2023年1月11日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
https://youtu.be/B79clLpps88
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
イーサリアムの上海アップデートについて、単純明快に教えてほしい
解説しているニュースサイトはいっぱいあるんですけど、専門的な話になっちゃって何言ってるかわからない、という形になります。
これを単純明快に伊藤が回答させていただきます。
まず、上海アップデートによって何が変わるかというと、イーサリアムでステーキングをしているイーサリアムがあると思いますが、これが引き出せるようになります。
逆接的に言うと引き出せません。
上海アップデートが無事に完了しないと、ステーキングしているイーサリアムは引き出せません。
ステーキングというのは結構一般的になったと思うんですけど、仮想通貨を預け入れして決められた利回りをもらうというものなんですけど、皆さん、お金が返ってこない金融商品にお金を預けようと思いますか?というところなんですね。
いろんな仮想通貨の銘柄でステーキングサービスがありますけど、返ってこないステーキングサービスというのはイーサリアムだけです。
イーサリアムは別にわざとやってるわけではなくて、テスト的にやってるんですね。
イーサリアムを強く信じてる人に、まずはプレという形で、β版という形でステーキングをやる人を募集したわけです。
それもイーサリアム全体の10%キャップをかけて募集をしました。それが2年前ですね。
それに対して、「イーサリアムのこと信じてるし、応援してるよ」という方が乗りました。
これがイーサリアムのプレのステーキングです。
上海アップデートが完了すると、イーサリアムのステ一キングが本番環境になるわけですね。
ステーキングが本番環境になると引き出すこともできますし、もう1回預け入れすることもできます。
元々10%しか預けていない人たちはコアなイーサリアムの応援者・支援者になっていて、「普通にイーサリアム知ってるよ、ステーキングやってもいいよ、ただ今はまだテスト版で返ってくるかどうわからないんだ、じゃあやらないよ」という人もいるわけですね。
その本番環境のステーキングになったら、「やっと本番のステーキングスタートしたんだね、じゃあ自分もイーサリアムのステーキングやりますよ」という方が増えるでしょう、という話です。
これをどう解釈するか。
元々応援していた人たちは「2年かかったんだ、イーサリアムはもういいや」と思って全部売っちゃうんだったら、それは売り圧ですすし、新規の人は絶対来るんだと思っていれば、これはイーサリアムがステーキングされればされるほど価格上がるというロジックになりますので、上がるだろうという方もいらっしゃいます。
ちなみに、ステーキング銘柄で10%しかステーキングしてない銘柄ってイーサリアムぐらいですよ。
ステーキングすると価格って本当に上がっていくんですけど、世の中のステーキング銘柄ってステーキングが5割を超えてるんですね。
価格の上昇幅で考えると、イーサリアムというのはまだ9割ぐらいステーキングしてないトークンもありますから。
30%ステーキングされた、50%ステーキングされたというのは、やっぱりそれだけでトントントンとイーサリアムの価格は上がっていくわけですね。
伊藤はシンプルに、これからイーサリアムのステーキングを資産運用の一つとして考える一般のユーザーの方が増えるんじゃないかな、と予測しております。
売り圧は多少あるにせよ、コアユーザーがやっていたステーキングですから、解除されても売らないんじゃないかな、と思っております。
この質問、「チャットGPT」に聞いてみました!
チャットGPTという、イーロンマスクさんが作ったAIのチャットシステムなんですけど、これに事前に質問を入れております。
『イーサリアムの上海アップデートによる価格の影響を5歳の子供にもわかるように教えてください。』なんですが、これは今いろんな方がこのチャットGPTを使いこなしていて、こうやって質問するとわかりやすいよ、というところと、「5歳の子供にもわかるように教えてください」と言うと、難しい話を柔らかく伝えてくれるんですね。
この答えを読み上げます。僕じゃないですよ、これはAIが言っている話ですね。
『イーサリアムとは、ブロックチェーン技術を使った仮想通貨の一種です。上海アップデートは、イーサリアムのシステムを改善するために行われるアップデートで、価格に影響を与える可能性があります。
イーサリアムの価格は市場や投資家の意向次第で上下することがあります。上海アップデートは、イーサリアムのシステムが改善されることで、より需要が高まり、価格が上がる可能性があります。逆に、アップデートによって何らかのトラブルが発生し、需要が低下すると、価格が下がる可能性もあります。』
これは上海アップデートに関わらず、アップデートというもの自体全部に当てはまる話をしていますね。
ここから、5歳の話の例え話が始まります。
『もう少し具体的にいうと、例えば、”お菓子を買うために、お金を持っている”というイメージを使うと、イーサリアムはお菓子のような物です。そして、市場の大人たちが、「今、イーサリアムよく売れるから、お菓子の価格が上がっている」と話しているとき、それはイーサリアムの価格が上がっているということになります。それが反対に、「お菓子が売れないから、お菓子の価格が下がっている」だったら、それはイーサリアムの価格が下がっているということになります。』
ということだそうです。わかりにくいですね(笑)
イーサリアムの上海アップデートに関する質問はAIには苦手だったかなと思いますけど、ビタっと答えられるものも出てくると思いますので、引き続き使っていきたいと思います。
イーサリアム、取引用とガチホ用に分けたほうがいい?
