イーサリアム(Ethereum)ETHとGASを徹底解説します!
【目次】
① ETHを解説
② GASを解説
③ GAS Limit とは?
① ETHとは?
ETHは解説する必要もないかもしれませんが、イーサリアム(Ethereum)の通貨単位となり「ETH」(イーサ)と呼ばれます。2017年10月現在は、ETHとETCの2種類の通貨単位が存在しており、2016年6月に発生した「The DAO attack」が発端となり、ハードフォークが実施され、イーサリアムクラシックが誕生しました。

② GASとは?
イーサリアム(Ethereum)にて、スマートコントラクトの実行手数料は、燃料(ガソリン)に例えられGASと呼ばれています。1ガスの単位はweiです。「1wei=〇〇ETH」とその時点の相場によって手数料が変わります。最終的にはイーサリアムが手数料としてウォレットから引かれます。
現状では、ETHにて、このGASが支払われることになります。GASを大量に支払うことによって、実行されるスマートコントラクトがマイナーにより優先的に承認されるようになっており、承認速度が速まります。要するに、GASはマイナーに支払われる手数料となるわけです。マイナーは、このGASをマイニングの報酬として受け取ります。
ETHのGASの値段は「Etherscan」で確認することが可能です。

https://etherscan.io/chart/gasprice
また、GASの使用量が日ごとに確認でき、需要は常に右肩上がりです。

③ GAS Limit とは?
MyEtherWalletを使用していると、「ガスリミット」という表示が現れます。

スマートコントラクトの実行の際にはGAS Limitという自分のウォレットから使用可能な最大のGAS量を設定します。このGAS Limitは外部からのハッキングやバグにより、アカウント内のETHが無限に消費されるのを防ぐことができ、GAS Limitに達すると自動的にストップがかかり、被害を最小限に食い止めます。
コントラクト送信者が設定するGAS Limitだけではなく、ブロックチェーンにおいて1ブロックあたりのGAS Limitも設定されています。ビットコイン(Bitcoin)においては1ブロックのサイズ制限がありますが、イーサリアム(Ethereum)では制限はなく、GAS Limitの影響でブロックのサイズが変化します。
イーサリアムのマイナーはGASの値段が高いトランザクションから処理していきます。それは単純に手数料報酬が高いマイニングの方が、収益が高いからです。
逆にGasの値段が低いトランザクションは後回しになったり、処理してもらえないこともあります。
MyEtherWalletだと、自動入力されるようになっていますが、その値よりも2~3倍に設定すると、スムーズにトランザクションを完了させられることが出来るでしょう。
ちなみに、トランザクションが処理されないと、「Out of Gas」のマークが表示され、無駄にGASを消費するので、最初から少し高めにGAS Limit設定してトランザクション処理をするようにしましょう。
Written by 酒井 和


















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