2022年12月21日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
https://youtu.be/sZxw5OYH854
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
Nexoの撤退は日本にも影響がある?
もう12月の後半というところで、FTXショックから1ヶ月ちょっと経ちましたね。
だいたい潰れるところは潰れて撤退するところは撤退して、首の皮1枚繋がってるところはまだ大丈夫で、みたいなところで、だんだん結果は出てきているんですけど、やっぱりまだショックが明けてないぐらいだと思った方がいいですね。
すごくまだ不安ですね。
特にまたバイナンスがアメリカで議会に呼ばれるだの、CZは狙われてるだの、いろんなニュースがありますので、まだFTXショックの余波はあると思っていただいた方がいいかなと思います。
だいたい3ヶ月とか来年の4月とコメントいただきましたけど、来年の4月になったらまた資産運用したいんですよね、という方も多いと思います。
ことが過ぎたら別にステーキングしたり、DeFiでイールドファーミングしたり、レンディングしたりいいでしょうって感じなんですけど、どのプラットフォームでやるのかというのは結構問題になるわけですね。
Nexoというのは大手のレンディングサービスの会社なんですけど、年率が結構高いんですよね。
分散型サービスと中央集権型のサービスがありまして、分散型のサービスだと例えば有名なのだとコンパウンドとかイーサリアムを中心にしたレンディングサービスがありますけど、分散型だとやっぱり市場の利回りがそのまま反映して非常に低いんですよ。
例えば、見ていただければわかるんですけど、たぶん年率1%切っちゃってるんですね。
こういう中央集権型の、会社が運営しているレンディングサービスはどういうロジックになってるか中身がわからないんですけど、利回りが5%以上キープしてたりするわけですね。
それがやっぱり怖いなと思う反面、使うんだったらコッチ使いたい、みたいな形になっているわけですね。
アメリカで撤退したというのは、いろんな法律の絡みだったり、規制が厳しくなるという絡みから撤退しているという状況になりますので、まず日本人で使っていいかどうかで言うと、まだレンディングに対しての法律とかルールが無いので、使えるは使えると思うんですけどわからないですよね。
結局、日本でも使えなくなる可能性はあります。
こういうのは年率5%とか10%以下で運用するタイプのものになりますので、長期にずっと使い続けられないとあまり意味がないですし、結構まとまった金額を預ける方が多いんですよ。何千万とか。
判断としてはNexoはちょっと早いかなと思います。
もう少し落ち着いてから検討するのがいいと思います。
今のところ、オススメのコレみたいなものは無いんです。
要は、今レンディングとかはあまりやらないでください、という形にしております。
結局利回りも低いので、そんなに無理にリスク取らなくてもいいですよ、というところと、分散型のサービスで利回りが年率3%とか元の水準に戻った時に、レンディングサービスをいくつか分散して使っていただけるといいかな、と思います。
今のところ、伊藤もやめちゃいました。
だいたいのレンディングとかは抜いてますし、DeFiもそんなに一生懸命やるほどの利回りが今無いので、あまりやっていないという状況ですね。
やっぱり年明けですね。せめて年明け。
2月超えて3月ぐらいからもう1度、どのプラットフォームがいいかというのは棚卸ししたいと思います。
ちょっと今の段階だとどれも怖いな、というのが正直な感想です。
おすすめの仮想通貨の運用方法も、一旦まだ無いですね。
今、伊藤がやってるのはやっぱり積立てで、日本の取引所でちょっと資産増やしとこうかな、みたいな感じでやってます。
3月末までのビットコインの価格は?
来年3月末までのビットコインのチャートの分析と価格予想をお願いします。私は2万ドルと予想しております。
今1万7000ドル付近ですから上がると予測をされてるわけですね、佐藤さんは。さすがですね!
