2022年8月31日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
https://www.youtube.com/watch?v=rHaFoBbEU7M
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
おすすめの取引所を教えてください!
ステーキング自体は伊藤もやるんですが、銘柄によると思うんですけど実は伊藤は取引所を使ってないんですよね。取引所を使ってない一つの理由は、ロック期間があるじゃないですか。ステーキングってロック期間がつきものなんですけど、特に今日本の方の場合ちょっと注意していただきたい指標が10月1日でして、10月1日までに海外取引所から日本に出金してくれ、みたいな話が出る可能性があります。
これはトラベルルールという日本の法律で、トラベルルールってグローバルで同じルールでやってるんですけど、日本がちょっと緩かったんですよ。表現としては、日本が厳しくなるんじゃなくて日本がめちゃくちゃ遅れてグローバルのルールに合わせていくという形になりまして、ほぼ最後なんじゃないかなと思います。
今年の10月1日なのであと一か月後ですよね。一か月後に日本がトラベルルールが始まりますというところで、ちょっとどうなるか分かんないですね。
グローバルの常識で考えると、他国の仮想通貨のサービスって使えないものなんですね。例えばバイナンスとか、そういったところが使えなくなるかもしれないし、使うために同意書を出せとか一定のルールが出る可能性があります。先物のサービスは提供しませんとか、ハイレバレッジのものは提供しませんとか、外国人の方にサービスを一部抑制するなんてことも取引所はやりだしております。
取引上でのステーキングといったときに、ちょっとそこの部分が気になるので、普通はウォレットですね。ウォレットで直接公式サイトですね。ステーキングなのでほぼ間違いなく公式がやってるんですよ。
例えばイーサリアムのステーキングだったらイーサリアムの公式サイトで直接できたりしますので、公式サービスにウォレットで接続するっていうのが伊藤のおすすめのやり方になります。
バイナンスとバイビット使ってますってことなので、ステーキングの利率とか、そういったものの優位性だけで取引所開くのってあまり推奨しておりませんので、そのままバイナンスとバイビットでやっていただいてもいいです。
「どうしてもこの銘柄をステーキングしたいんだ」、「バイナンスに選択肢がないんだ」の場合は新規の取引所を開いてやっていただくことになると思うんですけど、やっぱりステーキングって金額大きいんですよ。定期預金みたいなものなので、「遊ばせてるお金を預けよう」みたいな形になると平気で何百万何千万ってステーキングすると思うんですよ。それを新規のあまり使ったことがない海外の取引所でやってほしくないなっていうのがあります。
少なくとも1サイクルですね。ステーキングの銘柄によって違いますけど、一週間かもしれないし30日間かもしれませんけど、1サイクル預けて引き出せて、ちゃんと取引所の外に出せるところまで確認してから本チャンの金額を入れていただくことがいいかなと思います。
海外取引所だとどこがおすすめってなくて、ほんとバイナンスとかバイビットさんでいいかなという感じはしますね。
カルダノの半減期までの価格予想は?
カルダノ ADA の次の半減期までの価格予想を教えてください。
2024年2月ぐらいがビットコインの半減期と予定しておりますので、そこまでの価格の推移ですね。個別の銘柄でお話しいただいておりますけど、伊藤はだいたいの銘柄が同じ動きになると思ってます。
ビット、イーサがあと1年半どういう動きするのかってとこなんですけど、今年は下落だと思います。下落トレンドになってますので、そんなに上がらないと読んでます。
底値が大事ですよね。どこまで底を割りそうなのかが今年一番着目するポイントで、来年はもちろん回復してくると思うんですけど、来年いきなり V 字回復とか過去最高値ではないと思うんですよ。 1年半後の2024年とかに過去最高値にタッチするんじゃないかなと思っております。今年仕込みどき、来年ガチ保どき、再来年以降売りどき、という感覚で見ていただけるといいかなと思います。
ビットコインとイーサリアムの過去最高値って今の価格から3倍なんですよ。3倍っていうのはなかなか来年までの動きでは取りにくいんじゃないかなと思います。ビット、イーサが過去最高値と3倍の開きがあるんですけど、だいたいのアルトコインって10倍の開きがあるんですよ。素直に過去最高値更新したらメジャー銘柄は3倍しか取れないですけど、アルトコインは10倍とれるんですね。
「だったらアルトコインじゃん」みたいな感じですけど、アルトコインの過去最高値更新って結構きついんじゃないかなと思います。アルトも3倍いかないぐらいを目標値にしていただくといいと思います。
頭と尻尾の話でいうと、一番いい時に売るってのはなかなか難しいと思いますけど、現物派の伊藤からすると、来年1年間はガチ保する、今年は買い集める、みたいなことをやろうかな思っております。カルダノさんが特に、というよりも全体的なお話ですね。
カルダノさんはつい最近アップデートがあったんじゃないかなと思います。イーサリアムのマージみたいな本当に1年とか2年に一回あるかないかの大きなアップデートの時は価格が大きく変わると思うんですけど、カルダノさん今年とか来年で予定されてないと思います。
アービトラムオデッセイのニトロはどうなる?再開は?
