ボット取引のメリットとデメリットは表裏一体であることを認識する必要がある
ボット(Bot)は、アルゴリズムにもとづいて自動取引を行うツールです。
①その時のトレンドを迅速に観察できる
②売買する際のトレーダーの意思決定をフォロー
③24時間オンライン対応可能
④ヒューマンエラーを減らす
⑤合理的かつ感情のない決定を下すことができる
⑥情報を迅速に処理できる
このようにボットは利便性を提供することができますが、上記のメリットが時にはデメリットの側面を持つことにも注意喚起したいと思います。
暗号資産ボットは急なチャート変動を起こした原因を追跡するのが難しいと言われています。
というのも、ボットは一般的に、価格・取引量・循環供給などの主要な投資材料を追跡するようにプログラムされています。
従来の株やFX等での運用ならば十分対応することが出来ました。
しかし、これらの指標の決定や反応だけでは、暗号資産の世界では勝てません。
暗号資産界隈のプロトレーダーは、これらの判断材料やトレンドの流れが暗号資産市場にどのような影響を与えるのかをしっかりと理解しています。
では、ボットでは対応できない要素とは何でしょうか?
それは、 「人間の感情・心理」 です。
(暗号資産投資ならではの新たな投資手法を別記事でご紹介しております。この手法を知らずして利益は出ません。こちらをぜひご覧ください!!)
人間とは異なり、ボットは市場状況を直感的に理解していません。
これらのソフトウェアプログラムは、機械的に作動しているため真偽のニュースの区別をすることが困難です。
残念なことに暗号資産市場では仕手による価格操作やその他詐欺案件が渦巻いている状況下このような問題には対応しきれない可能性が高いです。
そして、SNS等でのインフルエンサーやYouTuberによる情報発信は暗号資産の価格に影響を与える可能性が高いです。
この情報を受け取ったユーザーが購入を煽られたり、狼狽売りに走るという、いわば感情を揺さぶられて思いもよらないチャートを形成してしまうからです。
これらは肯定的および否定的なアナウンス種類は多岐にわたります。
(各国による規制発表、企業の暗号資産事業参入等)
残念ながら、暗号資産ボットはこれらの変数をすべて考慮に入れることはできません。
最近のボットは、ニュースやソーシャルメディアを監視したり、キーワードをスキャンしたりすることができますが、すべてのシナリオ(行く末)を予測して売買することは不可能です。
キーワードを指標として使用すると、言葉の受け手次第でチャートが急反転したりする可能性も含んでいるため、非常に危険です。
暗号資産市場でのトレーディングボットはリスクが非常に高い
最近、トレーディングボットを初めて触るという人が増えてきています。
暗号資産で初めて金融商品売買を経験し、証拠金取引(≒FX)を経験し、ついに機械トレード(MT4、EA(Expert Advisor)、BOT)の世界に足を踏み入れるという流れのようです。
通常のトレーダーと同じ流れかもしれませんが、やはり市場は圧倒的な経験不足であることは事実です。
「こんなに早く市場が移り変わる市場で、果たしてBOTが役に立つだろうか?」というのが正直なところです。
それを危惧し、世界各国で同時多発的にBOTの説明とその危険性を解説しているプロも多く存在しています。
日本語解説が少なかったので、早速コインオタクでも解説していきます。
BOTの説明とその危険性
1.まだ人間の方が判断力が優れていることを知ること
機械はまだ万能ではない、ヒューマンエラーをなくす程度の利点にすぎない
2.アルゴリズムを作るのは人間、その人間に悪意があればトレード内容が外部に漏れている可能性は大
3.過去事例をもとに機械は判断する、例えば2017年で検証したBOTと2018年で検証したBOTでは同じ市場でも全く異なる動きをするし、わずか2年間の経験しかないトレーダー(BOT)に好成績を期待はできない
投資は全てが自己判断、やみくもに投資するのではなく、冷静な判断をすべし
テクノロジーを隅から隅まで把握しきることは一般の人では到底難しいでしょう。
技術者でも精通している分野でなければ100%判断をすることはできないのが普通です。
すると、「分からない」事象の評価は、推奨している人や成功者の実績をもとに判断することになります。
投資でよくある間違いの、「他人に推奨される銘柄をやみくもに購入する行為をしている」と自覚する必要があります。
ICOの失敗を、BOTでも行なっているという状況が繰り返されようとしています。
「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです。」
引用元:ウォーレン・バフェットの名言2
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