チャートで見てもファンダで見ても、なんか上がりそうで上がらないというのが今のビットコイン・仮想通貨全般だと思います。
チャートで見たらそんなに変わらないですね。皆さん、そんなに意見は変わらないと思います。
来年の3月で2万ドルは、普通に11月末からの上昇トレンドをライン引くとだいたいそんなもんという形になるんですけど、
もう1個、指標として見てもいいかなというところでご紹介させていただくと、Fedウオッチという、いわゆるアメリカの政策金利がどうやって推移していくのかという、先物の数字のデータなんですけど、7割を超えると精度が高いみたいな形になるんですが、
来年の政策金利がどうなるかというところで、2023年が8回、利回りを上げるタイミングがあるんですけど、もちろんこれは世論で変わってくる話ですね。
7割超えてないと、要は5分5分とかだったら全然ズレますというところで、予測で7割超えてるのは2月だけなんですね。
2月は0.25ポイント上がるんじゃないかと市場予測している。
2か月先ぐらいだったらだいたい当たります。
でも3月の時点でブレブレですね。
さらに上昇する、金利は悪化するんだという予測が立ってるわけです。
お金をかけた人たちが予測をしてるわけですね。
金利上がるとドル高になりますので、ビットコインが下がると予測する方がスタンダードです。
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佐藤さんは2万ドルに回復するとお話をいただきましたけど、この数字だけの影響を見ていれば、上がりきらないんじゃないかな、と思うわけですね。
3月までなので、このレンジだと思います。
2万ドルいかない、1万7000から1万8000ドルのレンジ。
これはアメリカの経済がまだブレーキがかかったままという形だと思います。
3月からの予測としては、普通に上がってくると予測をしてもいいかなと思います。
急激な上昇も2023年の前半ではあまり予定をしておりませんので、ネガティブなニュースが出ても、もうこれ以上の悪さというのもあまりないので、だいたいこのレンジの中に収まるんじゃないかな、と予測しております。
元々、2022年で一旦積み立てを終わって2023年は少し様子見しようか、みたいな形でお話をしていたことがあるんですけど、もう少し積み立ての期間を長くしてもいいかなというのが今の市場の感想ですね。
日銀の利上げの影響は?
日銀利上げで仮想通貨にどう影響しそうですか?
実質利上げみたいな形で、長期金利が±0.5ポイントで変動するかも、みたいな形でやりまして、結果、下がるという。
「どういうこと?」という感じですけど、日本の円高に向かってるわけですね。
ドル安円高でも130円。微妙ですよね。
このわずか1年未満の間で乱高下しすぎで、130円のドル円レートが安いんだか高いんだかよくわからないという、混乱ですね。
「パニック売り」というのがTwitterのトレンドになるぐらい、実際に普段トレードしてる人も「もうよくわからないこのマーケット」みたいな形になっております。
素直に考えたらビットコインが上がってもらってもよかったんですけど、全然上がらないというところで、どれぐらい影響するかというと、スタンダードにやってない、サプライズ的にやったので、ちょっと市場は混乱したという形ですね。
影響としては、セオリーを色々無視しました。セオリーが崩れたので乱高下すると思います。
いわゆるボラティリティが結構増すと思います。
年内とか年明け1月ぐらいまでは、そういう影響の仕方ですね。
シンプルに上がるだの下がるだのという影響の仕方で言えないというのが今回の日銀の利上げかなと思います。
IOSTについて
IOSTはこれからどうなりますかね?最近、影が薄いような…
本当、アルトコインは気を付けてください。
潰れちゃうよって言いたいわけではなくて、日本語のニュースを見ていただくと、WEB3だとかNFTだとか、そういったものに風向きが変わってると思います。
少し前の文化で色々仮想通貨を知っている方いらっしゃると思います。
特に時価総額トップ30位以内の銘柄って、たぶん銘柄聞いたらわかると思うんですね。
ソラナと言われてわかる、AVAXと言われてわかる、ポルカドットわかる、みたいな形だと思うんですけど、この文化が変わりそうなわけですね。
文化が変わりそうなタイミングで、やっぱり元々持ってた銘柄って皆さん覚えてたり、これどうだろうって気になってると思うんですけど、
今日も色々打ち合わせをしてる中で懐かしい銘柄が話題として出てまして、例えばジョブコインとかがあったんですね。すごい昔の話をしておりますけど。
たぶん4年前にジョブコインと言ったら、今のIOST並みに知名度は高かったと思います。
次の文化に乗っかっていかないと、影薄いというか、そのままなくなるというか、知らない銘柄になっていきます。
市場で知らないという銘柄になってくると思います。
なので、新しい銘柄の方がいいですね。
これは仮想通貨の成長速度が速いとかいう問題以上に、過去の銘柄がその時のマーケットに対して課題解決してたりとか、その時のマーケットですごく最大のパフォーマンスを出してたりするので、マーケットが変わってくるわけですよ。
ステーブルコインの法律が変わる、レンディングのルールが変わる、DeFiの法律が変わる、ウォレットの法律が変わるってなってくると、それに対してついていかないといけなくなるわけですね。
そうすると、やっぱりアルトコインとかはついていくのがやっとだし、その当時のものに最適化しちゃってるので、ついていけないから全然別のもので作り直すという形になると思います。
2022年よりも以前の銘柄に関しては、保有しても応援してもいいんですけど、保有率は下げていただいて、2023年に誕生する銘柄を応援していただくって切り替えていっていただいた方がいいかなと思います。
老舗で残ってるもの、例えばもう5年も6年も時価総額トップ10にずっと入ってる銘柄もありますが、そういった銘柄はやっぱり強いわけですね。
30位よりも上の銘柄でここ1、2年で頭角を表した系の銘柄に関しては、マーケットがガラッと変わっておりますので、その点は持ち続けるのはちょっと厳しいかなと思います。
シードフレーズはどう保管したらいい?
