トルコリラ暴落によるビットコインのニーズの高まり。国の政策よ行方は。
米国VSトルコの関係悪化でリラが暴落して、トルコで暗号資産の需要が高まっている事は先日の記事でも触れた通りです。
今回はその出来事について今後のトルコでの動向を予想してみるつもりで、アレコレと考察してみました。それでは早速、見て行きましょう。
これまでのおさらい
米国との関係悪化を受けて、トルコのエルドアン大統領は国民に対して保有するドルや金をリラに建て替えるよう促しました。
しかし、 米国からの経済制裁を受けてリラの下落は続く 一方。とても不安定な状況に立たされています。
そこでトルコの皆さんは暗号資産をこぞって買い求めています。
法定通貨の次に頼るもの
経済不安定な時に、金より、暗号資産に注目が集まる時代がやってきました。
暗号資産を管理するのは保有者全員で、そこに派閥も中央集権もありません。
例えば、トルコの心臓医はインタビューの中で、こう述べています。
「すでに地元の銀行を信用していないため、投資ポートフォリオの一部としてリップルなどの暗号資産を持っている」
実は、 トルコ政府はまだ明確な暗号資産規制をしていません が、このままいけば変化が起きる可能性が高いでしょう。資本は暗号資産に流れ、さらに取引所から市場外取引へ広がる可能性があります。
有名アフィリエイターを筆頭に情報屋が儲かる流れ
ところで今、トルコのイスタンブールには有名アフィリエイターのBitmov(ハンドルネーム)という人物が居り、
彼はもう3年以上、ビットコインを利用して海外の広告を購入しているそうです。
彼は、ある暗号資産メディアの取材に対して注目すべきコメントを残しています。
「私はトルコリラの弱さとトルコ政府は政治的、財政的な懸念がきっかけで1.5年前に個人的に取引を始めた。その方が私は安心する。」
そのほかにも、 最近は通貨を信用していない 、など述べています。
先見の明があり、暗号資産にも詳しいため、今になって彼は家族や友人にビットコインを買うためのアドバイスを施しています。
実際 国民の大部分はまだ情報が十分でないため、ボラティリティへの恐れからか総取引量自体は少ない らしいです。
情報屋の次はトルコで資金洗浄ビジネスが増える!?
Bitmov氏の事からも分かる通りトルコでは、今になって暗号資産情報の需要が高まっています。
先だって情報を集め、皆に広められる人は重宝されるでしょう。
彼らの取組によって、2年前の日本を思わせるような普及っぷりが期待できますね。
そのため、今後、規制が厳重になるまではトルコを対象とした資金洗浄ビジネスは加速する、との見込みがあります。
もっとも、トルコ政府が暗号資産を恐れているか、イランのように、資本を守る手段として歓迎しているかで違うのでしょうけど。
暗号資産を巡る規制はこちらに詳しく書いてあります
暗号資産をめぐる解釈アレコレはこちら
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