暗号資産の価格や認知度が上昇するに伴い、投資だけでなく マイニング 事業への参入者も増えてきています。
アルメニアではマイニングが合法化、中国では大規模なマイニング工場が建設されるなど、世界規模で拡大しています。
にもかかわらず、未だにマイニングをする際に発生する熱や、消費電力などが課題となっていました。
マイニング 熱を利用して作物を栽培
チェコの暗号資産取引所ナカモトXの共同創業者が、マイニングで発生する余分な熱を使って食用農作物を育てる、ブロックチェーン・ベンチャー企業を立ち上げる。すでに5エーカーの温室でトマトの栽培に成功した。マイニング熱の再利用事業は今後増える見通しだ。
3月10日に行われたツイッター会議で、ナカモトXの共同創業者カミル・ブレヒャ氏は、ビットコインサーバーの熱を利用するための特注ハウジングをスタッフが制作し、その熱を温室に送ってトマトを育てていると明らかにした。マイニング作業はバイオ廃棄物から得た電力を使って行う。
これまで秘密裏に進められてきたこのプロジェクトで、初めて作物が育った。「暗号トマト=クリプトマト」の誕生だ。
引用元:COINTELEGRAPH 暗号資産のマイニング熱利用し、「クリプトマト」栽培(2018年3月13日)
https://twitter.com/KamilBrejcha/status/972438246528569344?id=3147
2018年3月10日に行われたTwitter会議でカミル・ブレヒャ氏は、ビットコインのマイニングで発生する熱を利用した温室を制作し、食用農作物を育てるブロックチェーン・ベンチャー企業を立ち上げることを発表しました。
すでに5エーカー(2ヘクタール)の 温室でトマトの栽培に成功している そうです。
当初は医療用大麻の栽培を計画していましたが、法律上のハードルが高く、トマトなどの農作物に変更したそうです。
ブレヒャ氏は、「すぐに普通の店でもこの農作物を買えるようになるだろう」と言っていますが、ブランドなど具体的な今後の展開については明かしていません。
暗号資産のマイニングによる環境に対する影響や、マイニングで発生する熱の対処に関して問題になっていましたが、このような事例が出たのはとても喜ばしい事でしょう。
マイニング 熱は農作物だけでなく、魚の養殖にも利用される
More than 30 computers sit on the second floor of a former car museum west of Winnipeg, quietly working to mine bitcoin.
The heat generated by those computers, which are verifying bitcoin transactions by solving cryptographic puzzles, helps warm nearby plants in a makeshift greenhouse.
To water the trays filled with lettuce, basil and sprouted barley fodder, Bruce Hardy, the owner of this 20,000-square-foot building in the Rural Municipality of St. Francois Xavier, clicks a button.
A pump waters the plants with waste water from tanks located on the first floor in which around 800 Arctic Char swim and breed. The waste water from the tanks is rich in nitrates, a great fertilizer for the plants upstairs.
引用元:How this greenhouse and fish farm operation is fuelled by bitcoin mining(2018年1月4日)
カナダのマニトバ州に拠点をかまえるMyera Groupは、ビットコインのマイニングで発生する熱を、植物の栽培や魚の養殖場の温度管理に利用するといった取り組みを行っています。
Myera Groupの目標は、様々な技術を活かし、持続可能な食糧システムを構築することで、その事業の一環としてこのような取り組みを行っています。
Hardy氏は、 ビットコインのマイニングによって生み出される利益が無ければ、この施設や取り組みを進める事は難しいだろう と語っています。
日本では マイニング を利用した事業は増えるのか
上記で紹介した事業以外にも、ロシアではマイニング熱を利用する床下暖房システムのプロジェクトを行っているそうです。
このように、海外ではマイニングやそれに伴った事業が増えてきていますが、日本ではほとんどありません。
日本は諸外国に比べて電気代も高いですし、税金や法整備など、個人や企業が気軽に参入するのは相当ハードルが高い 部分があります。
今後、税金や法律に関する問題が解決しても、参入が難しいことは変わらないでしょう。
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