取得単価をしっかり把握してETHのガチホをしたいのですが、途中で違う取引所でETHを買ってNFTなどを買った場合、その時点で利確になってしまうと、その取得単価が不明になったりしませんか?ETHで何かを買ったりDeFiを使う人は、ETHのガチホというものはできるのでしょうか?ガチホ用のETHと取引用のETHの履歴を分けて考えるしかない気がするのですが。
おっしゃる通りです。
正確に計算をするのは結構難しくて、特に投資をしているだけだったらいいんですけど、NFTって購入に近いですよね。消費活動に近い。
例えばイーサリアムを決済に使っちゃうと、平均取得がいくらかとかってわかりにくくなってきます。
もちろん、1個ずつ計算履歴を残すべきにはなりますので、複雑に入れ替えしてる人、買ったり売ったり繰り返しちゃう人は、税理士さんに全部投げたりするんですけど、一般の方でこれを簡単にやる場合は、年度の中で仮想通貨資産を円にしちゃうというのはやります。
円に変えないまでも、ドルのステーブルコインを使って全部1回ドルにしちゃって、また元に買い戻すとかするんですけど、まーさんがお話していただいてることは長く引きずると思います。
正確な計算の仕方というのはまだ出てきてません。
なので、計算間違いしちゃったり、追加で税務調査来ちゃったりというのは、まさにこういうところで来ますので、本当に心配な方は1月1日から始めて、12月31日の時点で一旦全部ポジションを解除して、それを毎年毎年やるという形をしていただくと、計算ミスはなくなるかなと思います。
答えとしては、計算していない人もいるし、計算間違えてる人もいるし、細かくやってる人はお金を払って全部正しくやって、という感じですね。
バイナンスジャパンでBUSDが使えるようになる?
金融庁のステーブルコイン国内解禁に伴い、「バイナンスジャパンではBUSDが使えるようになる」と期待して良いものなのでしょうか。
バイナンスジャパンでBUSDは使えるようになると思います。
伊藤が同じような質問をいくつかいただいたときに、「海外のステーブルコインは日本の取引所は使わないよ」という話をしたんですね。
それはなんでかというと、金融庁のステーブルコインの国内の解禁に対して、取り扱うステーブルコインの保証は取り扱う取引所がやってください、という話になってます。
なので、例えばUSDTをビットフライヤーが取り扱うとなったら、USDTの1ドル担保はビットフライヤーの責任になるわけですね。
別会社ですから、そんなのやってられない、という形になります。
でも、バイナンスジャパンの場合、発行元は親会社のバイナンスになります。
BUSDというのは親会社のバイナンスが発行元になりますので、日本のバイナンスジャパンが保証するというのは、ある程度はやりやすいかなと思います。
コインベースもジャパンがありますけど、USDCはコインベースの関連会社が発行してますので、それもジャパンサイドが保証するみたいなことをやることはできると思います。
ただ、テザーとか、そういった全然関係がない取引所は、さすがに触れないんじゃないかなと思います。
こういったところがあるので、ステーブルコインのパワーバランスが変わるんじゃないかと言われておりますが、日本の取引所にリスクを押し付けてるような話になります。
例えば何兆円とかになったら、もう保証しきれないと思うんですよ。
なので、そこまでマーケットがでかくなるとは思っていません。
Lidoでのイーサリアムステーキングについて
Lidoで ETH をステーキングしています。ステーキングが終わって引き出す時は 持っている stETHと同じ量の ETH が返ってくるという認識で合っていますでしょうか? また、ステーキングしたETHの交換券とされるstETHのペグが外れるリスクはなぜあるのでしょうか。
合ってます!増えるんじゃなかったかな?