アービトラムのニトロで、何がどうなるの?アービトラムオデッセイは明日から再開されるんですか?
再開の目処は公式に発表しておりまして、アービトラムのニトロという形でブロックチェーンのアップデートが完了したら再開します、という発表をしております。
スケーラビリティ問題が解決します、みたいな話なんですね。そもそもストップしてしまった理由が「動かなかった」。ブロックチェーンとして致命的ですよね。あまりにもユーザーの取引が集中してしまって、動かない、動くんだけど手数料がバカ高い、となったときに、 「レイヤー2ってなんぞや」と存在価値ごと否定されたような話になってしまいました。
本当はベータ版で触ってもらってフィードバックをもらって、ニトロというアップデートをやって本番リリースという予定だったんですけど、あまりにも市場のニーズが強いことがわかったので、すぐにそのまま開発アップデートを前倒しするという形になりまして、2ヶ月後の今日アービトラムのニトロはリリースです。
今日リリースして明日から本番環境になるんじゃないかなと思うんですけど、それが無事にリリース終わったとなればアービトラムオデッセイが再開されるという形になります。問題がなければ9月の1週目から再開という形になりますので、また YouTube ライブでも「始まりましたよ」っていうのは言っていきたいと思います。
Optimismはどのくらい上昇する?期待している通貨は?
①今後、OPをはじめとしたレイヤー2部門のクリプト価格が上昇すると予想していますが、OPは今後2、3年でどのくらいの価格上昇を見せると予想しますか?②また、「投資は自己責任で」の前提の下、伊藤さんが「今後伸びる」と期待している通貨などがありましたら、理由も一緒に教えていただくと参考になります。
OP は時価総額のトップ10入りすると思っております。感覚でいうとMATICさんのような値動きというか、評価のされ方。MATICはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する救世主みたいな形でバコーンと上がったんですよね。そういう動きをすると思います。
今時価総額が300億ぐらいだと思いますけど、MATICの1/20ぐらいですね。普通に20倍はいいベースです。下落トレンドでこの話をしておりますので、 もう一度DeFiブームが来るっていうタイミングでレイヤー2が評価されるということなので、別にこんな冬の時代に評価して欲しいわけではありませんと。
MATICさんは絶好調のときから50%くらい落としてるわけですね。40倍ぐらいいったらちゃんと評価されたなーという印象になると思います。
伊藤が今見てるところはって言ったら、まだリリースしてないんですよね。文化が変わっている最中だと思います。レイヤー2の他の銘柄何って言ったらzkSyncとかアービトラムとかありますけど、トークンが無いんですよ。
今まだ無いっていうのが今後評価されると思いますし、Rangoとかマルチチェーンの分野の銘柄も非常に期待しております。これは本当に文化が変わったなと思っておりますので、例えば今の時価総額トップ10っていうものが何系ですかっていったら、これは EVM ですよね。DeFiブームの名残にちょっと近い状況ですね。DeFiの火付け役がプレイヤーチェンジして変わってくると思います。
今トップ10の銘柄が無価値になるかというとそうではなくて、彼らは彼らで別のジャンルに行くと思います。ソラナとかAVAX、ファントム、ポリゴン、トロン、ATOM 、だいたいここら辺だと思うんですけど、彼らってちらほらとゲームの方に寄ってる印象があるんですよ。おそらくゲームの方に行くと思います。
