2022年9月21日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
https://youtu.be/6xLj7F_HXa4
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
年末の株式と仮想通貨市場の地合いを教えて!
利上げがキーですよね。なぜ鍵にになるかというと、記録的な大幅利上げというのが0.75ポイント、通常は0.25ポイントずつ上げていくものなんですけど、いつもの3倍を上げまくってるという形ですね。
これは何も考えずにやってるわけではなくて、一気にやろうと。市場介入ですから、気づかれないように介入しようというよりも、バッと介入してガッと終わらせて、元に戻してもう1回自由競争とやった方がいいだろうというところで、今回結構急にやってるんですね。
介入は初めてではありませんので、「緩やかに介入したり中途半端に退場したりするのは良くないことなんだ」というのがアメリカの言い分ですから、もうやるだけやるぞというところで、ひたすらやっております。
明日9月度のFOMC が発表になりまして利上げがその時に何ポイントなのかが分かりますけど、おそらく0.75ポイントでニュースも大幅利上げですよとなって、下がるんじゃないかなと市場は思うんですが、これを織り込んで下がってるんですよ。逆に想定外のポジティブがあれば上がるんですが、まあ無いでしょうね。
FOMC が年内にあと11月と12月にあるんですけど、どう地合いを読むかといったら、ネガティブでしょうね。ただ、年内ここまで落ちてるのに、なぜ佐藤さんは期待されてるんでしょう?みたいな感じですが、実は期待してるほうが多いんですよね。
年内に利上げをやめちゃうとか元に戻すのではなくて、利上げ幅は落ちると予測されてるんですよ。なので0.75じゃなかっただけでも「良し」「ポジティブ」という感じですね。利上げしてもポジティブなんですよ。「もうそろそろ終わりそうだ」という形になりますね。
12月のタイミングで0.75ポイントじゃなくて、低い上昇率になるんじゃないですかと。「上昇させませんでした」はほぼ無いかなというところと、逆に緩和に向かって利下げもほぼ無いでしょう。上昇幅を下げることは12月に関してはあるんじゃないかなと。
それを受けて来年度はいいだろう、とポジティブなバトンタッチが来年に向けてできるといいかなと思いますので、今年から投資商品が上がっていくということはあまり考えてないですね。来年に対しての期待が持てるよね、という状況が今年精一杯な流れないんじゃないかと思っております。
USTのステーブルコインを運用するにはどこがお勧め?
USTのステーブルコインを眠らせております。運用するにはどこのサービスを使うのがお勧めでしょうか?レンディングサービスではNexo しか分かりません。他にはどのような運用先がありますか?
やっぱり Nexo がすごく有名なサービスのひとつなのですが、有名には有名たる理由がありまして、現時点でNexo が一番利回りが高いです。あえて他のプラットフォームでやる必要はないかなという感じはします。
業界大手ですから利回りも比較的大きいという状況ですので、強いて言えるのはトークンを買って利回りを多少なりともアップさせるというのはアリなんじゃないかなと思います。
コンパウンドとかAAVEとか、レンディングプラットフォームでステーブルコインを貸し出す利回りでいうと、3%いったらいいほうだなという感じはするんですね、今のマーケットでは。そこに対してNexoは7%とか8%ありますから、結構大きいですよね。倍以上違うので、Nexoを使っていただいていいかなと思います。
満期終了になるファイルコインはどうしたらいい?
ファイルコインマイニングをやっていましたが来月で満期終了になります。ファイルコインの将来を鑑みて、どうするのが無難でしょうか?1.売却、2.どこかで運用ステーキング、3.ハードウォレットでガチホ、どれがいいでしょうか?
売却するにしても価格ですよね。仮想通貨は冬の時代ですから、どんなプロジェクトでも下がってしまってるところがあるので、判断としては寝かすというのはアリだと思います。
ただファイルコインのトークンですね、2000円ぐらいを超えたらもう売り始めちゃっていいような気はします。もともとのプロジェクトの設計がそこなんですよね。8000円ぐらいがだいぶ高い価格になりますので、8000円ぐらいいったらもう手放しで売却しちゃってるような感じです。
運用モデルがあまりないので、ハードウォレットでガチホでもいいですし、国内取引所がまだ無理なので大多数の人はウォレットでガチホになるかなと思います。もし日本の取引所で上場するようなことがあれば日本の取引所内でガチホしているというのがおすすめかなと思います。
Astarはどう思う?
