世界の中央銀行と金融機関はブロックチェーンと暗号資産業界に注目し始めています。
国際決済銀行(BIS)は、中央銀行は金融テクノロジーのイノベーションハブを立ち上げようとしており、独自のデジタル通貨(CBDC)を導入すべきだという考えを支持しました。
BISの総支配人である、アグスティン・カルステンス氏はデジタル通貨(CBDC)について、「世界の中央銀行がCBDCの発行について取り組んでいて、我々も今後は導入する予定で、中央銀行を支援する」とコメントし、続けて「市場と需要があるので、独自のCBDCを発行する時期が、早まるかもしれない」と述べ、同時に、「BISは、業界の成長を促進する可能性がある」とフィンテックハブを立ち上げることを明らかにしました。
世界の中央銀行や金融機関はブロックチェーンと暗号資産の存在とテクノロジーは避けては通れなく、独自のデジタル通貨発行の必要性に迫られるでしょう。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)構想が浸透した世界はどのようになるのでしょうか。
おそらく今の法定通貨の社会とほとんど同じで変わらないでしょう。すでに法定通貨の市場もデジタル化しておりキャッシュレス化を進めております。
ブロックチェーンを活用することで、国民に対してのセキュリティ面の安心感を与えるメリットはあるかもしれませんが、直近で起きたハッキング問題やペイメントサービスの不正ログイン問題などはブロックチェーンだけでは根本的な解決にはなりません。
キャッシュレス化を進めたいという国の意向は世界共通であるものの、いざそれを進めると非常に難航しているというのが現状でしょう。
ただ、黙っていても世の中はキャッシュレス化に進みます。中央銀行デジタル通貨は国民が使いこなせるものを国が準備するのではなく、国民は国が準備したものを使いこなす必要があるというレベルで浸透させる可能性があります。
その時に 国民に求められるのは柔軟な対応です。今後も多くの施策で国民の切り捨てが行われる可能性が高く、自身で生き抜く力を身につける必要があります。
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