世界中が、世界初の法定デジタル通貨はどこが実施するのか注目され、開発されていましたが、どうやら軍配はウルグアイに上がったようですね。
BIS(国際決済銀行)では 中央銀行が発行する暗号資産をCBCC(Central Bank Cryptocurrencies)と名付けています 。
そのCBCCの初の国がウルグアイと言うことです。
ウルグアイの法定デジタル通貨「eペソ」
ウルグアイ中央銀行が、11月から既に法定デジタル通貨で国民を対象にしたパイロット試験を開始しているようです。
エストニアやスウェーデンで開発が進んでいることはニュースになっていましたが、まさかウルグアイが最初の国になるとはだれも予測していませんでした。
ウルグアイ中央銀行は「eペソ」1万人を対象に法定通貨である「ペソ」と同価値のデジタル法定通貨「eペソ」を2000万ペソ(約7800万円)分発行しています。
ウォレットアプリをダウンロードした希望者の携帯電話にチャージされ、店舗などで支払いに使用できます。
個人間の送金も可能で、政府は6ヶ月の試験期間を経て、今後の方向性を決定すると発表しています。
このパイロット試験は、今後、ウルグアイ国内全域で使用するために、必要なテスト期間だと、述べており、これはビットコインのような「暗号通貨ではない」と明言していますが、 ブロックチェーン技術を利用したデジタル通貨 だと、現地の新聞には記載されています。
ウルグアイってどんな国?
ウルグアイは南アメリカ南東部に位置する国です。
南アメリカ大陸で二番目に面積が小さい国で、人口約344万人。GDPは約5.5兆円で、世界77位と高くはない国です。
国民の資産状況や消費実態をより綿密に把握することで脱税や汚職、マネー・ロンダリングを防止できる。現金社会のインドで政府が法定デジタル通貨を検討しているのも、まさにこの理由のためだ。
出典:http://www.iprofesional.com/notas/258300-banco-central-uruguay-tecnologia-telefonia-movil-telefonia-billete-telefono-movil-bitcoin-bitcoins-virtual-dinero-electronico-ethereum-transformacion-digital-Uruguay-se-convierte-en-el-primer-pais-en-emitir-billetes-digitales
ウルグアイは、経済危機が未だ深刻であり、スーパーインフレや銀行の取り付け騒ぎなどもを起こしている過去もあります。
国民がペソへの信用を回復しきれていない中、どこまでこの「eペソ」が国民に受け入れられるでしょうか。
今後の動向もチェックしていきたいですね。
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Written by 酒井 和
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