゃないですか。もちろん投資でリターンを得るということなんですが、お金の量も違うし、手段も違うし、求める利回りも違うし、期間も違うわけですよね。どんなニーズでもこなせるのがバイナンスであって、それをこなせる取引所がないんです。
何をどういう手段で、仮想通貨をどれくらいの時間をかけて、どれくらいの金額をどこまで増やしたいのか、それによって取引所が違います。
現物派の人は一番わかりやすいです。仮想通貨の現物だけやっていて、メジャー銘柄も持ちたいし、草コインもある程度持ちたいとなれば、どこの仮想通貨取引所でもあまり変わらないです。好きな銘柄を売っているところでやってください、で終わりになります。
気にしないといけないのが、例えば、「バイナンスでこんな資産運用サービスをやっていた」とか、「バイナンスのローンチパッドは相性がすごく良かった」とか、デリバティブ取引をやっていて「バイナンスの手数料は安くてよかった」という人は、実は取引所によっては、ちゃんと選ばないとめちゃくちゃ不利になります。
ご自身のスタイルに合わせて、取引所を調べてみてください。
バイビットさんも、おそらくデリバティブ取引してる人からすると「めちゃくちゃ面白いよね、バイビット」という感じで、あとアフィリエイターさんからしてもバイビットは結構おいしいという感じになるんですが、正直、現物派の人とかステーキングだとかの他の手段だったら、別の取引所でもいいんじゃないかな、とは思っております。
コインオタクサロンからのお知らせ
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昨日からコインチェックのIEOの第2弾・フィナンシェトークンの募集が開始されましたね。最新の情報では、約1時間ほどで目標調達金額に達成したとのことですが、以前のパレットトークンの時は約10分だったので、これは地合が悪いんでしょうか?また、今回どれぐらいの最高価格を予想していますか?