Optimismもそうですけど、一番最初に金融でリリースするけど、どこのチェーンも金融特化型のブロックチェーンと、ゲームとか一般利用のそこまでセキュリティが高くなくてスピードとコスト削減が重要だよねっていう文化で二極化すると思うんですよね。
トップ10は金融特化型が残って、今のTOP10に入るような銘柄もなくなっちゃうわけではなくて、金融ではないDAppsのベースのブロックチェーンとして生き残るんじゃないかなと思っております。それはどれぐらい先の話ですかというと、来年ぐらいという非常に早いタイミングかなと思います。
レイヤー2の銘柄はぜひ積極的に触っていただけるといいかなと思います。未来の産業でトップ10入りする銘柄って決まってくるので、どのブロックチェーンっていうよりも産業ですね。
レイヤー2が来年・再来年のDeFiの中心になると思うので、 Optimism、zkSync、アービトラム、ここら辺をうまく触っといていただけるといいかなと思います。
Sweatcoinはいくらになる?
sweatcoinが上場するそうですが、いくらくらいになりますかねー?
これ無料なんですよね〜課金してても2000円じゃないですか。普通のバランスとるんじゃないかなと思います。
今Sweatcoinで物が買えるじゃないですか。例えばアマゾンのギフトカードとかが買えるんですけど、もう普通に金品と交換できるのでレートが見えちゃうんです。
今のSweatcoinのレートって4円なんですね。1Sweatcoinが4円でやってますので、2倍ぐらいはいくかもしれないですけど、10倍ですってなったらレートがめちゃくちゃ崩れちゃうので、そんなことはないんじゃないかなって個人的には思ってます。
4円から10円の間とか。良くても16円。逆に言うと落ちにくいと思うんですよね。ちゃんと物との交換があるので、「落ちるぐらいだったらAmazonギフトカードに変えちゃうわ」みたいな話になってくると思います。
フォートナイトとメタバースの相性が良さそうだけど、動きはない?
epicgamesが出しているフォートナイトがメタバースと相性が良いのではと昔からおもうのですが、何かプロジェクトとして動いていたりしないでしょうか?わざわざ新たに作り上げていくより活用した方が良い気がします。すでにメタバースだと言われればそうだとは思いますが…
結局元のゲームですね、それこそマインクラフトとかあつまれどうぶつの森とかがメタバース的、もうそこで経済圏があるんじゃないかという風に思われてますけど、もう彼らは回ってるんですよね。
回ってるので、外部のプロジェクトと協力してとか、それこそ「あつまれどうぶつの森の土地買わせて下さい」とか言って企業が参加してくるかっていうのがなかなか考えられなくて、そのまま独立しちゃうような気はしてます。
一番よく言われるのがセカンドライフなんですけど、セカンドライフみたいにみんなが接続している一個めちゃくちゃでかいところがあるっていうよりも、ウォレットで全部接続できるような形が一番いいと思います。
一個のゲームで地球上の何億人がみんな接続すると、やっぱり違和感があるじゃないですか。みんなは何かしらのプラットホームに接続してるんだけど、それは個人の自由で、ただ貨幣価値は横串させるような、そんな感じが一番 Web 3的というかメタバース的なんじゃないかと個人的に思います。
伊藤もフォートナイトやってたりオンラインゲームとかをやるようにはしてるんですけど、やっぱりやるにはそれなりに難しいですね。例えばフォートナイトにユーザーが何億人といるから、そこでビジネスやりましょうといって後付でフォートナイトをやるのは難しいところがありますので、なかなかそういう文化にはならないかなと思ってます。
日本の取引所はどのくらい潰れる?
日本の取引所は結構多いですよね。2025年ぐらいにまでに潰れる取引所が結構あるんじゃないですかね?
