過熱化する顧客獲得競争
従来から通貨ペアのトレードを専門としてそのプラットフォームを提供してきたFX会社が暗号資産への参入を検討しているとのことです。
日経記事に取り上げられた内容を細かく見ていきましょう。
FX会社の潜在力
FX業界が暗号資産に参入するにあたっての勝算を含めた潜在力について取り上げられているので、ここで紹介します。
FX会社の参入メリットとは
暗号資産が今後メジャーになっていく中で、販売所での売買だけでなく、個人間での取引も増えてくるのではないかと考えられます。
今回ご紹介する日経記事でも、FX業界の参入について取り上げています。
暗号資産が広く浸透すると、現行の外国為替証拠金取引(FX)と同じような取引が活発になるかもしれません。
様々な取引のためのプラットフォームが整備されていくでしょうが、やはり参入のしやすさで言えば、同じ「通貨」を扱っているFX会社が有利であります。
意欲的な投資家のニーズがある
記事ではFX会社の立場からの見解が書かれています。
売買手数料などのコスト削減やスプレッド競争に明け暮れるFX会社から見るとメリットは大きい。ビットコインなどを現在取引する投資家は「ともかく暗号資産を売り買いしたい」との意欲が先に立ち、手数料や取引時のスプレッドは二の次になっている。「レートはいくらでもいいので買う」といったコスト度外視の「成り行き注文」も多く、仲介会社は利益を得やすい。
引用元:
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20195060R20C17A8000000/
暗号資産の実相:FX業界が熱視線「潜在力は高い」(2017年8月25日)より
プラットフォームの整備が容易であることに加え、投資家心理を考慮しても広いスプレッドでも十分に集客が見込めるというのがポイントです。
スプレッドが広くても、価格変動が大きいため、証券会社選びの際にスプレッドが気にならないと見ています。
またFXとは違い、イフダンロングやイフダンショートなどの予約注文を入れることが少ないと思われます。
現時点で流動性がほとんどないことがその理由です。
日々価格が上がっているからこそ、テクニカル分析をせずに成り行きでエントリーすると見られますね。
環境を整えた者勝ち
多くの人々に注目されはじめている暗号資産はとても潜在力が高そうです。
FXや株の短期売買と比較しても利益の出方はケタ違いと言えます。
現在FX関連のサービスを提供している会社は、早い段階で投資家のための環境を整えていきたいところでしょう。
それはすなわちFX会社側にとっても顧客を独占する上でライバル会社に対して優位に立つことにつながります。
また、大型注文時の急な出来高変動や税金面での法整備などの課題クリアに注目です。
利用者は正確な情報収集を
FX業界の参入障壁が低いため、今後短期間で暗号資産トレードへの進出は増えてくると思われます。
利用する私たちは正確な情報を集め、慎重に判断することが大切になってきます。
特に、参入にあたっての課題である流動性の高い会社を選ぶと良いでしょう。
従来のFXにおいて十分な出来高実績を持っているのか調べておく必要がありそうです。
written by 今井徹
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