【情報量日本一】COMSA(コムサ)の今後など徹底調査


・ブロックチェーン間のゲートウェイおよびトークンセールを実施したい企業のためのICOの「プラットフォーム」を目指している。
企業がICOを行う一連の工程を担うことができ、その中身としては暗号通貨取引所Zaif、複数暗号通貨によるセール機能、複数プラットフォーム間実装、そしてNEMとEthereumのパブリックブロックチェーンとmijinのプライベートブロックチェーンとを活用したICOアセットやトークンの発行管理が含まれている。
・優れた技術
COMSA CORE(コムサコア):Bitcoin・Etherem・NEMのパブリック・ブロックチェーン間でトークン同士のペッグ、要するにあるトークンとあるトークンの交換を可能にするために繋ぎ、それと同時に制御も行います。 また、そのトークンの総量もコントロールする
ゼロダウンタイム :「ダウンタイム=システムやサービスの停止時間」のことを指し、それがゼロ、つまり「システムやサービスの停止時間がゼロ」=「システムやサービスは常に動き続ける」
など様々な優れた技術をもつ。
目次
COMSA(コムサ)の基本情報
案件名:COMSA
シンボル:CMS
発行上限:上限なし
販売時期:2017年10月2日14:00〜2017年11月6日14:00
ブロックチェーンのタイプ:mijin
総発行枚数:95,614,242.43092581USD相当(109億円以上)
制作会社:テックビューロホールディングス株式会社
COMSA(コムサ)の公式サイト、SNS
COMSA(コムサ)トークンが上場している取引所一覧
COMSA(コムサ)の特徴
COMSA(コムサ)は、ブロックチェーン間のゲートウェイおよびトークンセールを実施したい企業のためのICOの「プラットフォーム」を目指しています。
COMSA(コムサ)は、企業がICOを行う一連の工程を担うことができ、その中身としては暗号通貨取引所Zaif、複数暗号通貨によるセール機能、複数プラットフォーム間実装、そしてNEMとEthereumのパブリックブロックチェーンとmijinのプライベートブロックチェーンとを活用したICOアセットやトークンの発行管理が含まれます。
NEMに関する記事はこちらへ。
Ethereumに関する記事はこちらへ。
mijinに関する記事はこちらへ。
COMSA(コムサ)の目的
COMSAは、クリプト経済において普及の障壁となっている問題を解決するためのプロジェクトです。このプロジェクトは、企業経済とパブリックブロックチェーンとの架け橋となることを目的としています。 “企業のICOによる資金調達と、既存アセットのトークン化技術、Zaif取引所、そしてmijinプライベートブロックチェーンによる内部勘定技術をワンストップのソリューションとして提供し、ビジネスへのブロックチェーン技術導入を一からサポートいたします。” (公式HPより)
Zaifに関する記事はこちらへ。
COMSA(コムサ)が問題視した課題
COMSA(コムサ)は、企業経済とパブリックブロックチェーンの繋がりがないことは問題であり、クリプト経済の普及の障壁になっていると捉えました。
世界のブロックチェーン業界では、2017年6月の時点で過去12ヶ月間のICO(Initial Coin Offering – 仮想通貨発行による資金調達手法)による資金調達総額が、ベンチャーキャピタルにより大幅に上回りました。そのような中、7月25日に米SECがThe DAOが金融商品に該当しうると発表し、ICOの法的なポジションも国際的にクリアになることが予想され、ICOを実施する企業にはますます綿密な設計が必要となります。 一方、多くの企業がICOを希望するものの、基本となるブロックチェーン技術の導入には様々な問題がつきまといます。その中の一つとして、暗号通貨の法定通貨に対するボラティリティであり、会計上や監査上の様々な煩雑さを引き起こしています。そして期待とニーズに、既存のソリューションが対応しきれていなかったのが最も大きな障壁となっていました。
(公式HPより)
COMSA(コムサ)が目指す世界
COMSA(コムサ)は、ICOでトークンを発行し資金調達を行いたいが知識が少なく、ICOができなくて困っている企業に対して、ICOを行いやすくなるためのプラットフォームを目指しています。
企業と今後活用されるであろうBitcoin、Ethereum、NEMなどのパブリックチェーンネットワークとを繋げる役目を果たします。
COMSAソリューションで提供されるものをまとめると以下の通りになります。
1.NEMとEthereumのブロックチェーンでペッグされたハイブリッドトークンの発行。
2.上記を用いたICOソリューション。
3.NEMとEthereum上の、暗号通貨とペッグしたトークン(BTC, ETH, and XEM)。
4.NEMとEthereum上の、法定通貨とペッグしたトークン(JPYZ、Tetherなど)。
5.内部高速トークン勘定としてのプライベートブロックチェーンmijin。
6.ペッグされたトークンの裏付けとなるZaif取引所と、そこでのトークンの取引取り扱い。
COMSA(コムサ)が他のICOに比べて優れている点とは?