もうすでに潰れて取引所が結構あると思います。潰れるというよりも買収されてますよね。
多いといっても31社だったかな?8月時点では。取引業としてちゃんとプラットフォームを提供してるところは二十数社というところになります。言ってもそんなに多くなくなっちゃう。
かつ、もう取引業を止めますっていうところもあるので、10社ぐらいになると思います。10社だと産業としては十分生き残るというか、ちょっと少ないかもしれないですね。 NFTプラットフォームの方が多くて、NFTプラットフォームが潰れる可能性の方が高いと思います。
イーサリアムのPoW・PoSの分列は確定?分裂したらすぐに売却したほうが良い?
イーサリアムはハードフォークでPOW、POSの分列は確定しているのでしょうか?分裂した場合すぐに売却したほうが良いのでしょうか?
ほぼ確定ですね。
どこで保有してるかによりますね。日本の取引所でも分裂したら配布しますと DMM さんとかが言ってくれてますけど、すぐに付与するかどうかは取引所の都合になってきますし、そんなにすぐ付与しないものですね。安定しないので。
海外の取引所は先物っていう形で先にやっちゃうんですね。PoWってあるか無いかわからないんだけど、あるか無いかわからない物を売買するのが先物じゃないですか。先物でやってるんですけど、もし仮に無かったら「無かったです」で終わらせるんですよね。それこそ実体の無いものを売買しちゃってるような空気感があって怖いなとは思いますね。
日本の取引所だとそういうことを避けるために、「配布します」と言っても数日ずれたり、遅ければ数ヶ月ずれての配布になると思います。
自分にとっては付与されたらすぐ売却って感じだと思うんですけど、市場からすると安定してる時に付与されるという可能性が非常に高いので、安定してますから「すぐ売らないと損だ」みたいなことはなくて、期待されるのであれば持っててもいいし、もらったらすぐ売るという判断でもいいかな思います。
似てるものでいうとスパークトークンとか。もう配布されたものだとシンボルとか。
付与されてもすぐ売るか売らないかっていうのは正解がない話ですね。プロジェクトとしてはちゃんと前に進んでるので、それを応援するのかどうかってことですね。なんですぐ売るかというと、知らないプロジェクトだからですね。「イーサリアムPowって何するの?」となって調べて保有するのはいいんですけど、情報もあまり来ないし調べるのめんどくさいし、みたいな形で売る場合があるかなと思います。
今年のビットコインはあがる?
今年はBTCあがるのでしょうか?
2022年1月1日の価格に戻るのかどうかというところで解説させていただくと、もう戻らない可能性の方が高いですね。
五百何十万という形で今年はスタートしておりますので、これを超えたらビットコインの世界では今年上がったっていう表現ですよね。550万円ぐらいを超えたら上がったと言えるんじゃないかなと思うんですけど、その体で言うと、戻らない。そこまで行かないと読んでいます。
いけて36000ドル、400万円ちょっとみたいな形ですね。年始から考えると下がってる、いう話ですね。
1月1日から12月31日の価格を比較してどうだったかを見ていただけると、忠実に見ていただけるんじゃないかなと思います。
Braveブラウザの拡がりとBATの価格予想は?
以前BATが優良通貨の話を頂いたと思います。現状のBraveの拡がりとBATの価格見通しを判る範囲で教えて頂けると嬉しいです。
今のWeb 3、 NFT、 DAOみたいなものの文脈だと、分散型のブラウザでBraveがいいんじゃないかと言われております。別に文化が変わったわけではないので引き続き価値はあると思うんですけど、Web 3界隈と一緒で早すぎるというか、「いつどういう風に仕上がったらゴールなんだっけ」っていうのがまだ未来ですよね。
引き続きBATもBraveもいいなとは思うんですけど、ガチ保の時間が長そうだなっていう感じですね。引き続き応援しますっていうスタンスでもいいですし、「1年ぐらいは来ないんじゃないのこのマーケット」と思うんだったら手放しちゃう、みたいなそんな感じかと思います。
どこまで浸透するかですけど、Braveだとブラウザのダウンロード数を開示しておりますので、それが実際のアクティブのユーザーがわかりやすいので、すごい乱暴に言えば、Braveブラウザのダウンロード数とBATのトークンをリンクさせちゃって、上がるのか上がらないのかって見ちゃっていいと思います。
おそらく停滞してるので上がりにくいかなとは思います。
イーサリアムをメタマスクに保有していてもPoWは付与される?