シードフレーズの保管について質問です。ボールペンとマジックで紙に書いたものをジップロック袋に入れ、家の5箇所くらいに分散しているのですが、おすすめはありませんか?鉄に刻むようなものも有るようで。
紙に書いてますってことなんですが、全然それはOKです。
ご自宅で保管するときに、やっぱり紛失だけ気を付けていただきたいんですね。
今紙という形なんですが、もう少し物体として大きい方がいいかもしれないです。手帳とかね。
あれわかりますかね、10年日記みたいなのわかります?
もう日記つけてる人いないかもしれませんけど、10年間保管することが前提のものがあるわけですね。
手帳とかもやっぱり失くさない、人によりますけど、新卒の時からの手帳を残してる人とかいらっしゃると思うんですけど、マメな人とかね。
やっぱり紙にしちゃうと、耐久性もそうですし、ちょっと紛失しやすいというのがありますので、もう少ししっかりしたものに入れる。
それが例えばパスワード手帳みたいなものってね。
人によっては「いや、そんなんやっちゃダメだよ」という人もいるかもしれないですけど、意外とパスワードのメモ帳とかも有効ですし、パスポートとかと同じような保管の仕方、通帳とかと同じような保管の仕方は結構アリだと思います。
結局、10年経っても20年経っても失くなることがないと思うんですね、そういったものに関しては。
書き換えとかありますけどね。パスポートも10年ぐらいですけど、それぐらいのスパンで保管できるようなものでいいと思います。
鉄とか石に刻む系のものもありますけど、それって外注するじゃないですか。
外注しない方がいいんですけど、自分で刻めないじゃないですか。
シードフレーズって分かりやすいんですよ。
12個の英単語で発注されたら分かりやすいので、外の業者を使うようなものはやめた方がいいです。
手帳はおすすめですよ。結構失くならないです。
毎日積み立てサービスは割高?
国内取引所で仮想通貨の毎日積み立てサービスがありますが、自動積み立てサービスの場合には、やはり販売所で購入するかたちとなり、板取引で購入するよりも割高となるのでしょうか?少額とはいえ毎日買うとなると、少々気になってしまいます。
これがすごく難しいんです。
なんでかというと、本当に毎回毎回違うんですよ。
例えば、手数料無料というところは多いです。
積立ての売買手数料無料ですってなるんですけど、いつ買ってるか、いつ積み立ててるかで、その取引所のレートがバラバラじゃないですか。
例えば本腰入れてやる前に、テスト的に1万円だけ毎日積み立てて1週間やってみていただくと、レートの差が結構でかいんですね。10%ぐらいズレてたりします。
体感的にはGMOコインさんがかなりグローバル価格でコスト安くできるかな、と思うんですけど、これが変わるんですよ。
ずっとGMOコイン安いよなって思ってても、ふとした瞬間に高くなってるとか、レート悪くなってるというのもあり得ますので。
これ、この会社だから絶対大丈夫というのがなくて、3ヶ月に1回ぐらいレートを全部見直して、「なるほどこんな感じか」みたいなことをやった方がいいかもしれないですね。
一応日本の取引所だと思いますので、そんなに設定も難しくなく、いろんなところでできるんですが、やっぱり毎日の取引ではおすすめしております。
あまり「ここちょっと高いですよ」って言いたくはないんですけど、やっぱりコインチェックさんは積み立て向いてないなって感じがします。
設定の仕方も結構難しくて、コインチェック以外の日本の取引所だったら、納得いく形で買えるんじゃないかなと思います。
確定申告の損益計算はどうしたらいい?
いろんな取引所で買ったり売ったり、DEXも複数のウォレットで使っている場合、年間確定損益の計算は自力で計算するしか無いでしょうか?