Astar、最近詐欺だと言われたりしてるのですが伊藤さんはどう思われますか?
プロジェクトが最近は窮地に立たされているのが多いなと思います。Astar自体が詐欺なわけではないですよね。だってちゃんと会社があってやってるし国に対しても提言してますから、もしこれが詐欺だったらすごいなって逆に思います(笑)別にあの詐欺だとは思いません。
なぜ詐欺か詐欺じゃないかというふうになっちゃうのかというと、実は NFT でもだいぶあります、この手の話が。
YAMATOというプロジェクトが詐欺確定と言われて、あれもかわいそうだなと思うんですが、何かっていうとやっぱり投資家さんと、プロジェクトをやってる側ですね。例えばDAOの場合でも情報の格差が激しすぎるんですよ。
「プロジェクトの仲間になりました」とか「プロジェクトに投資してます、DAOのメンバーです」と言っといて、やってることがわからないんですね。やってることがわからないから、騙されたような感じ、「自分は失敗していないのにプロジェクトが失敗したんだから僕のせいじゃない」みたいな状況が生まれちゃってるんですね。こればっかりは難しすぎるからです、このマーケットが。
詐欺と思わないようにするには、やっぱり理解をしたものに対して投資をするのがお互いのためなんじゃないかと思います。詐欺というよりも「分からない」というのがだいたいの投資家さんの正直なところだと思います。
分かるようにするというのがひとつと、分からないからリスクを小さくする。普通だったら分からないものには投資してはいけないんですけど、それって分かるようになるまで投資のタイミングが無いということにもなりますので、投資するのであれば資金管理でカバーするしかないという形になります。
分からないかたがめちゃくちゃお金を投げる傾向があるというのは、この業界のあるあるなんですね。「分からないから少額」が普通なんだけど、「分からないから全額」というのが結構この業界起きてしまうんですよ。
資金管理でご自身を守るとか、そういったものがこの業界にはまだまだ必要なのかなというのは感じました。Astarに関しては応援しております。
アービトラムオデッセイはいつ?
もう9月も後半ですが、アービトラムオデッセイはいつ始まるのでしょうか?
ぜひ Discord を見て頂きたいです。今まで Twitter とか YouTube とかいろんなコミュニケーションのツールがありましたけど、いろんなプロジェクトを見てて Discord が一番運営本体が言いやすいんだろうなというの感じております。
アービトラムのDiscord を見てても、毎日「いつスタートするの?」みたいな事を世界中のみんなが言ってます。その世界中のみんなに対して「待ってて、すぐだから」と言ってるのがアービトラムです。なので待ちましょう!
ビットコインの底値は?
ビットコインの予想底値は何ドルぐらいまでいくと思いますか?
一番下の考え方で言うと、ほぼ落ちないだろうな、でもここまで行ったら行く可能性はゼロじゃないよね、というのが14000ドルじゃないですかね。
1万7000円を割ったらもう怖いなという感じですね。とはいえガツンと落ちても3000ドルのギャップ
って結構でかいですから、さすがに落ちすぎの反発で1万4000戻しはすぐにするんじゃないかなと思います。
ただこれもどういうシナリオで来るかといったら、「アメリカの利上げの幅が縮まらなくて来年の夏になりました」の時にはあると思います。痺れ切らす系の話ですね。
今年はそこまで落ちないと思いますよ。これでも買い圧があるんです。個人の買い圧が薄れて消えて来年の4月までグダグダとアメリカとかロシアかこれやってたら悲壮感ですね。「これ今年も終わらないわ」と思われたらガクンと落ちますね。そうならないように頑張ってほしいものです。
リップル裁判が終わったあとはファンダに反応する銘柄になる?
