ビットコイン高橋1章5話:ビットコイン(Bitcoin)のマイニング(mining)を一から学ぶ
ビットコイ(Bitcoin)にとって重要なマイニング
マイニングとは?
その 行為自体が『金』の発掘によく似ているために、それになぞって『マイニング(採掘)』という表現を使っている のです。
もっとわかりやすく説明するならば、まずは『金』についてのおさらいをする必要があります。
地球上に存在する『金』の量は一定量であり、ほぼ増減しません。
様々な人が所有しており既に出回っている量が多く、価格変動が起きにくいことは周知の事実です。
歴史を振り返ってみると、『金は価値のあるもの』として認知された後に「カルフォルニアに行けば金が手に入る」という情報が出回り、1848年にゴールドラッシュが始まりました。
情報を聞きつけたマイナー(採掘者)は一攫千金を求めカリフォルニアへと集まります。
最初のうちはその辺に流れる川の中に入り砂利をザルですくえば手に入ったり、山をスコップで掘れば手に入りましたが、段々と難易度が上がっていきます。
次第にチームを組んで採掘する者が現れたり採掘する為の道具を開発する者が現れたりし、最終的には企業や財力のある団体でないと発掘できないようになっていきました。
・世に出回っていないコインを生み出す
・ゴールドラッシュと同じ道をたどっている
だから金になぞって「採掘=マイニング」と呼ばれたのね
2009年にリリースされた直後では、まず最初に50BTCが発行されました。以降約10分毎に50BTCづつ総量が増えていき、その 「増やす作業(以降マイニング)」に貢献した人が50BTCをもらえるようにプログラムが組まれています 。
(現在は2度の半減期を迎えており、マイニング報酬は12.5BTCに設定されています)
逆に最初の50BTCをもらうより今の12.5BTCの方が何100倍も価値があるわ
情報を聞きつけたマイナーはPCを使い、マイニングに励みます。
ビットコインにおいての具体的なマイニング方法については後程述べますが、段々と難易度が上がり個人ではマイニングしづらくなっていきます。
次第にチームを組んで採掘する者が現れたり(これをマイニングプールと呼ぶ)採掘する為の専用PCやICチップを開発する者が現れたりし、最終的には企業や財力のある団体でないと発掘できないようになっていきました。
このように金と同様の一途をたどっており、現状20以上の団体がマイニングシェアの奪い合いをしています。
そう、まさに今 ビットコイン版ゴールドラッシュが起きている状態 なのです。
(一部では終わりかけているとも言われています)
マイニングはビットコイン(Bitcoin)の承認作業
箱に入る取引記録が「正しいかどうかチェックしてカギをかける」と言った方が分かるかしら?
ブロックチェーンの中にある「ブロック」には取引記録が1000~2000件入っており、それが帳簿の代わりになっています。
ブロックは約10分毎に増えていき、 生成した人(生成を手助けした人)が報酬としてビットコイン(Bitcoin)を受け取れる仕組み になっています。
この作業を「ブロックチェーンに新ブロックを追加する」と言います。
取引記録自体はクラウド上の各所に散らばっていますので、それを集めてブロックにしなくてはいけません。
正確には、「数式のない数学の問題」を総当り式で解いていく必要があり、その正解を見つけることがブロック生成につながります。
また、出される問題の難易度(Difficulty)は一定ではありません。
問題を解くには1番最初に取引が行われた記録を基に検証をしていかなくてはいけず、取引数が増えれば増えるほど計算ボリュームが増え、時間と共に難しくなっていく仕組みとなっているからなのです。
マイニングには専用ソフトで行う
マシンも普通のPCじゃなく、各メーカーが専用ソフトを開発して戦っておるのじゃ
後にゲーム機に使用されるビデオカード(GPU)がマイニングに適していると分かり、多くのGPUを搭載したPCでマイニングを行う方法へと進化していきますが、それでも間に合わなくなりマイニング専用のソフトが開発されます。
これによって消費電力やコストを下げることができ、 現在では更に改良されたASIC(特定用途向け集積回路)を使用しマイニングを行います 。
マイニングをする人が必要
ビットコイン(Bitcoin)には政府のような存在はなく、利用者同士の監視(peer to peer)によってその価値が保たれています。
前述の通り、過去に取引されたデータは全てひとつの帳簿となって保存され、この帳簿はいつでも誰でも見れるようになっています。
https://chainflyer.bitflyer.jp/
監視する人が増えれば増えるほど不正がしにくくなり、行われた取引全ての信頼性は高まります。
「ブロックを生成した人(生成を手助けした人)に報酬を出す」という仕組みが動機付けとなり、監視する人と承認する人を増やす手助けになっている のです。
問題が難しくなるからマイニングをやる人数も増える。
関わる人が増えればそれだけ不正を監視する人が増えるということ。これが「信用」の仕組みね
報酬はどこからやってくるのか
ビットコイン(Bitcoin)も同様であり、 総発行量の上限を2100万BTCと決めており、2140年までに少しづつ発行されます 。
ちなみに2009年のリリース直後は50BTCが発行され、現在約1600万BTCが世に出回っています。
ちなみに現在の正確な発行総数は、「blockchain.info」というサイトで見ることができます。
現在は1ブロック生成毎に12.5BTCが発行され、発行されたコインはブロック生成をした人(生成を手助けした人)の手に渡ります。
2100万BTCが発行されたらどうなるか
何か、それって損した気分ですねw
期間内に行われた取引手の手数料合計が1BTCだった場合、マイニングボーナスは11.5BTC、合計で12.5BTCがブロック生成をした人(生成を手助けした人)の手に渡る仕組みです。
全てのコインが世に出回った後でも、取引自体が無くなることはありません。
単純に新しいビットコイン(Bitcoin)が発行されないだけで、取引手数料がマイニング報酬としてブロック生成をした人(生成を手助けした人)の手に渡ることとなります。
まとめ
☑ マイニングはビットコイン(Bitcoin)の承認作業であり、ブロックチェーンに新しいブロックを追加することを言う
☑ 追加作業は時が経つことにより難しくなり、そのための専用ソフトが開発されている
☑ マイニングはユーザーによって行われ、それによってビットコイン(Bitcoin)の信頼性が維持されている
☑ ブロックを生成した人にマイニング報酬が支払われ、コインが上限に達した後でも「取引手数料」がマイニング報酬として支払われる
1章1話:話題のビットコイン(Bitcoin)について世界一詳しく解説
1章2話:東洋経済で取り上げられた「ゼロから分かるビットコイン」
1章3話:ビットコイン(Bitcoin)の価格(price)を簡単に確認するやり方
1章4話:分かりやすいブロックチェーン(Blockchain)の解説
1章6話:ビットコイン(Bitcoin)の技術的なリスク
1章7話:これだけで大丈夫!ビットコイン(Bitcoin)初心者がやるべきこと
written by yuta takahashi
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