表立ってやってないんですけど、伊藤のオンラインサロンでは10月ぐらいにいつもやるんですけど、「確定申告はこうやってやるんですよ、最新の情報はこうですよ」というのをやっているので、そこをかいつまんでお話すると、1回の計算で3万円以内に収まるような有料のサービスはいくつか出てます。
クリプタクトさんとか、Gtaxさんだっけ、日本の会社で3つぐらい有名な有料のツールがあるんですけど、だいたいそれでやっちゃいます。
DeFiのイールドファーミングとかありますよね。
イールドファーミングって8時間に1回配当が入るんですけど、それをやってる場合、トランザクションの数が年間通すと1000超すんですね。
それをやってるとツールだと追い切れないので、だいたいが税理士さんとかに全部外出ししちゃった方が結果安く済むということがあると思います。
自力で計算することもできるんですけど、1日2日ぐらい潰すことになると思いますので、これはもう選択ですね。
自分でやったらタダだし、ツール使ったら1桁万円かかりますし、業者さんに依頼したら20万円とか。
それでどこでやるかという形ですね。
一応色々なサービスは準備されております。
ビットコインETFの認可はSECがする?
ビットコイン、ETFの認可はSECがするんですか?
ETFの場合はSECがしますね。
SECは今いろんなもので矢面に立ってるんですけど、どうですかね、認可するんですかね?
なかなかその話題も出なくなりましたけど、それどころじゃないって感じですね。
例えばこれ全部アメリカの話なので、アメリカはビットコインのETFをずっと挑戦してたのは、それがバズワードというか、それをやるだけで売買高が高いと思われてたから申請してたんですけど、グレースケルさんが今まさにその状況になってますが、流動性が激減してしまって経営難になってるんですね。
そういう状況を見てると、他の会社さんは今ビットコインのETFを申請しなくてもいいだろうと。
出したところで売買されない、コストだけは高いという風になる可能性があるので、もう少し市場が回復してポジティブにならないとビットコインのETFというような、今までの文化には戻らないかなと思います。
絶対に将来的にずっとメンタルが回復しないと言いたいわけではなくて、ちょっと長引きますよと。
最悪なケースで言うと、たぶん半年ぐらいは今のこの沈んだ気持ちは長引いてしまうかもしれません。
FTXショックの二番底は来る?
以前言われていたFTXショックの二番底はもう大丈夫そうでしょうか?来年の値上がりに備えてETHをそろそろ仕込むタイミングでしょうか。
なかなかショックはもう終わりましたって言い切れないんですけど、FTXショックの二番底があるとしたらバイナンスショックじゃないですかね。
例えば、今、バイナンスが当局のチェックが入ってるだの入ってないだのというウワサが、
FUDという信憑性のないウワサだから騙されるなみたいな形でバイナンス側も反論はしてますけど、それがもし本当で、本当にバイナンスのサービスが一旦停止になれば、それがバイナンスショックで、きっかけはFTXショックからなのでそれが二番底だと思いますが、これが大丈夫かどうかはわかりませんね。
来るのかな、来ないのかな、みたいな感じなんですけど、さすがにめちゃくちゃ引っ張る必要はないので、1月超えて2月になったら、もうその話は無かったことにしていただいていいかなと思います。
いわゆるFTXショックから2ヶ月3ヶ月経ったら、もうそれは二番底というか別問題ですね。
仮に何かのショックがあったら、FTXショックの連鎖とはなかなか言わないと思いますので、心配な方は来年の2月1日ぐらいまでは様子見でいいと思います。
今が底かなというところで、自分の持ってる球を全部バンと買うようなことはしないでいただいて、1月2月をまたぐような形での積み立てをして仕込んでいただくのはアリだと思います。
フレアトークン配布は申請が必要?
日本の取引所で、フレアトークン配布は15%確定ですか?それ以外は自分で申請が必要なんですか?
伊藤はフレアトークンの権利持ってないんですよ、やってなかったので。
一応ニュースで見てるんですけど、分割支払いは申請いらなかったような気がしますけどね。
初回でドンってきて、2年ぐらいに分けて100%分、毎月毎月もらえるみたいな形だと思うんですが、申請が必要か、そういう形ではなかったと思います。
配布自体はすると言ってる日本の取引所は多いですね。配布はされると思います。
またアップデート情報があれば、記事にもしておきます!
量子コンピュータ耐性について
カルダノADAには量子コンピューター耐性があるみたいなのですが、量子コンピューターの議論に対してどのような考えを持たれていますか?