stイーサの方が、普通の現物イーサに変えるときに、レートとしてはイーサリアムが増える。
1対1ではなくて、stイーサが1に対して、1.何%。プラスアルファのイーサリアムになるはずです。
ただ、これは市場で決まりますので、理論上はそうであって、保証してるわけではないです。
これはもう先物と一緒の考え方になっておりまして、ロックされてるイーサリアムという形になりますので、リスクがありますよね。ロックされてるイーサリアムですから自由に使えるわけではない。
stイーサの方が本来的には価値が高いんですけど、今、リスクがある分低いんです。このリスクが消えた時には価格が上がる。
だから今ほとんどのステーキングイーサリアムの交換権は、全部イーサリアムの実態の価格よりも低いんですね。
それはリスクがまだあるからです。上海アップデートが終わってないからですね。
上海アップデートをきっかけにしていつでも交換できるようになりますから、リスクが消えたという形になって、stイーサの方が価格が高くなる、というのが思惑です。
でも、マーケットで決めることなのでその通りにいかないかもしれない、ということですね。
フレアについて
フレアは今どうですか?
リップル持ってた人がもらえるトークンなんですけど、価格が下落したという話をしてるんですが、まだ1日目ですし、下落といっても数%落ちただけなので、配布したらそのタイミングで落ちるよね、という状況だと思います。
まだ1日では判断つかないと思いますけど、やっぱりマーケットは悪かったんじゃないですかね。
いわゆる上場みたいなものですから、本来であれば初日に上がったっていい。
みんな待ち構えて「欲しかったんだよフレア!」となれば上がってもいいところなんですけど、下がったということはやっぱり十分市場には伝わっていないので、下げ基調になってしまうのはしょうがないかなと思います。
取引所サイドは、それが下落したからって矢面に立つようなところではないので、価格を買い支える動機が誰にもないんですよね。
下がる可能性の方が高いんじゃないかなと思います。
SingularityNETについて教えてほしい
AGIX (SingularityNET) という銘柄聞いたことありますか?AI関連みたいですが、仮想通貨とAIの相性はどのようにお考えかお聞きしたいです。
だいたいクラウドコンピューティングのプロジェクトとかも全部AI絡みなんですよね。
今回、先ほどイーサリアムの事例で出させていただいたチャットGPTというサービスなんですけど、これもAI絡みなんですね。
これはもちろんブロックチェーンを使ってないんですけど、僕はコインオタクの記事で書いたんですが、「ブロックチェーン導入するべきだよ、このチャットAIは」という形でコメントを書かせていただいております。
なぜかというと、AIが答えてくれてますという話なんですが、例えば、そのまま質問することもできるんですね。
「ブロックチェーンとAIの相性は良いでしょうか?」みたいな質問をすると、チャットが答えてくれるんですけど、これが本当にチャットが答えてるかどうかってわからなくないですか?
これを、本当にビッグデータからAIがちゃんとデータをひっぱってきて話してるんですよ、というのを証明できるのがブロックチェーンなんですよね。
もちろん、これを人が打ってるとは誰も思ってないですけど、例えば正しい情報を打ち返してるのかって、確認ってどうやってやるの?という話になってきます。
この確認の仕方でデータが信用できるよというもので、ブロックチェーンというのは分散型で公開されていて、「あ、正しいんだ」って、みんな納得してこれを使うことができるんですね。
なので、AIだけじゃなくて、全部システマチックにやって、人間が介入しないようなサービスというのは全てブロックチェーンとの相性は抜群に良いんじゃないかな、と思います。
「ブロックチェーンとAIの相性は良いでしょうか?」と今質問をしましたが、
『ブロックチェーンとAIの相性は良いと考えられます。ブロックチェーンは分散型データベース技術であり、信頼性の高いデータやデータの保護や管理を支援することができます。
一方、AIは大量のデータから洞察力を得ることができる人工知能技術であり、予測や分析などを行うことができます。
これらを組み合わせることで、安全かつ正確なデータの利用ができる可能性があります。ただし、ブロックチェーン上にデータを保存する場合はプライバシーやセキュリティの問題が発生する可能性があるので注意が必要です』
同じような意図で答えてくれてると思いますけど、非常に相性はいいし、AIだけボンって突っ込んでいったときに、そのAIをどこかで信用できなくなっちゃうというのが、人間の性なんじゃないかなと思います。
その信用を担保するのがブロックチェーンだと考えております。
個人の仮想通貨の税金は分離課税になる?