最近リップルの裁判が終わる話で少し盛り上がっています。そこで質問なんですが、リップル は今までどんなファンダがあっても証券問題が解決しないと上がらないと言われてきました。裁判が終わったあとは、ファンダに素直に反応する銘柄になると思いますか?
「裁判が終わりましたもう何も心配することありません」、「リップルがCBDCでヨーロッパで採用されました」、上がりますねこれは!
リップルは結構ファンダを出しております。例えば SBI と組んだのもファンダのひとつですし、今CBDCでいろいろ提案のテーブルに乗ってるんですけど、それもファンダです。決定は一番大きなファンダですね。リップルがCBDCで採用されましたよ、が一番でかいファンダ。もちろんそれは反応します。
ビットコインを法定通貨にしている国は結構ありますけど、結局経済規模が小さいのでそこは中規模ぐらいのファンタで上がるか上がらないか微妙というとろこなんですが、 先進国の大きな銀行で例えば日本でいうとメガバンとかそこら辺が採用するとか、それは素直に反応するファンダなんじゃないかなと思います。
とはいえ、その時の価格によりますね。2ドルがリップルにとっては高い価格帯なので、2ドルまでは素直に上がるかなと思っています。
イーサリアムの下落の要因は?
イーサリアム下落の要因は何ですか?POSになってSECが、またイチャモンつけてますね。今後のイーサリアムの動向の予想を教えてください。
本当におっしゃる通り、SEC がしゃしゃり出て「イーサリアムのステーキングをするバリデーターには義務を課します」みたいな。SECの言い分もなかなか面白いお茶目な人だなと思いますけど、46%のステーキングがアメリカで行われてますと。だからこれはもはやイーサリアムはアメリカです、みたいなことを言い出してるんですよね。
結局これは分散化していないとその国で縛られちゃうという反面教師でもありますね。確かに4割強がアメリカにバリデーターが存在するっていうのはこういうリスクなんだなと思っていただいて、分散化をして落ち着くという流れになって、SEC が「アメリカは禁止です」と言ったとしてもイーサリアムのシェア率が10%だったら「どうぞ禁止してください」という話になると思いますので、そのレベルの話をしてるのかなと思います。
やっぱり時間かかりますよね、そこまで冷静になるには。半年ぐらいはごちゃごちゃすると思いますが、イーサリアムを支援するプロジェクトも多いですし、ヴィタリックさんがレイヤー3構想を出してくれました。レイヤー3というのはまた新しいブロックチェーンを作るんじゃなくて、レイヤー2の経済圏を拡大させるという意味合いで、話題はどんどん提供してくれてますので、基本的にはポジティブで上昇していってイーサリアムの経済圏が拡大することを期待しておりますし、そうなると思います。
今年乃至来年の4月ぐらいまでに道筋は決着がつくと思います。
ネクサスドバイは何があった?
ネクサスドバイ(NXD)が3月、4月頃の最高値から現在500分の1くらいの値段になっています。twitterアカウントも凍結されているようなのですが、何かあったのでしょうか?
ネクサスドバイさんは結構、要所要所で見るんですよ。ドバイ的プロジェクトを触ることが多くて、ドバイはいま好景気じゃないですか。ドバイにプロジェクトが集まっていて、ドバイのプロジェクトをやる時に提携してるんですねネクサスドバイが。
Twitter アカウント凍結に関しては、あるあるですけど SNS アカウント買ったりすることがありますので、そういうのをつかまされたんじゃないかなみたいなことは気になります。
相場が下がってるぶんアルトコインの価格が下落しやすいのはどこのプロジェクトも一緒です。1/500はちょっと大きいかもしれないですね。だいたい1/10がメジャー銘柄です。メジャー銘柄も今1/10なんですよね。銘柄によっては1/100にもなったりしますけど、アルトコインの方が上昇率が高いぶん下落率も高いと思っておいてください。
何があったかまではわからないですけど、普通に活動しているプロジェクトではあります。
リップルは年内最高値になる?
リップルは年内に最高値ありますか?