ETHのアップグレードによりハードフォークが発生し、ETHWが付与されるようですが、ETHをメタマスクに保有していても付与されるのでしょうか?
これは付与されるはずです。付与されるはずなんですけど、売買するプラットフォームがないと売れないんですね。それが取引所の問題で、「うちはやりますよ」「うちはやりませんよ」みたいなものをずっと繰り返してるんですが、こういうハードフォークの銘柄って、取引所によって価格が違うんですよ。
なぜ価格が違うのかというと、アービトラージができるような銘柄ってたまにあると思うんですよ。例えばAという取引所では1万円で、Bという取引所では5千円、となったときに「これ入れ替えちゃえばいいじゃん」みたいなことがあるんですけど、大体できない。
なぜできないかというと、そういう場合は受け入れを停止してるんですね。イーサリアムのPoWも受け入れ停止するんじゃないかなと思います。取引所によって価格がパラパラという状態ですね。
そういう場合はDEXで売買することになると思うんですね。じゃあUniswapで売買しますとなったときに、たぶん取引所の方が高いんだと思います。結構難しいですよね。
利益を出したいんだったら取引所に保管した方がいいと思います。メタマスク系に保管してる人なんてすぐ売るので売り圧の方がでかいんですよ。そっちの人の方が多いじゃないですか。ワンチャンこれで利益を取りたいというのであれば、サポートしてる取引所に入れておいた方がいいんですけど、選択肢としては入ってて後々価格が上がったときに興味を持つぐらいのスタンスの方が個人にはいいかなと思います。
伊藤もサロンの中で「PoWもらえるからイーサリアム持っといた方がいいよ」とは言ってないんですよね。これで儲かるのは2%から3%で100万円持ってたら2〜3万もらえるぐらいな感じなので、そんなに無理してリスクテイクしないでくださいね、というアドバイスになっちゃいますね。
パンケーキスワップの今後は?
パンケーキスワップの今後の飛躍はどのようなものがあると思われますか?
パンケーキスワップの場合はBSCなので、ちょっときついかもしれないですね。なぜBSCがきついのかというと、バイナンスがトラブルがあるわけではなくて、なぜバイナンスのBSC使ってたんでしたっけ、というのはイーサリアムがうまく動かなかった時にDeFiを使ってみたいとか触ってみたいというニーズなんですね。
BSC系のDAppsとイーサリアム系のDAppsを比較してみてください。何が分かるかというと、ほとんどコピー品になるんですよ。ほとんどがイーサリアムの方が先に価値があるものを作ってます。これもハードだと思った方がいいですね。
ハードの上でソフトを作るんじゃないですか。ブロックチェーンはハードだと思った方が良くて、良いハードキーの上で良いソフトウェアを先に作るんですけど、BSCをはじめとしたイーサリアムの互換性のあるブロックチェーンというのは、どうしても廉価版というか「イーサリアムっていうのがあるんだ、いいな」というところでそれをもっと安く開発できるものを提供したらいいよね、と言って需要を作り出してるんですよね。
そこに対して乗っかってくるDAppsもコピーのコピーみたいな形になってきて、「こういうのでいいんでしょ」みたいなものが出てくるんですね。期待されていたハードであるイーサリアムの方があまりにも開発が遅くて、みんな廉価版で遊んでいた感じのマーケットなんですけど、いよいよこれから出てくるわけじゃないですか、本物が。
となってくると、EVM系のパンケーキスワップとかそっち系に関してはユーザー離れが出てくるんじゃないかというのは気にしております。なくなるとは言いませんけど、ごく一部の方がマニアックにやり続けるような感じなんじゃないかなと思います。
DEAPコインでメタバースの土地が買える?