仮想通貨の税金、個人は、何年から分離課税になりそうですか?それとも、このままですか?
分離課税になりそうですよね。
というのは、事業所得になるというのを、国税が規約を変えたみたいで、ちょっと話題になってたんですけど、事業所得扱いというのは金額ですね。
年間300万円以上の売り上げが立っている仮想通貨の売買に関しては、事業所得申請ができるようになります。今法人に向けての税制の緩和をガンガンやっているんですね。すでに緩和されてるんですね。
売上300万円というのはほぼ個人事業主もいけちゃうんですよ。
結構緩和されてるなという感じはします。個人事業主でもいいわけですから。
とはいえ、「自分は事業とかじゃなくてサラリーマンの片手間の投資家として、小額でも分離課税してもらいたいんだ」という方もいらっしゃると思いますので、その場合は来年、再来年とかは早いと思いますね。
元々アンタッチャブルで触らないんじゃないかなって思われていたところに対して、結構ガツガツ変わってきてます。
1回決めたことを変えるという、なかなか日本では起きていなかったような改正が起きておりますので、期待はしていただいていいと思います。
GBEX という銘柄について
ゼロになってもいい範囲でGBEX という銘柄を少し保有しています。銀行と仮想通貨のライセンスを持っていると言われているGlobiance という取引所のトークンなのですが、どう思われますか?銀行のライセンスを取るのはそんなに難しいことなのでしょうか。本当に必要なものであれば、大手はいくらでも後から取れるのでは?と思ってしまいます。
銀行と仮想通貨のライセンスを持っているという世の中のサービスは数百ありますね。
今、仮想通貨のライセンス500社ぐらいありまして、銀行になると数千ですよね。
日本だけでも百数十行、銀行がありますので、まあいっぱいあります。
ただ、ライセンスがあるだけじゃやっぱりダメで、ビジネスが回ってるかどうかですね。
例えば顧客がいっぱいついてるとか、預かり資産高が群を抜いて大きいとか、そういったものは大事かなと思います。
おそらく取引所も何かしらメリットを持った状態でやってるとも思います。
ご質問いただいた方がそのライセンスに着目をして、きっかけとして入ったと思うんですけど、もう少し深掘りをしてそのプラットフォームを見ていただければいいかなと思います。
取引所トークンというのは取引所の収益性とリンクするわけですね。
儲かってる取引所じゃないと価値がなくなっちゃいますので、その取引所の流動性とかそういったもので、価値があるかどうかはもう1歩入って分析をしていただけるといいかなと思います。
基本、取引所の流動性というのは開示情報になりますので、コインマーケットキャップとかCoinGeckoとかでも見ることができます。
ビットコインETFはSECが承認する必要がある?
ビットコインは証券じゃないのに、ビットコインETFはSECが承認する必要があるんですか?
現物じゃないですからね。
ビットコインというのは商品じゃありません。例えば小麦も証券じゃありませんよね。小麦とかは先物にすると金融商品ですね。
ビットコインETFというのはビットコインではないんですよね。
ビットコインの値動きをトレースする指標を出した金融商品ですから、これは完全にSECの傘下でやる。
証券会社が取り扱う金融商品にしたってことですね。間接的にビットコインを。
なので、これはSECが承認しないといけないんですけど、結局、ビットコインの価格が承認した翌月に0になりましたと言ったら、投資家さんはかなり被害を被るわけですよ。
もちろん、上がった分にはいいと思うんですよ。問題にはならないと思うんですけど、落ちて0になったりする商品をやってほしくないわけですね。
例えば、極論で言いますけど、ポケモンカードが流行っていて、ポケモンカードがすごく価格が高くなりました。
とある証券会社が「ピカチュウのETFを作りたい」と。ポケモンカードのこれに連動するんだと言った時に、SECが「大丈夫?そのマーケット」と、お墨付きを与えられないという形ですね。
でも実際、ポケットモンスターなんて何十年もマーケットがあって、価格も何千万円もつくものもあったりするんですけど、そういったものと似てますね。
ビットコインというものが実績がどんどんついてきて、これはさすがに大丈夫だろうというふうになってきたら、SECも承認しやすくなると思います。
Optimismはポリゴンを追い抜ける?