400円ということですかね?2018年の最高値はちょっときついと思います。今足元ポジティブですから年内に高まるのはあるんですけど、裁判が終わるのは年内じゃないのでご注意ください。
略式判決を取得しましょうというところで、もう早めにやろうよというのがリップル社とSECの方でなって、いま書類をお互いに出していて、それで一旦略式の判決が出るという状況なんですけど、一応ロードマップ的には12月22日に全部のエビデンスが揃うんですね。
9月に発表があって、3ヶ月かけて両者が準備して全部出し切るのが12月の22日です。当然アメリカですからクリスマス後はやってないんじゃないんですかね。なので来年ですね。
それがきっかけで裁判が終わる可能性も高いですけど、判決が出るのは早くて来年という見通しです。
AptosとSuiの将来性は?
資金調達の金額とプロジェクトをざっくり見て、単純に将来性を感じ、アプトスとスイに注目しています。今後のトークンの発行や将来性について解説をお願いします。
ご認識の通り、これはもういかに採用するDAppsが増えてユーザーが増えるかの勝負になりますので、次に着目するのはこの上物ですね。
ソラナとかアバランチとかは成功した方じゃないですか。あれは取引所とファンドから資金調達して、技術者で優秀なところに対して何億円出します、みたいなことをやって、立ち上がったプロジェクトが100億円集めてそのうち80億くらいを突っ込むみたいなことをやったんですよね。
そういうことがブロックチェーンプラットフォームだったらいつ行われるのか、調達金の半分ぐらいを使って経済圏を一気に構築しちゃいましょう、みたいな方が勢いがあると思うんですが、それは当時のブームがあったときなので。2021年にそれを追いかけてやったプロジェクトは失敗しましたね。ブームの後半でハッカソンをやったので、めちゃくちゃコストが高くなったんですよね。
今はブームが去っていて安価に行けるのでこの時に開発チームを一気に囲い込みができたら、次の段階の運用型の時にはかなりいいポジションになると思います。
ポリゴンとOPの違いを教えて!
イーサリアムのレイヤー2のポリゴンとOPの違いを教えてください。
ポリゴンの方がややこしいんですよね。レイヤー2の OP と、今後レイヤー2で出てくるプロジェクトの方が一貫性があるというか分かりやすいです。イーサリアムと全く同じセキュリティなんですよね。
イーサリアムのメインチェーンに対して、イーサリアムに書き込むのがレイヤー2だと思ってください。セキュリティを落として一部だけを書き込むということをやってたのが今までのプロジェクトなんですよ。それってイーサリアムの亜種ではあるけどイーサリアムのレイヤー2とは呼べないよねと。「何かあった時にトラブルでしょ?」みたいな話になっていて、その時代がずっと続いてたんですよね。その時代がポリゴンなんです。
ポリゴンはレイヤー2の技術がまだ動いていない時に前倒しで出たプロジェクトなので、全部のセキュリティはイーサリアムに乗ってなかったんです。OP というプロジェクトがレイヤー2の技術を始めてメインチェーンで実現して、「我々はもうイコールイーサリアムと言っても過言ではありません」というセキュリティレベルでリリースしました。だからみんなすぐ使ってるという状況ですね。イーサリアムと同等に取り扱えるのですぐ上場したみたいな形です。
ポリゴンはポリゴンで、レイヤー2の技術がしっかりとリリースされたので我々も採用しますという話になっています。ポリゴンはレイヤー2がない時に出たプロジェクトでレイヤー2とは呼ばれていなかったんですけど、後付けでレイヤー2の技術を採用することでレイヤー2になる、という状況ですので、まだレイヤー2にはなっていないはずです。
レイヤー2のポリゴンとの違いを教えてと言った場合、ポリゴンがレイヤー2になったら「同じです」という話になります。もちろんカバーしているプロジェクトが変わりますので、どのレイヤー2だったらどれが動く、というのはちょっと違うんですね。
OP とアービトラムの違いの方が顕著でして、アービトラムがアービトラム・ワンとアービトラムノヴァという二つに分かれまして、ワンのほうはポリゴンやOPとあまり変わらないですけど、ノヴァのほうはめちゃくちゃ処理能力に長けたレイヤー2を作るという、また新しい技術でやったんですね。
イーサリアムでブロックチェーンゲームを動かすって基本無謀じゃないですか。それを低価格でやるアービトラムノヴァというのが出たので、それはそれでレイヤー2の経済圏が拡大しそうで楽しみだなと思います。その経済圏が広がることをレイヤー3と呼ぶそうです。
トラベルルールでバイナンス・BYBITは使えなくなる?
