イーサリアム収益8月44%減、価格最高値下で議論
イーサリアムのネットワーク収益は、ETHが8月24日に過去最高値4,957ドルを記録する中、前月比44%減の1,410万ドルとなりました。
ネットワーク手数料も約20%減の3,970万ドルへ縮小し、2024年3月のデンクンアップグレードでレイヤー2手数料が大幅削減された影響が続いています。
これにより持続可能性への懸念と将来の金融基盤としての期待が交錯しており、機関投資家によるETH保有やステーキングを通じた利回り確保への関心も高まっています。
Cointelegraph
ステーブルコイン市場拡大とETH収益

この記事は「イーサリアムの価格が実需に伴っていない」という指摘を取り上げています。
仮想通貨市場ではまだ実需が十分に顕在化しておらず、売上や利益だけでプロジェクトを評価するのは難しい状況です。
ただし、不安を感じる方に向けて注目点を整理します。
まず、イーサリアム収益とはブロックチェーン上で発生する手数料収入のことで、主に送金や決済、DeFiによる資産運用、企業のRWA活用などが含まれます。
この中で最大の割合を占めるのはステーブルコイン関連の送金・決済です。
世界的にステーブルコイン市場が拡大するなかで、イーサリアムは活況を呈しつつも競合との競り合いが課題となります。
単月の売上減少は過度に気にする必要はありませんが、今後市場規模が2倍、3倍に広がった際にイーサリアムの成長が鈍化すれば、どのプロジェクトがステーブルコイン領域で優位に立つのかを確認する必要があります。
また、DeFiも収益の柱であり、次のブームでは大きな利益をもたらす可能性があります。
長期的にイーサリアムは期待されていますが、楽観視せず継続的に状況を観測していくことが大切です。
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