ポリゴンが好ファンダによりこれからさらに伸びていくと一部の投資家の間で囁かれているようですが、それでもOPはポリゴンを追い抜けるでしょうか?
レイヤー2競争でポリゴンが勝つのか、Optimismが勝つのか、みたいな感じですね。
もちろん、レイヤー2はまだこれからどんどん出てきますから、他のものに負けないのかってことなんですが、こればっかりは毎回毎回変わると思うんですね。
例えば、どこかの大きいプラットフォームでOptimismが採用されたといったら、そっちが上ったりしますし、ポリゴンが大きくハッキングされたといったら、それで下がったりとか、常に競争をしていくというものだと思うんですけど、ポリゴンを使ってる方で「ポリゴン便利だな」って思った方っていらっしゃるんですかね?
やっぱりユーザーの目線って結構大事だと思います。
もちろん、技術者の目線も大事ですね。
ポリゴンは開発しやすいとか、Optimismは開発しやすいとか、その目線も大事なんですけど、ユーザーでいったときのポリゴンのエラー、結構多くないですか?
そういうのを見てると、ポリゴンを使えばいいのにOptimism使ったりとか、別のチェーンを使ったりとか、中立の立場で使っていても、ポリゴンで資産持ってないんですよね。
自分1人だけの話じゃなくて、周りを見渡しても、「ポリゴン持ってないんですよね、別のチェーンでもいいですか?」みたいな話が出てきますので、あまり言うほど使われてないんじゃないかな、という感じはしますね。
Optimismとかはまだ一般大衆に受け入れられてないので、一部の人たちが使ってるだけという感じなんですけど、どんどんプラットフォームに採用されていくという形になれば、やっぱり便利な方が勝つと思いますし、マーケティングが上手い方が勝つと思います。
個人的には、Optimismの方がポリゴンよりも使いやすいですね。
他にも、これからレイヤ−2がどんどん出てくると思うんですけど、それはやっぱり使いながら判断をしていきたいなと思います。
バイナンスチェーンのBEP2とBEP20の違い
バイナンスのチェーンのBEP2とBEP20の違いが分かりません。教えていただけたら助かります。
バイナンスチェーンとバイナンススマートチェーンがありまして、メタマスクでバイナンスチェーンを設定する時に、確かにこの2つがあるんですよね。
ただ、これ互換性があるんですよ。
特にBNBって両方入りますから、どっちでもいいやとなるんですけど、正確には片方しかサポートしていないということもあります。
BEP20の方が新しい方になります。
互換性がない可能性があるので、お互いに送り合うときに2なのか20なのかというのは、ちょっと注意した方がいいですね。
2と20が同じものだと認識すると、間違って送るケースが出てきますよね。
たぶん互換性はあるようにしているはずなので、混ざってもトラブルにならないから「同じなんだ」と思われると思うのですが、説明にあるように一応チェーンが違います。
伊藤もこれ引っかかって調べたんですけど、結果的に忘れるぐらい、それぐらいの違いなんだと思って、
あまり後追いしていません。
厳密には違うんだと思っておいてください。
時価総額が大きく長期保有できそうな銘柄は?
時価総額が大きくて、長期で固くステーキングしながら保有できそうなのは、やはりETHとADAあたりになりますでしょうか? PoSの銘柄でHBARもステーキングしていますが、他におすすめありませんか?
ステーキングなので利回りは大事だと思いますし、預けていて価格が下がってもしょうがないですから、その価格がこれから上がるというところで考えていただければと思うんですけど、当然、メジャー銘柄はいいですよね。
イーサもいいですし、カルダノもHBARもいいと思うんですけど、ステーキング銘柄で気を付けないといけないのが、ステーキング率が異常に高い銘柄ってやっぱりあるんですよ。
90%ステーキングされているというふうになると、ステーキングがメイン事業になっちゃってるんですよね。
ステーキングがメイン事業のものって流動性ないじゃないですか。
トークンの価格が上がっていくように見えるんですけど、実態は普通に動いている部分が少ないという形になりますので、それはメジャーな銘柄でも気を付けていただいた方がいいかなと思います。
「ステーキングしてる銘柄はなにかありますか」となったときに、相場が大きく落ちて、拾ったときに単体ステーキングはちょっとやってますね。
面白そうだなと思った草コインでステーキングがあればやってるって形で、ステーキングできる銘柄から良いもの選ぶということは、あまりしていないですね。
結局ステーキングって、長期の資産運用になってくるので、メジャー銘柄以外だとおすすめしにくいですね。
大暴落して引き出す時には価値がなくなっちゃったりすると、ちょっと目も当てられないので、イーサとかカルダノADAとか、そういったメジャー銘柄で止めておいていただければいいかなと思います。
Pi Networkの上場について
先日HuobiでPi Networkが上場、さらにコインマーケットキャップにもそれが記載されました。しかしPi Networkの公式はそれを否定しています。これってまた問題になりそうですか?