COMSAは、クリプト経済と実経済の境界を乗り越え、暗号通貨の利用機会を大幅に拡大させます。
企業と暗号通貨利用者を繋ぐことによってマーケットをクリプト経済圏へ拡大し、暗号通貨だけで消費できるプラットフォームを作ります。
COMSA(コムサ)の技術
COMSA CORE(コムサコア)
COMSA COREとは、Bitcoin・Etherem・NEMのパブリック・ブロックチェーン間でトークン同士のペッグ、要するにあるトークンとあるトークンの交換を可能にするために繋ぎ、それと同時に制御も行います。
また、そのトークンの総量もコントロールします。
COMSA COREは、受取形態と指示されたCOMSAのアカウントへの暗号通貨またはトークンの入金を監視し、入金時にそれらをロックまたは消却するのです。
同時に、入金された暗号通貨またはトークンと同等のそれらを指示された形で受取のアカウントへ届けます。
COMSA CORE = 変換ネットワーク
9台のクラウドサーバー上にあるコントローラー・アプリケーション、 オラクル・アプリケーション、そして2つのmijinプライベートブロックチェーン・ネットワーク によって構成され、それぞれのノード(サーバー)が遠隔地に設置されることでゼロダウンタイムの交換を可能にします。
ゼロダウンタイム
「ダウンタイム=システムやサービスの停止時間」のことを指し、それがゼロ、つまり「システムやサービスの停止時間がゼロ」=「システムやサービスは常に動き続ける」ということです。
COMSAの9台のサーバーは4社によって運営されており、分散して設置しているため、時間や天災や暴動などの様々な問題によって1つのサーバーがダメになったとしても、他のサーバーがカバーしてくれるためゼロダウンタイムが実現できるということです。
現在、8GBのRAMと8コアのCPUを搭載したマシンを使い、1秒間に最大50トランザクション(1日最大432万トランザクション)を見込んでいます。 テックビューロでは、過去にいくつものゼロダウンシステムタイムの構築を支援してきた実績があり、COMSA COREにおいても実現可能だと予想されます。
オラクル(モニター)
それぞれのサーバーは入金トランザクションをお互いに監視する機能もあります。
これをオラクルと言います。
マルチシグ認証
マルチシグ認証とは、暗号通貨やトークンの送金や入金の取引をする際に、正常な取引かどうかを複数の署名によって認証することをいいます。
COMSAネットワークでは、それぞれのサーバーが複数署名の機能も果たします。
これにより、一つより複数の署名で管理されている方がより安全だと言えるでしょう。
COMSAコントローラー
COMSAコントローラーは、ペグされたトークンの総量を管理します。
具体的には、
・暗号通貨のロックとアンロック
・ペッグされたトークンの発行と消去
になります。
2層構造の勘定
COMSA COREは2層のmijinネットワークを動かしています。
1層目は、交換元の暗号通貨とペッグされたトークンの交換の履歴を記録し、
2層目は、ペッグされたトークン間の交換履歴を記録します。
中央集権化
システム障害が起きた時に、ペッグされたトークンの総量バランスが崩れることが最悪のパターンと言えるでしょう。
これを避けるために、2層構造の勘定においてあらゆるリスクを最小限に抑えることができます。
また、パブリックチェーンがハードフォーク(新ルールに基づき古いものと互換性がなくなること)に直面した際は、COMSAが一旦サービスを停止し、チェーンがハードフォークに対応しているかを判断することができます。
これらは、非中央集権化では実現することが難しく、非常事態にすぐに対応できる中央集権化の特徴と言えます。
コインオタクでは読者の皆さんから寄せされたご意見から、 「あのICOは今どうなっているのか?」 を、徹底調査してレポートして参ります。
私達コインオタク調査員は、プロジェクトに直接問い合わせるのはもちろん、ネットの意見や口コミからレポートを作成しております。中立な立場を保つため、双方の事実・意見をまとめています。
2018年9月に起きた、ハッキング事件で話題となった「Zaif」を運営するテックビューロが開発した暗号資産COMSA(コムサ)について、その実態や詳しい概要を徹底調査し、レポートしていきます!