DEAPコインでメタバースの土地が今年買えるという情報を得ましたが本当ですか?
知らないんです!でも全然ない話じゃないですね。メタバースの土地買えそうですね。経済圏がちゃんと確立してますよね、あのプロジェクトは。買えるようになると思います。
ドル高が続く限りビットコインは頭打ち?
ジャクソンホール会議でリスク資産である株式、仮想通貨が売られていますが、ドル高が続く限りビットは頭打ちなんでしょうか?
そうなんですけど、そうと言い切っちゃうのもまずいんですよ。相関性があるもので判断をしようという形になるんですけど、やっぱりビットコインとか仮想通貨はある程度カオスですね。何に連動してるのか実態がつかめないものだと思っていただいた方がいいと思います。
足元は相関してるんですけど、やっぱりどこかで一気に話が変わるということもありますので、それがヘッジにもなるし、そこがビットコインに対して興味を持つ方が多いところでもあるので、必ずしも「これに相関関係があるのでこれだけ指標を見といてください」というようなものではないですね。
アメリカの景気が回復しないと、アメリカのお金が結構仮想通貨に入っておりますので、抜かれますよね。お金がないので資金の切り崩しをしますよね。資金の切り崩しってできる資産とできない資産があって、不動産とかもできない方じゃないですか。不動産投資をやったけど今月100万ぐらい換金しなきゃいけないとなった時に「一部屋だけ売ろう」みたいなことにはならなくて、流動性が高いものからどんどん売られていくという形になると思います。
流動性が高いんじゃないですか仮想通貨って。この仮想通貨の良いところが価格を番押し下げてしまう要素になっちゃってると思います。
逆転も早いんですよね。景気が回復したとしても積極投資にはならないじゃないですか。「景気が良くなりました」と言われても、低迷していた時期が長ければ不安なわけですよ。株式は戻らないしビジネスも戻らないし、という状況で仮想通貨だけが即日戻るとか、そういったことも起こると思います。
仮想通貨の特性を認識していただいて、それが自分の投資に対して合うか合わないか、考え方がいいか悪いか、自分のポートフォリオの中で気になるかどうか、というところで判断していただけるといいかなと思います。今のところは思いっきりアメリカに相関しております、というところですね。
分離課税20%の噂は本当?
日本の仮想通貨は分離課税20%・住民税込みで動いてるという噂は本当ですか?
動いていると思いますが、決定ではないと思います。法人の条件というか法律という部分を先にやっていますね。ここまでちゃんと動いていたらもう決まってくると思うんですけど、分離課税20%になるかどうかは言及されていないですね。
仮想通貨の税制って海外でも特殊なんですよ。例えば1年以上持っていたらどうのこうのとか、こういう銘柄に関してはどうのこうの、みたいな形で細かいことをグローバルで作ってるんですね。日本は後発になっちゃったので世界で成功している税制を導入すると思います。
となると、他の金融資産みたいに一律で全部買って売って分離課税20%、みたいにするかもしれないし、ちょっと気の利いた条件提示があるのかもしれません。
注目している銘柄を教えてください!
伊藤さんが最近注目してる銘柄を5つほど教えて頂きたいです。
そんなにゴリゴリ投資をしているわけではありません。メジャー銘柄をベースに持っていると考えてください。アルトコイン投資をあまりしてないんですよ。イーサリアムを6割ぐらい持ってる感じになっちゃいますね。
アルトコインはどれを持ってますかというところでいくと、OptimismとVelodromeですね。
これ言うと怒られるかもしれないけど、ジャスミーを応援してるんですよ。価格が結構落ちたから拾ったっていうのもあるんですけど、ジャスミーは面白い動きするなぁと思ってます。
STEPNをやめてないので僕はGSTをたくさん持ってます。別に売るために持ってるわけじゃないんですけども。
ミームコインの犬系とか面白がって持ってたりとか、COWとかCultというようなミームコインを持ってたんすけど、もう売ってしまいましたね。
あとアービトラムオデッセイをやるのでブロックチェーンゲーム系のトークンを意外と持ってるんですよ。マジックは持ってますね。あとAPEもいいと思います。
意外とメタバースは持ってないんですよ。土地は判断がつかなくてまだ持ってないんですよね。それだったらブロックチェーンゲームのキャラクターとかアイテムの方を普通に使っています。
イーサリアムはマージでいくらになる?