公式が否定してるってことは勝手に上場させたってことだと思うんですけど、勝手に上場させることってあるんですよ。
問題になるのは、引き出せないはずです。Huobiの場合。
Huobiにとってパイネットワークの上場って先物扱いだと思うんですね。
たぶん仲違いしちゃうと思いますので、そういうのって触らない方がいいかなと思います。
懐かしいもので言うと、ファイルコインってありましたよね。
ファイルコインって、世の中にファイルコインが出る前に、いろんな取引所に上場したんですよ。いわゆる先物です。
その後にトークンが出たから現物と引き換えして普通に上場維持しておりますけど、トークンが他でこう流動性が出なかったら上場廃止して終わり、0円で終わり、という形になりますので、Huobiほどの大手がそれをやるというのはなかなか考えられなかったんですけど、先走ってやったみたいです。
アトミックコインについて
アトミックコインのロックアップ解除が延期になりましたが、再上場や売却できる見込みは薄いのでしょうか?
ロックアップ解除が延期になった。何かしらトラブルがあったんですかね?
結構古いプロジェクトなので、年単位で待って配布をしたって形なので、配布トラブルが起きやすいですよね。
例えば、アドレスが間違っていたとか、もうアドレスを使っていないとかで、トラブルに配布した後に気づくみたいなことがあったりするわけです。
トークンのやり直しとかもやったりしますので、何かしらシステム的な問題で先送りになったんじゃないかなと思います。
売却ができるかどうかとか再上場できるかどうかって、プロジェクトが判断するんですけど、今の環境でいくと、取引所の信頼が置けないというか、怖いじゃないですか。
昔は取引所に上場するとなると、お金払ってチェックしてもらって、上場してもらってという感じなんですけど、最近、持ち逃げがあるわけですね。
取引所が潰れる前にどんどんトークンを集めて、結果、計画倒産みたいなことをするので、落ち着くまでは上場したくない、というのがプロジェクトの意向だったりするんですね。
いろんなプロジェクトが上場日をすっ飛ばして問題になって、結構相談が来るんですけど、でもプロジェクトとしては今の環境で上場したら怖い、みたいな感じになってるので、もう少し落ち着かないと、これはどこも動かないんじゃないかな、という感じはします。
IPFS実現後、サイトはHTTP版とIPFS版の2つになる?
IPFSが実現したとして、ネットに接続するとサイトはHTTP版とIPFS版の2つになるって感じになるんですか?
HTTP版をアップしてれば、当然、そうなりますね。
別サーバーですから、HTTP版を作る、IPFS版を作る、みたいな形ですね。2つ用意することが多いと思いますけどね。
IPFSだけっていうのもなかなかないと思うので、2つあります。
基本的には、運営側というかサイトのオーナーが両方とも同じものを提供し続けていれば、どっちを使ってもいいよという感じなんですけど、やっぱりどっちかの更新が滞るとか、違う情報が流れるとなるとトラブルがあるので、最新の方に人が寄っていくって感じになると思います。
IPFSの方が未来の技術というか、WEB3的なえー方なので、そっちに力を入れるプロジェクトも出てくるんじゃないかなと思います。
証券認定された仮想通貨のメリット・デメリット
証券と認定された仮想通貨のメリットとデメリットは何ですか?
