取引多様化でビットコイン(Bitcoin) 普及へ
日経新聞で紹介されたビットコイン(Bitcoin)に関する記事を紹介します。
テーマはその取引の多様化です。
すでにFX業界などが参入を検討しているという情報もあり、今後市場はどんどん拡大していくでしょう。
ここでは先物やシカゴ・オプションの動向について取り上げます。
多くの業界が参入しています
Bitflyer(ビットフライヤー)やCoincheck(コインチェック)などの暗号資産販売所で売買をすることから、Bitflyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)など個人間での取引ができる環境も登場しています。
記事では、そのほかにも先物やシカゴ勢が参入するなど取引はさらに多様化していると伝えています。
インターネット上の暗号資産ビットコインの取引手法が多様化している。存在感を高めているのが先物取引だ。先物取引で投資家は積極的に運用リスクをとれる一方、将来の価格下落による損失を回避(ヘッジ)できるなど、法定通貨の市場に近い利便性を得られるようになっている。
引用元:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL22H9A_S7A920C1000000/
ビットコインの取引多様化 先物、シカゴ勢も参入へ(2017年10月14日)より
流動性が課題
しかし投資家にとって利便性が良い一方、提供する会社側には参入にあたっての課題もあります。
課題は現物と同程度の「流動性」(売り買いともに注文が厚く取引自由度の高い状態)をもてるかだ。法定通貨ではシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場が流動性の高さを誇り、商品投資顧問(CTA)などの投機マネーが行き交う。CMEの建玉データは直物取引をするうえで重要な資料にもなっている。CTAの一部はビットコイン市場に参加し始めているが、現時点では先物をメインにできるほどの環境は整っていない。
引用元:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL22H9A_S7A920C1000000/
ビットコインの取引多様化 先物、シカゴ勢も参入へ(2017年10月14日)より
FX会社の暗号資産取り扱い開始など新規分野として参入が増えてきていますが、どこも初期は流動性が課題になっています。
これは仕方のないことですが、シカゴ・オプションなどが表明しているように取引時間を限定するなどして手を打っていく方法でスタートを切るのが最も無難と考えられます。
だから新規参入を増やす
流動性の課題を克服していくためには、やはり多様な取引方法を揃えていくことも重要になります。
よって投資方法が増えていくことは良いこととして捉えられますね。
記事でも、オプションなどの他の派生商品(デリバティブ)の品揃えが充実すれば、暗号資産デリバティブ市場が一層拡大するかもしれないとしています。
初めは投機的な位置づけでも、そこから発展して決済で使えるようになれば暗号資産が通貨として普及することにもつながります。
流動性がないことが課題として挙げられますが、こうして他の投資分野が参入してくることで流動性は上がっていくものです。
今後の市場拡大に期待しましょう。
written by 今井徹
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