量子コンピュータはすごい先の将来できるかもしれないですけど、ここ1、2年、3年ぐらいの間ではほとんどできないから無視してるというか、あまり意識には入れておりません。
量子コンピュータ対策の有り無しなんですけど、既にいろんな対策方法があるように、仮に量子コンピュータができた時に、いきなり製品販売が世の中でされるわけではありませんので、「もうそろそろ量子コンピュータ耐性を暗号化技術に対して持たないといけないよね」とブロックチェーン以外も思うと思います。
銀行とかもそうだし、金融機関さんはまさに暗号でやり取りしてますから、破られたら洒落にならないわけですね。
いろんなところ、こういう新しい技術ができてきたのでそれに対して対抗しましょう、というのを全部やると思いますので、自然の流れでどこも大丈夫だと思います。
仮に量子コンピュータ耐性ができない最強のクラックツールみたいになるのであれば、それが世の中に出たということ自体、報道禁止になると思います。
量子コンピュータが開発されたというニュースで2018年ぐらいに研究結果でβ版ができたって言った時に、ブロックチェーンの業界はザワついてガツンと落ちたんですよね。
全く同じタイミングでアメリカ政府が「できません」と言ったんですよね。
量子コンピュータというのは、皆さんの生活を及ぼすものではありませんと言って、注意喚起を出したんですよ。
それぐらいパニックになっちゃうんですね、量子コンピュータができたってだけのニュースが出ちゃうと。
おそらく今後の発表も、世の中を不安がらせるような発表の仕方はしないと思うので、先に「量子コンピュータ耐性ができた」みたいな、先に保険が打たれた状態で、実際に量子コンピュータができました、みたいなリリースの仕方をすると思います。
たぶん、あの時アメリカ政府はめちゃくちゃ慌ててそのプレスを打ったと思いますので、今後、非常にサプライズ的に量子コンピュータだ、ボン、というのは出ないと思います。
Lidoのイーサリアムステーキングについて
LidoでETHのステーキングはレンディングとかではなく、正常なステーキングなのでしょうか? また、stETHをもらったとしても、今は運用したくないので、stETHはそのまま置いておいたらいいのでしょうか?
そうですね。
そしたらもうリキッドステーキングの良さはあまり無いんですけど、LidoはLidoで大口のイーサリアムのステーキングのところですから、いわゆるstETHをもらった状態でそのstETHを運用できるんですけど、やらないよって話ですね。
それはもう普通にイーサリアムのステーキングしてるのとなんら変わりませんので、そのまま持っていただいて問題はないです。
イーサリアムの底値はいくら?
ETHの買い時は何ドルぐらいとお考えでしょうか?
二番底で800ドルかなと思ってまして、ただ二番底が来ないとも考えてるわけですね。
確定的に二番底が出る場合は、折り込んでもう落ちてますから、なかなか二番底にはならないだろうなって市場は見てるから、1000ドルも割らないという状況だと思います。
先ほど二番底が仮にあったとしたらとお話しましたけど、そしたらイーサリアムは800ドルだと思います。
800ドルより下に落ちるってことはなかなか無いんじゃないかなと思います。
1000ドル台だったら買い時ですね。千数十ドルとか。
今1100とか1200を行ったり来たりしてると思うんですけど、別にそれで買ったって何の違和感もないかなとも思います。
ビットコインの最初の話
ビットコインを初めて認知した時の話をお聞きしたいです。初めは陰謀論の1つみたいなものだったのでしょうか。もっと早く陰謀論に興味を持っておけばと後悔していますw
全然陰謀論ではありません!
1番最初のビットコインは詐欺ですね、印象は。
2009年にビットコインとやらが色々動き出したんですけど、その時に触ってる人なんてまずいなくて、2011年までほとんど知らない人が多かったんですね。
2011年になると、マイニングしてた人がですね、マイニングっていわゆるエンジニアの人たちがビットコインを面白がってやってたんですけど、ある程度の枚数になったところで売り出したんですよね。手売りをしたんですよ。
その手売りをした時に、何に使えるってものでもなく、「自分いっぱい持ってるから譲ってあげるよ、1万円で」みたいな感じですね。
その時の話で、マルチにはなってなかったんですけど、マルチ的に広がっていったんですよね。
よくわからないデータ、でもビットコインを当時さわってた人というのは、いわゆる肩書きがいい人ですよね。
エンジニアでもすごい賢い人がやってましたから。
優秀な方がやってるから「これはすごいんじゃないか?」です。
それ以上の情報は何にもない状態で、「買わない?いくら?何万円。」みたいな話ですね。
あの時にマーケットにいたらたぶん買えないと思います。伊藤も買えませんでした。
伊藤は1番最初のビットコインにさわった時は、自分で投資してなるものかと思ってましたね。
色々サポートをしていたわけですね、仕事として関わっていた中で。
法律が変わってからですかね、ちゃんと自分でもお金を出して買い出したのは。
当時儲かるって思った人はほとんどいなくて、ビジネスで使えたらいいんじゃないかとか、グローバルでコミュニティに入るためにビットコインを持つとかね。
繋がりを持つために、人と知り合いになるためにビットコインをわざわざ買ったとか、そのレベルだと思いましたね。陰謀論っぽくはなかったですね。
その後にいろんな人が手を出したことで、話に尾ヒレがついて、「これ陰謀論で世界統一通貨になるから」みたいな話になった時に、話ってこんなに尾ヒレがつくんだなって思いました。
アルトコインの長期保有について
アルトの長期保有はオワコン?