イーサリアムはマージを迎えていくらになると思いますか?
2000ドルを超えてくれると期待しております。
伊藤さんのポートフォリオで一番多いのは?
伊藤さんが持っている暗号通貨のポートフォリオの中で一番多いのはなんですか? また何故それなのでしょうか?
イーサリアムですね。マージの後に色々運用をやってみようと思っています。マージの前後で文化が変わるんじゃないかなと期待してるんですよね。
マージの次ぐらいのアップデートで、ステーキングされているイーサリアムが一旦解放されたときに運用にまわるんじゃないかなと期待してるんですね。レンディングとかそういうところにね。そこを追いかけて大きな波に乗っかろうなと思っています。
XRP・XLM・Algorand 注目してるのは?
CBDCの基盤として、xrp, xlm, algorand、どれを注目してますか?
グローバルで決済として使われているものでいうとやっぱりリップルですかね。リップルが一番現実的ですし、マーケットの規模としては大きくなると思っています。
ネックなのが、SECの訴訟が全然関係ない場外乱闘になっちゃってるので、どうなるかなという感じですね。
リップル裁判は終わる?
リップル裁判は今年終わりますかね?
xrpのちょっと問題点としては、アメリカの権利戦争みたいな感じのネタにされてるんですよね。だからもうリップル関係ないじゃんと。リップルじゃなくてもよかったんじゃないかというような状況になっちゃってるので。
逆にリップルのビジネスの訴訟であれば、もう結論出て終わってるんじゃないのという状況ではあるんですけど、なぜかずるずるいっちゃってるので、ここから先はもうプライドの戦いみたいになってるので、ちょっと分からないなって感じですね。
早く終わって欲しい派ですね。もう結論は出てるんじゃないかな、リップルが勝つんじゃないかなと思っています。
ビットコインとイーサリアムの今後は?
ビットコインとイーサリアムの今後の値動きについて教えて頂きたいです。
今マーケットが非常に悪いんですが、9月10日までに潮目が変わるような気がします。マージの話なんですけど、9月10日に今の水準より下げた場合、ネガティブで全然上がらないのであれば、マージに対して期待をしている投資家もネガティブになっちゃうんですよ。
今ギリギリのところで保っていて、9月10日超えて「全然だめじゃん」となったらちょっと落ちると思いますけど、個人的には6月の底値から10%も下落しないような気はしてますね。6月の底値で拾った人の握力は強いと思います。
イーサリアムの1〜3年後の価格は?
イーサリアムの1年後、2年後、3年後の価格を強気ではなくどのくらい行きそうですか?
強気でなくてもイーサリアムの1万ドルは一つの目標です。4800ドルが過去最高値なんですけど、2年後には4800ドルを超えてるはずなんですよね。超えないということがあまり考えられないですよね。
超えないのであれば、メタバースは? Web 3は?という話になってきます。メタバースとかDAOだとかWeb 3とかあると思うんですけど、別にこれはイーサリアムだけの話じゃなくて業界が盛り上げてる話じゃないですか。イーサリアムの関係してる産業っていうのは、ポジティブな産業に乗っかってるわけですよ。
もし2年後にイーサリアムが4800ドルいってないのであれば、デジタルの分野の話というのは実現不能に近くなるような感じですね。
イーサリアムってプラットホームなので、今ブロックチェーン界隈で言われている話題は全部取り込めるだけのキャパがあるんですよ。この人たちが今やってることを最低でも3年以内に形にしなかったら、たぶんみんな辞めると思うんですね。3年後にDAOもWeb 3もメタバースもNFTもブロックチェーンゲームもDeFiも無理だったとなって、今の価格ぐらいだと思います。
僕はできると思うので、普通に2年後には1万ドルなんじゃないかなと思っています。
スパークトークン配布を金融庁は認可したの?
