ブロックチェーンスタートアップ企業の暗号通貨決済会社「CLIC Technology」とブロックチェーンインフラストラクチャプロバイダー「Opporty」はイーサリアムを使って 「Amazon」で買い物をすることを可能にする ブラウザ拡張サービスを間もなくリリースすると発表しました。
発表されたプレスリリースによると、両社が開発中のブラウザ拡張機能により、Amazonが暗号資産の支払いを受け入れていないにもかかわらず、ユーザーはAmazonで買い物をすることができるようになります。
この拡張機能により、イーサリアムの創設者である「Vitalik Buterin」が2020年1月3日にリリースされる「Ethereum 2.0」に搭載されているスケーリングソリューションの「Plasma Cash」を介して暗号資産を使用できるようになり、ビットコインの「Lightning Network」と同じように支払いスケーリングソリューションとして機能します。
Plasma Cashはイーサリアムブロックチェーンのトランザクションスピードを高めたもので、従来のは1秒あたり平均20トランザクションを処理することができますが、Amazonに使われるPlasma Cashは1秒あたり300以上のトランザクションを処理します。
電子商取引市場と暗号資産の組み合わせはとても相性が良く、両方を取り入れることは、2つの次世代産業の融合になり、将来的には、両社は同様の暗号資産を重視した決済商品の開発を行う予定で、「ERC-20トークン」および「ERC-721トークン」を含めることも検討されています。
今年の4月には「Moon」というBitcoinのLightning Network(LN)ユーザーはAmazonでビットコインを使って商品を購入できる新しいブラウザ拡張が販売されました。
これらの拡張機能は、購入後に暗号資産を法定通貨に変換することができるので、Amazon自体は暗号資産を処理する必要はなく、また、 MoonはVisaとMastercardのネットワークを統合しているので、加盟店がクレジットカード取引を受けるたびに支払う交換手数料の削減 が実現しています。
今後はMoonのように決済サービスがその他のオンラインショップでも利用できるようになれば、今回ご紹介したイーサリアムの決済とLightning Networkを介したビットコイン決済はより多くのユーザーに浸透していくでしょう。
AMAZONで決済ができるようになれば、暗号資産保有の一部は市場で売却をする必要が無くなります。 暗号資産の中でも代表的なビットコインはその価格変動の激しさから決済には向かないとされてきました。これはどの暗号資産でも同じ問題を抱えます。
価格が安定し決済に使われる為には、一部の保有者の利用ではなく、多くのユーザーが利用し流動性を確保する必要があります。今回の取り組みにより、価格の安定の基盤がまた一つ整う事になるでしょう。
鶏が先か卵が先かと言われてきましたが、暗号資産は法整備が一気に進み、決済プラットフォームも今年に入って加速しております。
人を惹きつけてやまない市場だからこそ、鶏も卵も競うように誕生しており今後の暗号資産の普及に期待が出来ます。
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