そもそもアルトコインって長期保有するようなものではないんですけど、オワコンというか、ずっとずっと世代交代は繰り返しておりますので、昔のコインをたくさん持っててもしょうがないので。
できるだけ長期で持つんだったらメジャー銘柄にしていただいて、アルトを持つんだったら短期で常にマーケットにいてグルグルやってみてください。
例えばSTEPNとか話題になりましたけど、STEPNやってる人の動き方って、まさにアルトコインやってる人の動き方で全然いいんですね。
あとはツイートファイ。やってないのでわからないんですけど、ツイートするとヒヨコだか卵だかが生まれる。
ああいうゲームファイにさわると時間なくなっちゃうのでやってないんですけど、ああいうのもたぶん横目で見るだけの人って多いと思うんですね。
でも、ああいう風に乗っかる人がアルトコインの短期トレーダーとめちゃくちゃ相性がいいので、アルトコインやってる人はまさにそうやって、トレンド入りするようなものをガシガシさわった方がいいと思います。
それで結果、新しい情報を得たり市場についていけたりします。
CBDCと仮想通貨
伊藤さんのツイートにCBDCで仮想通貨終わりみたいにありましたが、伊藤さんは共存すると言われのに、何故いまそのような流れになっているのですか?
ややこしいツイートを最近しておりまして、失礼しました。
ツイートの意図は、その時その時の1000文字ぐらいのニュースを書いてるんですけど、140文字で表すので、少し過剰な表現というかインパクトが強い文面で書いております。
CBDCで仮想通貨は終わりという側面もあれば、共存する、両方の意見があるわけですね。
伊藤は理想論というか、綺麗に仮想通貨行ってほしいなという意見なんですよ。
対立をしてほしいわけではないんですね。
CBDCがなんで仮想通貨のトドメを刺すかというと、CBDCを普及させるために仮想通貨の規制が強いんですね。
でも、仮想通貨って国に認められて普及するようなものではないんです。本来であれば。
国の運転と仮想通貨の経済圏は全然別で、国が仮想通貨を盛り上げる必要はあまりなくて、仮想通貨は仮想通貨だけで盛り上がるんですね。
ユーザーが国の経済圏でするのか、仮想通貨の経済圏でやるのかを選ぶんですね。
常にいい方を選ぶんです。
僕らとしては、今まで日本円しか使えなかったはずなんですよ。
日本円しか使えなくて、日本に対して「信用できない」となった時に、「じゃあ日本から出ていってください」で終わっちゃうじゃないですか。
じゃあ言うこと聞くよってなるんですけど、そうしなくてもいい世界観を作るという話なんですね。
日本円を一切持たなくても生活できるのが、仮想通貨がいるおかげなわけですよ。
仮にドルがあっても生活できないですよね。
日本のこと信用できないから、自分はドルだけで家賃も払ってコンビニでもドルで払います、ということはないんですよね。
一応、選択肢として日本人が日本国で日本の通貨を選択しなくてもいいよ、というのが仮想通貨になりますので、この2つがちゃんと両立してくれるといいなと思います。
日本はおかげさまで禁止してないので、そういう意味合いで仮想通貨を禁止する国もありながらも、だいたいの先進国はあまり禁止してなくて、「いや、どうぞ、どうぞ」と。仮想通貨の理論も別に止めないよと。
ただ、我々国の方がちゃんとやりますから、みたいな形になってて、こうやって切磋琢磨して世の中の経済が拡大していくのだと思ってます。
追い出されるかもしれませんよね、仮想通貨が。
それはわかりませんが、両立してほしいなと思います。
バイナンスの今後
バイナンスは今後どうなりそうですか?
