グレースケール投信の新ポートフォリオ戦略
米国の投資会社グレースケールが、自社運用の「Grayscale® Digital Large Cap Fund」投資信託のポートフォリオを更新し、ポリゴン(MATIC)を除外しXRPとアバランチ(AVAX)を追加しました。
この投資信託は2021年にXRPを除外しており、今回のXRPの追加は約3年ぶりです。
この変更は、XRPに対するリップル裁判の有利な判断を背景に行われました。
現在、このバスケット型投資信託の資産運用額は約3.78億ドルに達しています。
グレースケールの仮想通貨バスケット型投資信託、XRPを3年ぶりに追加
COINPOST
2024年機関投資家が仮想通貨市場に与える影響

米国投資運用会社グレースケール社の仮想通貨のバスケット型投資信託のポートフォリオ調整が注目を集めています。
ビットコインの保有割合にほとんど変更はありませんが、イーサリアムの保有割合は減少しました。
ポリゴンは保有がなくなり、逆にXRPとアバランチが新たにポートフォリオに加わり、ソラナの保有が倍増しました。
これは市場の需要を反映したポートフォリオと言えます。
機関投資家のポートフォリオは絶対的に正しいわけではありません。
それでも2024年以降は機関投資家の動向を追う必要があります。
ビットコインETFが承認されれば、金融市場の資金が仮想通貨市場に流入しやすくなります。
2024年にETFや投資信託に含まれる仮想通貨の個別銘柄は、しばらくの間高い流動性を持つと期待されます。
これまで主流だった仮想通貨現物市場では、新興銘柄が話題になりやすかったですが、金融商品に組み入れする際にはある程度の歴史が必要です。
旧来プロジェクトが再び注目される可能性が高いです。
今後は仮想通貨投資信託の動向に注目し、適切な戦略を立てることが重要です。
市場の変化に適応し、ポートフォリオを賢く調整することで、仮想通貨市場の機会を最大限に活用しましょう。
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