昨年末にGMOインターネット株式会社とDMM.COM株式会社がマイニング事業に参入し、それぞれ30億円以上の資金を投入。
TOP3を取っていくというニュースが話題となりました。
最近ではSBIホールディングスもマイニング事業に参入するという話題や、サムスン電子がマイニング用のチップ開発に乗り出す等、実業のある企業の参入が目立ちます。
中でも、GMOインターネットのクラウドマイニングはどの層をターゲットとしているかが分かりづらいとのことで、別の意味で話題となっています。
その詳細について見て行きましょう。
GMO、2018年8月よりクラウドマイニングサービス開始
GMOインターネットは、今年の8月を目安に、クラウドマイニングサービスを開始すると発表しました。
2018年8月(予定)より、クラウドマイニングサービス「Z.com Cloud Mining」を提供開始いたします。これに伴い、サービスのご利用を希望するお客様の事前申し込みを受け付けるとともに、2018年3月から世界9都市でサービスの説明会を開催する予定です。
引用:GMO internetgroup 暗号資産の「クラウドマイニングサービス」開始時期を決定
https://www.gmo.jp/news/article/?id=5921
GMOインターネットは、2017年9月にマイニング事業の参入を発表。
同年12月にはテスト稼働を行い、現在は順調に稼働しているとのことです。
更には、 ICチップの開発にも着手し、2018年1月には完成した との報告もしております。
マイニング事業においては、高性能なコンピューターを自社開発するべく、パートナー企業とともに、マイニング専用の最先端7nm(※1)プロセス技術を活用した半導体チップ(次世代マイニングチップ)の研究開発を進めており、2018年1月にはその重要なマイルストーンとなる、12nmFFCプロセス技術を用いた半導体の開発に成功しています。また、電力供給の面においては、再生可能エネルギーの豊富な地域に「次世代マイニングセンター」を設置し、クリーンで安価な電力の調達を実現しています。
引用:GMO internetgroup 暗号資産の「クラウドマイニングサービス」開始時期を決定
https://www.gmo.jp/news/article/?id=5921
実業を伴う企業の参入だけに当時より周囲からの期待は高く、どのようなサービスを提供するか期待されていました。
クラウドマイニングサービス、1口5.5億円から
しかし、いざ公表されてみれは1口辺りの金額5.5億円と非常に高く、誰向けのサービスなのかが分からないという声も少なくありません。
開始時期 | 2018年8月予定 |
提供内容 | 当社が提供予定の7nmの次世代マイニングチップを搭載したマイニング設備の一部を貸し出し |
設備レンタル料 | 1契約 5百万ドル(※2) 予定 (2年間のレンタル料の一括前払い方式) |
管理手数料 | 未定(マイニング報酬の一定率を徴収) *電気代、土地代、設備メンテナンス費、警備費、その他諸費用含む |
契約期間 | 2年間(途中解約不可) |
マイニング対象通貨(予定) | SHA256対応通貨(ビットコイン・ビットコインキャッシュ) |
申し込みについて | ・ひと月あたり、計8契約まで新規のお申し込みを受け付ける予定です。 ・まずは2018年3月1日(木)より、以下の特設サイトで事前申し込みを受け付けます。URL:https://cloudmining.z.com/ |
引用:GMO internetgroup 暗号資産の「クラウドマイニングサービス」開始時期を決定
https://www.gmo.jp/news/article/?id=5921
https://twitter.com/btckouchan/status/961915041288044544?id=2535
https://twitter.com/Takahashi12345/status/962179885128208390?id=2536
通常のクラウドマイニングを行っている企業や団体は、低い所では1口5万程度から募集し、 1口辺り20~50万程度の金額が一般的 です。
これに対しての5.5億円。
もしターゲットが個人であれば、これ以上稼ぐ必要のない富裕層がターゲットとなりますし、
ターゲットが企業であれば、5.5億円あれば海外に独自で工場を建設することも視野に入れることが出来る額となります。
まだマイニングは儲かる時代
では今回のGMOインターネットが手掛けるマイニングプール「Z.com Cloud Mining」はどれだけマイニング出来ている(掘れている)のでしょうか。
https://www.blockchain.com/
写真は2018年2/11~2/14の4日間のシェア状況です。
「GMO」という文字も「Z.com Cloud Mining」という文字も見当たりません。
おそらく「Unknown」の中にあるかと思いますが、それでも利益を出すことは可能です。
はっきりと言って、 マイニングはビジネスとして非常に効率の良いモデル です。
基本的に胴元が儲かる仕組みではありますが、年末から相場が暴落した現在でも確実に利益は出ているでしょう。
もし仮に5.5億円をマイニング事業に投資しようとお考えであれば、自身でファームを建設することをおススメします。
市場性を鑑みた早期黒字化計画の可能性も見える
GMOインターネットは、同グループのGMOコインが昨年末に大赤字を出し社長交代をしたというニュースを持っており、
表面的にはGMOグループ内での暗号資産事業があまりうまくいっていないという見方をされます。
またGMO内で暗号資産に関連する部署に所属している人間は、その 給料を暗号資産で受け取ることが出来る というニュースも話題となりました。
しかしマイニングプールで掘り出したビットコインを給料として配布すれば、結果的に人件費を安く済ませることができるとし、細かな経費を浮かせる為という見方をする人も少なくありません。
今回のマイニングプールに先行投資した金額は約30億円代と言われています。
仮にこのマイニングサービスに参加をしたいという人(企業)が6~7人集まれば、それだけで元が取れてしまうという計算です。
時代の流れを見る目を持つべき
とは言え、実業を伴う企業が運営しているマイニングプールは団体の総数に対して非常に少なく、 途中で頓挫する可能性は極めて低い と考えられます。
あとはどれくらいの利率が出るか・・・でしょうか。
もう少し、いや100分の1くらい1口辺りの金額が安ければお勧めしたいところではありますが、時代の流れをよく見ながら判断すべきであると考えます。
同グループ、GMOコインの話題について詳しく知りたい方はこちら
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