USDT安定性に最低評価 S&Pがリスク指摘
S&Pグローバル・レーティングは、テザー(USDT)の安定性スケールを最下位に引き下げ、ドルペッグ維持に懸念を示しました。
評価理由として、準備資産に占めるビットコイン5.6%や金・貸付・社債といった高リスク資産、また十分な監査やプルーフ・オブ・リザーブの不足を指摘しています。
一方で、準備資産の75%は米国債など低リスク資産と説明。テザー側は「誤解を招く」と強く反論し、USDTのレジリエンスや規模を評価していないと主張しました。
Cointelegraph
USDT格下げで再注目:これから選ぶべきステーブルコインとは

USDT(テザー)の資産安全性は定期的に議論になるテーマで、今回もS&Pによる格下げが行われ、テザー社はこれに反論しています。
まず理解すべき点は、S&Pの評価軸にはWeb3的な加点がなく、規制・法制度・経営基盤を重視するため、Web3で成功しているステーブルコインでも評価が低く見えることです。
一方で、この規制寄りの評価軸で高く評価されるプロジェクトは実際に成長しており、代表例がサークル社のUSDCです。
日本でも同様に、現状の利便性ではUSDTが優位ですが、企業が選ぶのは流動性が低くても法規制を満たす日本円ステーブルコインとなります。
ステーブルコインは資産管理に直結するため、目的に合わせて適切な銘柄を選ぶことが重要です。
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