【伊藤が解説】ビットコインETF承認後、市場はどう変わるか

ビットコインETFが保有するBTC、総供給量の3.8％に達する

ビットコイン上場投資信託（ETF）が、全体の約3.8％に当たる約793,034 BTCを保有していることがCoinGeckoの分析で明らかになりました。

特にGrayscale Bitcoin Trust（GBTC）が622,657 BTCを有しており、この量はビットコイン最大供給量の約3.0％に相当する。
他の22のビットコイン専用ETFは、合計144,222 BTCを保有しています。

企業保有分としては、MicroStrategyが約174,530 BTC、Block.oneが約164,000 BTCを保有しております。
さらに、仮想通貨のバスケット型ETFは14あり、合計で26,156 BTCを保有しています。

このような多様なビットコイン関連投資商品が市場に存在し、現物ETFの承認が期待されています。

世界のビットコインETFが保有する合計BTC、最大供給量の3.8％に＝CoinGecko分析

COINPOST

ビットコインETF承認後、市場はどう変わるか

このニュース、 伊藤が解説します。

2024年1月のビットコイン現物ETF承認が現実味を帯びてきており、いざ承認されたらビットコインの経済圏が崩れるという話題も出始めました。

ETFが承認された場合、ビットコインの動向にどのような変化があるかを解説します。

現物のみに依存する市場は常に供給と需要のアンバランスのリスクに晒されています。
ETFなどの選択肢が増え、市場に大量の資金が提供されることで、現物市場の価格が安定することが期待されます。

仮想通貨の魅力の一つは大きな価格変動（ボラティリティ）です。
そこに期待をしているユーザーからすると、市場が壊れると言えるかもしれません。

高いボラティリティは経済拡大を難しくします。
長期的に見れば、ETFが承認され、環境が改善され、ビットコインの価格自体が安定することは成功と呼べます。

ビットコインをどの視点で見るかによって、評価は変わります。

ビットコインが永遠に同じように振る舞うと考えるなら、市場の拡大のスピードに取り残されてしまいます。
日々変化するトレンドを乗りこなしていきましょう。

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