10月からの取引所のトラベルルールでバイナンス、BYBITは使えなくなりますか?日本の取引所に移したら送ったときよりすくなくなってても税務署来ますか?
10月1日から日本はトラベルルールが本格稼働します。トラベルルールというのは仮想通貨の法律ではなくて国際送金の法律ですので、銀行とか証券会社、FX のプラットフォーム全部が対象になります。もちろんその中に仮想通貨もあるから仮想通貨の人達はワーキャーしてるという状況ですね。
一応、気を使うはずです。どの取引所も、海外の取引所も、全部。バイナンスの KYC がある人に発行される NFT というもう動かせないNFTをウォレットに入れることができるというのがあるんですけど、あれは今回のトラベルルールの管理策だと思います。
KYC があるウォレットか無いウォレットかって確定しないじゃないですか。これ誰のウォレットなのかわからないというのがウォレットの文化なんですけど、バイナンスでKYCしてる人はそのトークンが取れるんですね。そのトークンを持ってたらこれは KYCしてるウォレットだっていうの確定するんです。
バイナンスのトークンで KYCが入ってるものに限り日本の取引所に送れたりバイナンスに送れたりという作業になるんだと思います。未来で取引所で KYC をしていたり、取引所の KYC を擬似的に入れるみたいな文化になるんじゃないかなと思います。
バイナンスとかBYBITって日本人が非常に多いですから、何かしら使える策を練ってそれを提供するんじゃないかなと思います。
海外取引所は気をつけてください。伊藤も最近よくやってしまってるんですけど、あまり使ってなかった取引所で取引しなきゃいけないものがあったときに KYCをするわけですよ。KYCをした瞬間に使えなくなった取引所がたくさんあります。日本人だからダメですというエラーが出ます。KYCしなかったら使えるんですよ。
本当に気をつけていただきたいのが、普通に使っていて例えば100万円入れない場合はKYCをしなくても使えるんですよ。でもまとまった金額を使おうかなって思った時にKYCしたくなるじゃないですか。チビチビやるよりもドカッとやらなきゃなってなったときに、日本のパスポートとか日本の免許を出すと「日本人ダメです」という形でいきなりクローズします。
出金だけできます。他は何もできません、チャージもできませんという形になって、やらかすと不便になりますので、KYCせずに使ってる海外取引所あるよっていう方は、素直に止めるかKYCはしないかのどっちかをやってみてください。
10月1日の時点では個人的には大きなトラブルにはならないと思いますが、ちょっとずつ何かしらの方向に出ると思います。例えば「2022年をもって日本へのサービス提供を停止するので出金してください」というアラートとか、何月何日分からのウォレットはこれにしてくださいとか、指示がでると思うんですね。
特にガチホで寝かしてたようなタイプの方は、10月から11月にかけてひととおりログインをしてみていただいて、アラートが出てないかとか、10月になってからはアンテナを張って自分の資産は大丈夫かなというのは見といて下さい。
ちなみにウォレットの場合はもうどうしようもないので、もしウォレットで凍結というかあの日本の取引所にはウォレットから送れません、みたいになった場合は、「こうすると送れるよ」みたいなライフハックが絶対出てくると思うんですよ。それは解説をさせていただきます。「もう二度と自分のお金が円に戻らなくなったんだ」というレベルではないので、それはご安心ください。
例えば中国とか韓国って仮想通貨が一時的に禁止になってたりするんですけど、別に価値ありますよね。韓国とか中国の人が換金して欲しいと言ったら手を替え品を替えで一応できるじゃないですか。なので皆さんが持ってる仮想通貨も、仮に日本が絶対に駄目となったとしても全然価値がありますので、それは心配しないでというかやりようはありますよというのは頭の片隅に入れといていただけるといいと思います。