今言われてる噂話ではなく、バイナンスジャパンと今のバイナンスグローバル、この話だけで、バイナンスの今後はどうなりそうか、なんですけど、少なくとも来年2023年度中にはバイナンスグローバルは「日本人の方は利用できません」という案内が来ると思います。
これはFTXとかそういった外資が日本に参入した時と同じ流れだと思います。
「利用できないんだけどお金が入ってるよ」とか、「バイナンスグローバルを継続して使いたいけど使える方法はないのか?」とかいろんな相談が出ると思うんですけど、まず資産に関してはバイナンスの資産は絶対に凍結するわけではありません。ちゃんと出せると思います。
無くなっちゃって取り出せないというトラブルはないと思います。
バイナンスをどうしてもサービスとして使いたいんだという方は、DEXの誘導になると思うんですね。
いわゆるバイナンスチェーンで動いてるDEXを使ってください、という案内になると思います。
その中で選択できると思いますね。
DEXを使うのか、バイナンスで取り扱っていたような仮想通貨はもうさわらなくなるのか、日本の取引所だけでやるのか、みたいな、そういう選択肢にはなると思います。
伊藤さんの取引所使用の割合は?
伊藤さんは海外と日本の取引所の割合はどのくらいでしょうか? また、伊藤さんは海外取引所から日本取引所に移しますか?
意外と皆さん、海外取引所の割合が多いと思われてるんですが、日本の取引所の方をよく使ってます。あとウォレットですね。
海外取引所は1割ぐらいしか使ってないです。
独自チェーンとかもうウォレット作りたくないなという銘柄、そういったものをわざわざ海外取引所に入れていて、仮にその取引所が「もう日本人ダメです、ごめんなさい。お金出してください」と言ったら、もうその銘柄を持つのやめようと、それぐらいです。
当然、ビット・イーサとかメジャー銘柄はもう海外取引所には入ってません。
全部日本の取引所かウォレットに入れているという状況です。
監査法人マザーのサービス停止について
マザーがbinance、kucoinのproof of reserveを停止したのはなぜですか?
監査法人が会社の監査を辞めますというのは、大きなトラブルが見つかったからってケースが多いんですね。上場会社でも。
だから、監査法人が一瞬契約切れた時に株価がどんって落ちたりとか、なんかマズイんじゃないかって思うんですけど、今の意図だとトラブルに巻き込まれたくないからとかもありますよね。
問題があるわけではなくて業界全体がマズくて、ちょっとそこから身を引くということはあると思います。
伊藤も日本の上場企業で仮想通貨をさわっていて、会社員をやってた時に、2014年ぐらいですかね、会社の方針でビットコインやめようみたいな形で、取引先が悪いとか何にもなくて、普通に「怖い危険」みたいな形で切られたこともあったんですよ。
今の世の中の流れを見たら、FTXショックの渦中ですから、こんな状態でアクセル踏むという方がむしろ難しいと思うので、「もう触るのやめようよ、未来にもっと大きなトラブルに巻き込まれるかもしれない」という風に考えた可能性もあると思います。
バイナンスとかkucoinが悪いわけではないって感じですね。
それは会社の判断なのでなかなか外からは見えてこないんですけど、ポジティブに見れば会社が業界から撤退しただけなんじゃないかなとも思います。
ビットコインが下落したらいくらになる?
ビットコイン下落した場合いくらまで下がる可能性ありますか?
1万2000ドルというケースが多いですね。
1万ドル割るという方もいらっしゃるんですけど、1万ドル割るというロジックがあまりないんですね。
それはビットコインが1億円行くというのと同じぐらい、なんでって言ったときにあまり理論がないという状況だと思うんですね。
1万2000ドルぐらいで予測をする方は多いんですが、1万2000ドルまで落ちないんですよね。
みんなが底だと予測してると、その手前で反発するんですよね。
それをずっとやってる状況なので、大きなショックがあってギリ1万2000ドルタッチするかな、ぐらいだと思います。
バイナンス以外で安全な海外取引所は?
binance以外の海外取引所はどこが安全ですか?
バイナンスは安全なんですけど、日本人が使えなくなるだけなんですね。
これは法律の話で使えなくなるだけですね。
たぶんバイナンスグローバルはずっとあると思います。
会社の時価総額順とか流動性順で見ていただくと、会社の経営が安定してる順になりますから、大きいところを順でさわっていただきたいんですけど、今、法改正があるような段階じゃないですか。
なので全般的に仮想通貨の海外取引所はちょっと控えていただいた方がいいです。
結局移動したりとか、先ほどのマザーじゃないですけど撤退という話が出たりとか、親会社が変わったりとかって、ぐるぐる変わるようなマーケットに大金を預けることになるんですね。仮想通貨の投資の場合は。
それは少しリスクを取りすぎちゃうかなと思うので。
別に何年も仮想通貨の取引をやめてください、ではないので、あと2ヶ月とかそれぐらいは少し様子見をしてください、という形ですね。
ハードウォレットの購入方法について
ハードウォレットは直販でメーカーから購入したほうが確実でしょうか、あるいはオフラインの仮想通貨ショップでも問題ないですか ?
