https://youtu.be/6sXNVIaNL2Y
サイドチェーンという技術
サイドチェーンとは、複数のブロックチェーン間で暗号資産のやり取りを双方向で行い、様々な機能等を実装しようとする技術・プロジェクトのことです。
https://youtu.be/6sXNVIaNL2Y
以前よりサイドチェーンを実装しようとするプロジェクトには様々なものがありましたが、最初にサイドチェーンを提唱したのは、Blockstreamという団体であり、2014年に実装に関するホワイトペーパーが発表されました。
また2016年11月には米国特許商標庁より、サイドチェーン技術の特許出願書が公開されています。
Blockstream
Blockstreamとは、実業家兼投資家のオースティン・ヒル(Austin Hill)氏がCEOを務める企業であり、ビットコイン(Bitcoin)の初期から開発に関わってきたアダム・バック(Adam Back)氏やグレゴリー・マックスウェル(Gregory Maxwell)氏なども参加してます。
設立からわずか2年間で760万ドル(約8億2000万円)の資金調達に成功しています。
プロダクトとしては2つあり、ひとつはオープンソースのアプリケーション開発向けプロダクトである「Elements」。
そしてもうひとつは取引所を対象とし、Blockchain-as-a Sreviceとして提供するサイドチェーンプロダクト「Liquid」があります。
サイドチェーン2つの特徴
サイドチェーンには2つの特徴があります。
ブロックチェーンの機能拡張
ビットコイン(Bitcoin)のブロックチェーンにつながるブロックサイズはおよそ1Mと決まっています。
これが倍になれば、単純に以下の新しい機能を実装することができます。
・送金手数料の軽減
・ブロック承認の時間短縮
・スマートコントラクトなどの機能追加
独自の暗号資産発行
サイドチェーンにより作成されたブロックはハードフォークのような一方通行ではなく、メインブロックにつながる入り口と出口を持ちます。
これは双方向のペグ(two-way pegging)を持っているという考え方で、ビットコイン(Bitcoin)とサイドチェーン上の独自通貨も双方向で移動・取引ができるという考えに当たります。
サイドチェーンの問題点
サイドチェーンにはいくつかの問題点があります。
ひとつはマージマイニング(merged mining)という技術を取り入れなくてはならないということ。
マージマイニングが行われない場合、マイナーはどのブロックチェーンを採掘するかを選ばなければならないため、一部のチェーンでセキュリティのリスクが高まる可能性があります。
そしてもうひとつは現状よりも大きなマイニングパワーが必要となるため、マイニングの集中化が進むという懸念事項が発生することです。
マイナーはサイドチェーンに接続されたブロックチェーンすべての取引手数料を得ることになるため、強力なハッシュパワーを持つ少数の企業がさらにその力を強めてしまう危険性が指摘されています。
まとめ
サイドチェーンとはビットコイン(Bitcoin)に新たな可能性を持たせることができる技術
新たな機能の実装や独自の暗号資産を行き来させることが可能
但しマイニングが集中するなどの課題が残されている
written by yuta takahashi
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