「経験」から来る勘が働きづらいICO
ICO初心者が持っていないもの、それは「経験」から来る勘が働かないことです。
過去に酸いも甘いも経験してきた投資家ならば、どこをチェックすれば詐欺に合わないか、信頼度が高いかをある程度分かっていますが、初心者では、SNSや素人の書いたブログを見た程度で大事な資金を詐欺コイン(Scam)で溶かしてしまう可能性が非常に高くなります。
初心者がICO銘柄選定をする際にやるべきではないことを挙げていきます。
ICO初心者にありがちなパターンに注意
生活に支障を来す金額をICOに投資してしまう
投資金額の目安として「100-自分の年齢」%の金額を投資にあてる資産運用戦略としては非常に一般的な話です。要するにあなたが30歳ならば、70%の金融資産を投資に充てるといったものです。また、100万円以上の貯金がない方は、投資は見送った方が良いと思います。
その70%の資産を全てICOに突っ込むのかというと、それは間違いです。貯金の70%を100としたときに、10程度をICOに使用することをお勧めします。
その他の90については、比較的安定銘柄であるビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)や、株式投資、FX、投資信託など分散させることが投資の基本です。
ICO投資は一攫千金が狙える投資ではあるのと同時に、資産を溶かしてしまうリスクをはらんでいるからです。
ハイリスクハイリターンの投資をする時に大事なことは、たとえ全額溶けたとしても「しょうがない」と思える金額に留めることです。それ以上の資金を投入すると、気が気でなく、仕事もプライベートも身が入らなく、人生が破綻してしまうリスクがるのです。
とはいっても実際にICOで大金を得ている人がいるのは事実なので、この時代の潮流に乗らずに指をくわえて見ているのも機会損失になります。
SNSやニュースに一喜一憂して投資機会を逃す
ICO銘柄は、ICO前に、WEB上であることないことが、どんどん話が膨らんで話題になっていきます。その中でしっかりとホワイトペーパーや、プロジェクトチーム、プロジェクトリーダーの過去実績、商品やサービスの将来性をチェックしている人がいるでしょうか。
おそらく1割ほどの人が英語でホワイトペーパーやWEBサイトを確認しているに過ぎないでしょう。特にネガティブな情報は、広がるのは一瞬です。そんな世の中の期待や不安を常に追っていくのは精神的にも疲弊してしまいます。投資は最終的には自己責任ですので、常に自分の目で情報を精査し、自信を持って投資対象銘柄に投資をするべきです。
しかし、初心者がいきなり分析しろと言われても、経験がものをいう世界で勝つことは難しいです。ですので、ICOで有名な有識者をSNSでフォローして情報を得たり、実績のあるJCA(日本クリプトカレンシー協会)などのコミュニティにてイベントに参加し、情報交換することが大切です。
ルールを理解しないで投資をすること
少なくとも下記のことは自分で調べ、情報収集をしてからICO投資にのぞんでください。暗号資産のことも知らずにICO市場に乗り込むことは、素手で戦場に行くも同然で、カモにされて即市場から撤退させられます。
- 暗号資産の定義
- ブロックチェーンの仕組み
- ICOの仕組みとルール
- ホワイトペーパーの内容
- SNS、WEBサイトの情報収集
*ホワイトペーパーや公式サイトのウソ、手抜きを見抜くのはこれらの情報に精通していないと難しいからです。
これらを調べれば、「価格保証」や「トークン買取保証」なんてあるものはICOでもなんでもないことに気が付けるはずです。甘い話や安全を保障する投資などこの世には存在しません。
暗号資産やICOでお金を稼ぐのは生半可な気持ちではすぐに資金が尽きて、再起不能となってしまいます。確かに暗号資産市場は上昇トレンドで、株式投資などに比べれば購入するだけでキャピタルゲインが生まれる可能性は非常に高いです。
分析力を付けるために情報収集をしよう
ICOの参加には、暗号資産周りの知識だけでなく、株式投資などにも必要な企業分析力があって初めて勝率を高めることが出来るのです。そのためには、日々の情報収集と、銘柄分析に尽きるのです。
Written by 酒井 和
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