そうですね、オンラインでメーカーから買うのは全然ありです。
禁止というかやめてねというのは、amazonのマーケットプレイスですね。
第三者が出すような、もちろんそれもショップだと思うんですけど、販売店さんがamazonで流通させる場合は、少しどうなってるかわからなくて怖いなということはありますね。
それは過去そういうトラブルがあったからというのもありますね。
対面販売とかであれば、もちろんそこの会社の信頼によってなので、会社を見て判断していただいていいと思います。
そこまで大きなトラブルにはならないかなと思います。
ちゃんと封印が合ってるかどうかも。
封印って、あのキラキラのシールありますよね。
開けたらもう2度とつかないみたいなやつがあると思うんですけど、この封印のシールを偽装したことがあるんですね、amazonのどこかのマーケットプレイスが。
ペタってついてるんだけど、そのシールがそもそも違ったということがありますので、本物を1度見た状態で買ってください。
パイネットワークの将来性は?
スマホマイニングのパイネットワークに将来性はあるのでしょうか?
もう数年前から言われているもので、パイネットワークをずっとマイニングしてるというか、掘り続けて集めてる人もいらっしゃると思うんですけど、将来性はあるかどうかで言うと、コミュニティで人が増えればありますけど、今のところ何か目的があってやってるわけじゃなくてもみんなで集まったらいいよねという。
MZDAOと似てますね。
前澤さんがDAOをやってて100万人にすることに価値があるんだと旗振りやってると思うんですけど、似てますね。
じゃあ入ったら何かあるのかって言ったら、今はまだ作ってますみたいな状況ですから、とりあえず規模が大きくなってから考えよう、みたいなプロジェクトですね。
もちろん、ゴールまでいったら価値はあると思いますが、何するかはわかりません。
次に伸びるジャンルは何?
次にどんなジャンルのプロジェクトが伸びると思いますか?L2、メタバース、DID以外で。
メタバースの中ではあるんですけど、言葉を選ぶのが大変なんですけど、これ確かにあるなというのが、永住権ってありますね、グリーンカードと言われるもの。
あとは長期滞在ビザといわれるものがあるんですけど、それの1年版というか、もう少し簡単にいけるものですね。
何でそれがあるのかというと、日本人は特にそうなんですけど、移民問題というのがあると思うんですね。
それは何かというと、国力を上げるために人を入れないといけないとか、もっといろんな産業に手を出さないといけないとなった時に、今日本がWEB3やってるのはまさにこれだと思うんですけど、今の既存のルールで永住権をポンって出すというのは、めちゃくちゃハードルが高いし、いわゆる二重国籍問題とかそういうのが出てくる。
納税どうするの、というのが出てきた時に、メタバースとNFTを絡めて、「準居住民」みたいな形ですね。
この構想って元々はエストニアでありましたよね。
電子国民というのがあったと思うんですけど、エストニアの電子国民のID持ってるんですよ、伊藤も。あれのもっと軽いやつですね。もっと軽いのがおそらくメタバースNFTでテスト的にできると思います。
もちろんそれはその国に何割か納税をしたりとかそういう話だと思うんですけど、それに得られる対価みたいな形があるんですけど、
いいなと思ったのが、どこという国は言いませんけど、もう構想があって、イミグレをスルーできるんですよ。事前に審査されるんですね。
言われたのが、イミグレでチェックしてるのは犯罪履歴と資産だという風に言われまして、犯罪履歴がない、資産があるって言ったら、別に全員スルーパスでいいんだよ、という話をしていて、それのNFTを作ってる国がありまして、へえと思ってですね。
伊藤もよく海外に行くので、イミグレスルーっていいなと思って、そういうのはプチバブルというか、流行るなって思ってます。
しかもそれ民間企業じゃなくて国がやりますから。
今国がどんどんビットコインを正式採用だとか、いろんなことやってますけど、次はおそらくNFT IDですね。
DIDというと分散型のアプリのサービスに接続する資産運用みたいな感じなんですけど、もう少し物理的な、自分の体の移動もあったNFT IDみたいなものが流行るんじゃないかなと思ってます。
実際にそれを手に入れたらどこかで動画を上げたいと思いますので、楽しみにしていてください。
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