EUがステーブルコイン10社を承認、テザーは除外
欧州連合(EU)は、MiCA規制の下で10社のステーブルコイン発行を承認しましたが、世界最大のUSDTを発行するテザーは含まれておりません。
この動きにより、EU市場の競争環境が変化し、テザーのEU撤退も現実味を帯びています。
一方、過度な規制がイノベーションを阻害するとの批判もあり、企業のEU離れが加速する可能性が指摘されています。
引用:COINPOST
欧州MiCA規制でUSDT排除、日本への影響は?

欧州で導入されたMiCA規制のもと、10社のステーブルコイン発行が承認されましたが、USDTを発行するテザー社は含まれておりません。
これは事前に想定された動きであり、特に驚くべきものではありませんが、USDTの利用に不安を抱く声も増えています。
現在のステーブルコイン市場ではUSDTが圧倒的なシェアを誇りますが、欧州は2位のUSDCを基盤とする規制を設計し、最初からUSDTを対象外としていました。
今後も各国が独自のルールを設ける可能性があり、そのたびにUSDTが制限される事態も想定されます。
最も安全なのは、自国の規制に適合したステーブルコインを利用することですが、日本ではUSDTの公式な取り扱いは未確定であり、USDCが採用される可能性もあります。
こうした銘柄ごとの規制の動きは、ステーブルコインに限らず他の仮想通貨にも波及すると考えられるため、価格や技術だけでなく、各国の法制度を理解することが今後の投資において重要になるでしょう。
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