リップルのスパークトークン配布、とても嬉しいニュースですが、金融庁は認可したのでしょうか。まさかないとは思いますが、途中で駄目になることはないですよね?
金融庁は判断できないんですよ。金融庁が判断してコケたら金融庁に「何してるんですか」ってなるので、業界団体が認可をしております。金融庁がそういう形をとってるのは、1回か2回失敗するマーケットだと思ってるわけですよ。失敗しても協会が失敗するという形になります。
スパークトークンで日本の投資家さんがすごい損をして「こんなのやらないほうが良かったじゃん」みたいなった時に、金融庁は何かをしないといけない。もしそれが金融庁が決断しましたみたいな形にしちゃうと、禁止以外の何者でもなくなっちゃうわけですね。
今はどういう状況かというと、協会が判断をして認可をしてるので、金融庁は何も言っていないという形です。トラブルがあれば金融庁が出てきてこれはダメあれがダメというふうになると思います。僕はこれは健全なマーケットだと思いますので、途中で駄目になることはないですよね、ということに対しては起こり得ます。ただその責任は金融庁にはなくて協会にあるという形になると思います。
イーサリアムのアップデート前にどこに預けるのがベスト?
イーサリアムのアップデートの前に国内取引所はどこに預けて置くのがベストでしょうか?(笑)
これは何をしたいかにもよるんですけど、イーサリアムPoWが欲しいのであれば、DMMがいいかなと思いますし、あまり言いたくないんですけどコインチェックはやめたほうがいいんですよ。
なぜやめたほうがいいかというと、コインチェックは仮想通貨の信託保全をしていないんですね。bitFlyer もしてなかったかと思います。何かトラブルがあった時に保証されておりません。
日本の取引所は全部保証されてないでしょっていう話なんですけど、その2社以外はしてるんですよね。どこでもいいですという回答になるんですけど、bitFlyerとコインチェックはやめたほうがいいです。
なぜイーサリアムのアップデートの時の話で言うかというと、大体の方が量が多いんですよ。ビット・イーサというのは長期で保存しようとしますよね。且つ、価値があるものだと皆さん認識してるので結構な金額を突っ込むんですよ。
アルトコインだったら bitFlyer でもコインチェックでもいいじゃないですか。リスクがあること前提で保有してるので。アルトコインは1何百万とかいう方が多いのに対して、イーサとかビットとかになると何千万という人が増えちゃうんですよ。そういう人たちがコインチェックに預けてトラブルになった時に「保証されません」となっちゃうと大問題になってしまうというのは感じますので、結構な金額を持っている場合や長期保有する場合は、bitFlyerとコインチェック以外で、且つ信託保全を仮想通貨でもしてる取引所をちゃんと調べて、利用規約に書いてありますのでそちらで見てください。
個人認証の問題はブロックチェーンで解決できる?
この前、マイナポイントの申請で最初の暗証番号の段階でエラーが出て一向に手続きが進みませんでした。 翌日区役所に聞いて見ると、NFCがONになっていないとダメとのことで、初めてNFCを知りました。 その後はスムーズに手続きは済みましたが、たった1つが解らないだけで操作が進めない今の環境は、この先の未来AIやブロックチェーンの技術で解決していくと思いますか?
ブロックチェーンで解決するかという話でいうと、するとも言えますし、ブロックチェーンがこれを課題とするわけでもないってところですね。
なぜブロックチェーンだと解決すると言えるかというと、スマートフォンは体の外にあるので、盗難されたり紛失したりしてしまった時に勝手に触ってほしくない形になります。
生体認証ありますよね。生体認証というのは網膜だったりチップを身体に埋め込んだりした場合、少なくとも失くすということはないわけですよね。そうなった時にもうちょっとストレスフリーに、 ID カードとかじゃなくても体さえあなただというのが分かっていれば入れる、みたいになると思います。
ブロックチェーンだけの技術じゃないんですけど、テクノロジーで体の中の物で認証するという風になると、のぶさんのこの問題は解消されてくるんじゃないかなと思います。
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