税務署に関しては、税務署は来ますね。エリアによります。どっちの方が来やすいのかというと田舎の方が目立っちゃってるかなって感じもしますね。
もうひとつは金額ですね。増えてるから大きいからというよりも名簿で来てると思います。名簿で来てるので、どこまでいろんなものに接触したかです。例えばマイニングに投資したことあるかとか、過去このICOに登録したことがあるとか、昔からいる人はいろんな名簿で出てると思います。
これはなぜかというと先に税務調査が企業に入ってるからですね。企業に入った後に投資家さんに対して入ってくるという流れになります。
皆さんの印象だと税務署が毎回 bitFlyer に電話して「今日お金いっぱい動かした人教えてくださいよ」みたいなことをやってるようなイメージがあるんだけど、そうじゃなくて仮想通貨のサービスを提供している会社さんに税務調査が入って、その名簿から総当たりをしてると思ってください。
最近仮想通貨お持ちですかって電話が来ます。そこで嘘をつくからおかしくなるんですよ。やめましたとか言ってもすぐ調べられますからね。税務署から電話きても、「あなたごまかしますよね」って言いたいわけではなくて確認してるだけなので、それは普通に正直に答えてあげて下さい。
イーサリアムPoWはどうなる?
ETHマージで分離したETHWはどうなると思いますか?
なくなると思います。なくなるというと言いすぎなんですけど、絶賛トラブルの最中ですね。リプレイアタックされたそうですね。リプレイアタックというのはどういう時に起きるかというと、サポートしてるプロジェクトが少なければ少ないほどおきます。
今回ブリッジサイトがサポートしてなくてブリッジサイトで抜かれました。ETHWが抜かれてるのでもうどうでもいいやと思ってる人はもうどうでもいいって感じなんですけど、どんどんハッキングされるんですよETHPoWって。サポートしてないから。
サポートしてたらちゃんと対応してるんですけど、対応してないところはそんなのあるかどうかもうどうでもいいってなってるから攻撃対象になるんですよね。攻撃されて何が問題かって取引所に上場してるのが問題なんですよ。取引所で換金ができちゃうんですね。
ハッキングしてる人はいないと思いますけど、ハッキングしてる人は全部名簿を抜かれてるでしょうね。結局取引所でしか換金できないので。今回もETHWのハッキングだらけなので、たぶんその名簿はどこか当局に抑えられて一網打尽で逮捕みたいな状況になると思うんですけど、そう考えるとETHPow は盛大なこの業界の掃除企画だった、みたいな形になると思います。
別に個人で普通にもらった人は普通に売ればいいんですけど、1ETHあたり1000円ですよね。20万円に対して1%で2000円ですから0.5%ぐらいもらった感じになるので、まあ要らないかなっていう。売るにも値しないような金額なんじゃないかなと思います。
1万円分にも満たない方は多いと思います。基本、海外の取引所にしか上場してませんから、そんな無理してETH Pow をずっと後生大事に持っている必要もないかなと思います。どんどん価格は落ちてくと思います。
取っては売り、取っては売りがされちゃうので、買う要素があまりなくなっちゃうと思いますね。これからも下落すると思います。ハッキングのセキュリティのサポートしてないんですよ。ハッキングが一段落するまでは売り圧がまだあるものだと思っていただいた方がいいと思います。
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8月の CPI (物価指数)が強くてインフレが抑えられていなくて、次回も0.75ポイントの利上げ観測でダウが1200ドル以上の暴落でした。仮想通貨はもちろん、今のところリスク資産ということもあり連れ安状態です。ビットコインは2万ドルを試しに行く展開を予想しており、さすがに年末には回復を見込んで積立購入しております。年末の株式および仮想通貨市場の地合いを伊藤さんの見解で教えてください。