メリットとしては、拡大しやすいですね。
今は仮想通貨というと規制が多いので、できないことは多いです。
証券になれば、証券の範囲内で、証券のマーケットは大きいですからいろんな金融機関が取り扱えます。
デメリットとしては、証券として認定されてライセンスを取れるほどのチームというか、全部裏側をしっかりしていないとダメですね。
「仮想通貨だったらしっかりしてなくていいのか」という話なんですけど、仮想通貨ってチームがないケースがありますよね。
「会社が運営してるわけじゃないです、DAOなんです」という形になれば、当然、証券の規格を満たさないので、現実的に絶対に証券化は無理、という仮想通貨のプロジェクトもあったりします。
メリット・デメリットというのは、証券のマーケットで成功したいのか、仮想通貨のマーケットで成功したいか、運営によってメリデメは変わってくる、という形ですね。
「株価はV字回復」発言の理由は?
伊藤さんがいつだかのライブで「今年は株価が大きく落ちた後にV字回復するはず」と言っていましたが、その理由はなんですか?
これはアメリカの景気がV字回復するだろう、というふうに予測が立ってるからです。
そしてアメリカの景気と、仮想通貨とか株式は全部リンクしているので、V字回復したら、
ほとんどの金融資産が上がるんじゃないか、と考えてます。
ビットコインETFの承認時期は?
ビットコインETFの承認の時期はリセッション後や利下げ、金融緩和開始後からでしょうか?
SECとしては頭を抱えるような問題を、このトラブルの真っ最中にやるってことはなかなか考えられませんので、やっぱりSECが腰を据えてしっかりと考えられるというのは、様々な問題がクリアした後。
となれば、今年の夏以降というのが現実的な目線なんじゃないかなと思います。
トロンについて
TRX はどうでしょうか?
これはトロンが堅調だというニュースをDMMビットコインという取引所が出したんですね。
2022年の増減率、価格がどれだけ下がったかというところで言うと、一番下げ率が低かったのがトロンだった、というニュースが出たんですよね。
それはまずいだろと僕は思って、記事を書いてみたりしたんですけど、確かに価格が下がらなかったのはあるんですけど、価値が高いからとか、すごく市場の評価が高いから下がらなかった、ではなくて、ちょっとマーケティング的だよなって思います。トロンは。
もちろん、「価格が上がればいいんだよ、なんでもいいんだよ」みたいな形であればいいんですけど、短期銘柄に見えます。このような銘柄は短期銘柄になります。
しかも、ジャスティ・サンというインフルエンサーというか社長がいるんですけど、その人が何をしたかで価格が変わりますので、トロンというとブロックチェーンですけど、ファントークンに近いですね。
ジャスティン・サンのファントークに近いので、伊藤としては、そんなにジャスティン・サンをずっと追っかけるわけにはいかないので。
好きな方は、ジャスティン・サンをずっと追っかけていただければ、それなりに跳ねたり落ちたりとというのを繰り返すんじゃないかなと思います。
DMMビットコインさんも、「なんでトロンがこんなに好調かわからない」で締めてますから、基本的にはトロンって何が行われてるかわからない銘柄ですので、ちょっと気を付けてください。
ISO20022に対応すると良いことがある?
XRPなどのISO20022に対応した銘柄があるそうですが、ISO20022に対応すると何か良いことがあるんでしょうか?
これは国際金融のライセンスというか、ルールに則ってるという形になりますので、シンプルに証券とか金融機関が合法的に取り扱える規格になっております。
国際規格になりますので、採用しやすいですよね。
国際基準でライセンスを持ってます、じゃあ導入しようか、みたいな話になりますので、世界中でマーケットを広げるとなれば、こういったグローバル規格は取っておくべきという形になるんですけど、かといって早いなとも思います。
まだ、世界中で規制がどうなるかってわかっていないですし、選ぶ段階だったら規格に通ってる方が優先されるんですけど、まだ検討段階でもないじゃないですか。
今リップルがその牙城をガーンと崩してくれていて、各国で採用採用となっている段階なので、あと2、3年後にはこういった国際規格を取る銘柄が評価されて、取得合戦みたいなのが始まるんだと思います。
やっぱり先見の明を持っているプロジェクトが多いので、「先に取っておきましたよ」みたいな感じで、今だいたい仮想通貨のメジャー銘柄で10社ほど取ってると思うんですけど、まだまだそれぐらいですね。早いプロジェクトが今取っています。
今取ってないところは取れないわけではなくて、申請してない、という感じがします。
必要になったらいろんなプロジェクトが取り出すと思いますので、今持ってるから優位というよりも、今取っているところは国際金融に対して狙ってるプロジェクトなんだな、というのがわかるんじゃないかなと思います。
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