【パラダイムシフト】AFTER COVID-19の世界で考えるべきこと

 教科書に記述される であろう日々を共にしている私たちですが、家にいますか？　Stay homeできていますか？

今はインプットの時期ですね。そう割り切るしかありません。

リーマンショック再来を超え、世界恐慌クラスに？

国際通貨基金（ＩＭＦ）のゲオルギエワ専務理事は９日、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的流行）により、２０２０年の世界経済成長率は「大幅なマイナス」となり、１９３０年代の世界恐慌以来の大不況になるとの見方を示した。

ロイター通信 4/10 新型コロナ危機、1930年代の世界恐慌以来の大不況に＝ＩＭＦ より

出向した官僚の提言をそのまま発言してしまうようなIMFですが、世界中のデータを集約しているので、話半分だと考えても、リーマンショッククラスになるのはほぼ確実です。

この記事は各国政府の行動を促すというのを考慮しても、無視できない事象を私たちに知らしめています。

メカニズムを知れば過剰に恐れることはない

リーマンショックは、

 金融システムの崩壊⇒信用収縮⇒企業の資金繰り悪化⇒連鎖倒産⇒不況に という流れでした。

今回は目に見えない、中国から発生した未知のウイルスCOVID-19。

このウイルスは世界中のヒトモノカネの内、たちまち人とモノの流れを寸断しました。

コロナ禍と言っても差し支えの無いこの疫病は人々の日常を奪いました。

リーマンショックと比較しても、

 外食/娯楽/観光産業等のサービス業の業績悪化⇒旅客/製造/小売/広告等に波及⇒休業要請⇒企業の資金繰り悪化⇒連鎖倒産⇒不況に 　と、

このように現時点では金融システムは崩壊していません。

金融システムが持ちこたえている今のうちに世界中の自治体や政府は躍起になって、外出禁止を要請し、医療崩壊を招かないように厳格な管理を実行しています。

COVID-19は無症状で拡散するリスクがあることから、いつどこでウイルスに感染するか分からないのが恐ろしい所ですが、外出を最低限度に減らし、手洗いうがいを徹底し、健康的な生活を行えば重症化するリスクは1%以下と、かなり抑えることができます。

もちろん、未知のウイルスCOVID-19は大変恐ろしいですが、だからといって全てが終わりではありません。

時間が経てば経つほど、ワクチンや特効薬が作られてきたのが私たち人類の歴史でもあるので、今はメカニズムを理解し、正しく恐れるようにしましょう。

世界中の財政出動もついに異次元に

アメリカは250兆円、日本は事業規模で108兆円（個人的には真水では2～30兆円と言われているので不満）と世界中で消滅した需要をカバーしようと経済対策を行う政府は躍起になっています。

あの頑固なドイツですら財政規律を棚上げして緩和すると言っているので、これはもう驚くべきことで、アメリカに至っては今回のコロナショックでジャンク債級に落ちた社債をも買い支えるとFRBが宣言しています。

これはまさに異例です！

以前の記事で “3~４月頭のアメリカの感染ピークが相場の底” と予想しましたがおそらくアメリカのピークは少しずれて4月下旬になりそうです。

中国の武漢封鎖を解除したことによる第二波が心配ではありますが、日本のGW前には一度、沈静化のムードが漂い始めるでしょう。

ただ、そこで安心し、フルベットして投資行為を行うのは自殺行為です！

AFTER COVID-19の世界

SARSやMERSでもワクチンや医療法が確立されるまでに時間を要したように今回のコロナウイルス、COVID-19もあと数年は私たちの社会に影響を与え続けるでしょう。

グローバル化の賜物として、 “お金さえあればほとんど世界中の人が自分の好きなタイミングでどこにでも自由に往来ができた 近年。

それがCOVID-19により、まず症状が出ないのが証明されるまでは隔離され、入国管理が厳しくなり、COVID-19が沈静化していない国からの渡航者はビザ申請すら認可されない。

そんな世界はすぐそこにやって来ます。

加えて、WHOと中国の癒着が見られたように、経済優先で中国の非民主性を黙認してきた国際世論も黙ってはおらず、米中新冷戦が悪化はすれど、良化はしないことはほぼ確実と私は予想しています。

世界経済の2割弱を占める中国とは言え、完全に「西側」とは違う国と見なされ、今まで以上にリスクが顕在化され、割り切りの関係や距離を置かれる存在として【悩みの種】的な扱いを受けるでしょう。

AFTER COVID-19では、より閉じこもる世界になり、欧米的な濃密なコミュニケーションは忌避され、IT後進国の日本ですらテレワーク促進が半ば強制的に実施されていきます。

良くも悪くも世界を変えたCOVID-19。

まずは世界がどこに向かおうとしているのか、皆さんなりに考えてみては如何でしょうか！

それでは！

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